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【京都検定】京都伝統産業ミュージアムで伝統文化を学ぶ

お立ち寄りいただきましてありがとうございます。

今回は京都検定対策として「京都伝統産業ミュージアム」で京都の伝統文化を学びます。

写真撮影と個人的な二次利用は問題ないとのことですので、「京都・観光文化検試験定試験 公式テキストブック」と比較しながら理解を深めていきたいと思います。


京都伝統産業ミュージアム


「京都市勧業館 みやこめっせ」の地下にあります。
平安神宮の前にあるにもかかわらず、ここまでは観光客も押し寄せてはこない様で、ゆっくりと鑑賞することができます。

何よりこれから京都の猛暑がやる気まんまんで挑んできますので、岡崎観光の逃げ場としても最適です。

京都市勧業館 みやこめっせ
キッチンカーとかが多くて、撮影角度がここのみでした。

それではまいります。

東海道五十三次の三条大橋と案内が。
スキャメラという技術で描かれた「実相院」
美しい。
ぜひ訪れたいです。

地下に向かいます。

入口

入場料をお支払いして中に。
とても詳しく記載されているガイドブックをいただきました。

こちらを記憶したらこのカテゴリの対策は大丈夫な気もするので、来てよかったと思います。

行くぞ!

74 CRAFTS WALL


染織品から諸工芸品までの伝統産業74品目が並ぶ壁画展示です。
こちらの壁の展示からピックアップしてより深く解説しているものが、ミュージアム中央の「74CRAFTS EXHIBITION」に並んでいます。

74 CRAFTS WALL

「京都・観光文化検試験定試験 公式テキストブック」の228Pから236Pまでに紹介されている工芸品は以下ですが、掲載以上の展示品を見ることができます。
写真で紹介するものは太字にしました。

【伝統工芸概要】

・京焼、清水焼
 京都で生産される陶磁器の総称が京焼。清水焼はその代表。
 江戸時代初期、野々村仁清が色絵陶器を完成させ、尾形光琳・尾形乾山が 
 優雅作品を作り、大衆化、ブランド化に尽くした。

・京漆器
 京漆器は器物の素材である木地選びから、塗り、加飾と複雑な工程があ
 る。
 現在京漆器の需要の大部分は棗など茶道具が主体で、他産地に比べ小品種
 で高級品である。

・京指物
 
指物とは建具師、家大工から室町時代以降に専門特化した指物師たちによ
 る木工芸の一つ。
 京箪笥、棚、机、椅子、下駄、酒器、茶道具、硯箱や照明器具などがあ
 る。

・京竹工芸品
 京都は名竹に恵まれ、竹工芸品は茶道、華道、香道の道具類、竹籠、竹
 垣、壁の下地、照明インテリアなど用途が広がっている。
 中でも「御簾」と呼ばれる簾の高級品は、何百本という竹のヒゴを模様編
 みして、縁を金襴、西陣織地などで飾ったもので、宮廷の必需品であっ
 た。

・京扇子
 夏の涼をとる目的より、王朝時代の貴族の象徴として使われた。
 京扇子は王朝以来の伝統と能、舞、茶道、華道などの必需品とされ、寺院
 でも「中啓」として大切に扱われる。

・京うちわ
 扇子より先に用いられたとみられる。
 正倉院御物や、太秦広隆寺に聖徳太子所持と伝わるものが最古とされる。

京象嵌
 
シルクロードを経て日本に伝わる。
 江戸時代には刀剣の鍔などに豪華な象嵌を施すのが流行した。
 廃刀令後、欧米への土産物として珍重される。
 「目切り三年」

・京人形
 
京都には嵯峨人形、賀茂人形、御所人形、土焼きの伏見人形などがある。

・京表具
 表具の歴史は仏教とともに伝来した経巻を仕立てることに始まる。
 やがて仏画などを礼拝用に制作するようになり、現在の表装のもとになっ
 た。

・京刃物
 料理、宮大工、竹工芸、造園、仏像彫刻など多様な分野で京都の伝統を支
 えている。

京仏壇と京仏具
 
各宗派の大本山が集中する京都は、仏壇仏具の老舗が多く、東本願寺の門
 前などでは軒をつらねている。

・京印章
 印章は中国からもたらされた。
 大宝律令で公式の文章に使用することとなり、宮内省鍛冶司によってつく
 られ、私鋳は厳禁であった。

・神祇装束調度品
 
神祇は天の神と地の神のこと。
 神祇装束調度品は神社の神事、祭礼、神職に関係する。

・京石工芸品
 桃山時代から江戸時代にかけての築城と造園、茶道文化との結びつきが石
 造技術の進歩に大きな影響を与えた。

西陣織
 
先に糸染めした糸を使い、紋様を織りだす高級紋織物。
 完成までには二十以上の細かい工程がある。

京友禅
 
江戸字体初期の町絵師で、扇絵を書いていた宮崎友禅斎の考案であると伝
 えられている。
 京友禅の技法は型友禅と手描き友禅に分けられる。

京小紋
 
友禅型染めと同じ技法だが、小さな紋様を一色で型染めし、防染糊を置
 いたあと引染めするのが特色。

京鹿の子絞
 
絞染は、着物や帯揚などに使われる染色技法で、日本書紀にもその記述が
 みられる。
 薄手の記事の一部を指のつま先で小さく寄せて、その部分を糸で固く括
 り、巻きしめて防染して地色を染める。

京縫
 
刺繍のこと。
 京都では平安京の織部司に刺繍技術集団が置かれた。
 十二単、武将の同服、能装束に用いられた。

京黒紋付染
 
黒紋付染として確立したのは17世紀の初め。
 明治時代に紋付羽織袴が国民の礼服に制定され、冠婚葬祭に着用されるよ
 うになった。

京くみひも
 
正倉院御物にもあり、糸を組み上げて一本の紐に仕立てる。
 平安時代から神具、仏具、武士の鎧兜、刀の下げ緒、現代では羽織の紐帯
 締め等に使われる。

京都・観光文化検試験定試験 公式テキストブック

京指物

ピックアップされていたのは「京真田紐」
桐箱等に結ぶ紐ですが、茶道においては京真田紐は「御約束紐」と言われ、紐の柄や結び方で真贋を見極めることができるそうです。
これは全く知らない。。

表千家 「黄色」、「右四方掛け」
裏千家 「金茶色 松葉色耳」、「左四方掛け」
武者小路家 「鉄紺色 茶色耳」、「決まりがない」
とのこと。

京扇子

京扇子の製作工程を展示しています。

京象嵌

こういうのはなんといえばいいのかな。
飾り箱?
これを飾れる家にしたい。

京人形他

いろいろな種類の人形などが展示されています。

かるたもあります。
貝合わせですね。絵柄がとても美しい。

繊細。

京仏壇、京仏具

現代的なものもあります。

おりん。
音色が綺麗。
最近澄んだ音を出すものがとても気になる。
欲しいな。。。

たたけます。

神祇装束調度品

こども神輿と四神旗。
やはり四神はポイントです。

魔境が。
光を当てるとキリストが浮かぶ。
すごいな。

魔境


西陣織、京友禅、京小紋、京鹿の子絞

様々な織物の着物や帯も展示されています。
正直このあたりは区別がつかない。。
美しいのだけは理解できます。

左が「京友禅」
右が「京小紋」
左が「京鹿の子絞り」
右が「京黒紋付染」
やはり、黒紋付はたしなみとして用意したほうがよいのだろうか。

京房ひも

神具、仏具、武具などの飾りに使われます。

京房ひも、京くみひも、京縫、きせる

京くみひも

道具と組み方の違いを解説しています。
ミュージアム横でも販売されていました。

組み方が様々あります。
左から、丸組、三段綾竹組(鎧組)、唐組(平組)、籠打紐、高麗組、内記組。
それぞれ台がことなります。

そのほかの展示

ひとつひとつをじつくり見ていくと、かなりの時間が必要な充実さです。

京料理、京漬物、京菓子
京焼・清水焼、茶筒、京金網
京金網はいつか絶対に買って、トースト焼くと決めている。
清酒
下段の付けづくりの人形たち、欲しい。
面の工程
カメラがすべての顔に反応する
(;^_^A

改めてこの記事で整理している(知恵熱でそう😅)と、もっとちゃんと見ておけばよかったと反省してしまいます。
近所なので試験前に再度お邪魔することにします。

ご興味があれば訪ねてみてはいかがでしょうか。
それではまた。

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