【ASDと恋愛】認知のずれがもたらす問題行動への懸念
上記の内容から今回は、ASD当事者によく見られる恋愛に関する問題と、潜在的なストーカー加害者となる可能性について触れたいと思います。
実際、書籍にはASD(自閉スペクトラム障害)を持つ人々が、異性との関係において問題を抱えやすいことが書かれています。
この書籍の内容から、ASD当事者の恋愛が難しい場合があることが理解できます。高度なコミュニケーション能力が求められる恋愛において、ASDの特性が課題となります。また、強いこだわりが不適切な執着につながる可能性があることも考慮すべきでしょう。
例を挙げると、自分が知っているケースでは、30代のASD男性が同じコミュニティの10代の女性に出会って1か月で告白し、その事実が広まり、他の女性陣から「気持ち悪い」「常識がない」「ストーカー」などと言われるといった大きな騒ぎになりました。
告白された女性は不快そうな表情を見せ、次のように語っていました。
ところがこのASD男性は、自分の行動がストーカーのように受け取られていることに気づいていないようで、事態にどう対処すべきか理解していなかったようです。
さらにこのASD男性は別の10代女性に壁ドンをしたこともあります。壁ドンをされた女性は「一瞬何をされたか分からなくて、怖すぎて固まってしまった」とギョッとした表情で語っていました。
残念ながら、ASD当事者にとって恋愛は難しい側面があると言えます。特にこだわりの強さが、適切な行動とは異なる、不適切な執着とも言える行動につながる可能性があります。
しかし、ASD当事者であっても、ストーカー行為などの法的に問題のある行動は許容されません。このような問題が発生する前に、適切なコミュニケーションスキルや行動の形を学ぶ機会が提供されるべきです。
特に成人前に、学校や精神科デイケアなどの環境でこれらのスキルを習得する機会が重要だと考えます。
ASDと恋愛に関する問題は複雑で難しいものですが、ASD当事者と関係者が協力し、健全な関係を築くためのサポートが提供されることを期待します。
自分もASD当事者ですが「末裔確定宣言」をしたので、異性への執着は出ないはずですが、それでも気を引き締めていきたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
【参考文献】
もし、サポートしたいと思っても、そのお金はここではない他の何かに使ってください。僕の方はサポートがなくともそれなりに生活できておりますので。