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2005年 行くぜ!名古屋とオランダへ!

アランジアロンゾ設立16年目。名古屋が熱い年でした。そしてなぜかオランダ。

 モリゾーとキッコロ

この年は、名古屋がにぎやかなことになっていました。

5月、愛知万博「愛•地球博」が開催されたのです。なんたって、万博です。国際的です。その公式マスコットにアランジアロンゾの描いた、みどりのもじゃもじゃしたのが選ばれたのです。5案くらい提案してくださいといわれて、他にも人っぽいのや、フクロウっぽいのや、種っぽいのや、粒っぽいのなんかもあったのですが、最初に頭の中にわいてきたみどりのもじゃもじゃで決まりました。名前は公募でモリゾーとキッコロが選ばれたのですが、慣れてしまうとこの名前以外考えられなくなるから不思議です。

モリゾーとキッコロは主催者側が想像していた以上に人気者となり、名古屋以外でもみかけるようになりました。知合いや親戚も「見たよーすごいねー」といってくれます。とても喜ばしいことなので嬉しいのですが、人気者になったからといって、ギャラはびた一文上げてくれませんでした。グッズがたくさん売れてもロイヤリティーはびた一文払ってくれませんでした。大きな組織は時にとてもケチですね。とこんなことをグチグチいってるわたしたちも相当ケチ根性丸出しなのですが。あぁ、ロイヤリティが0.1パーセントでも入っていたら、北海道と沖縄にアランジセミナーハウス(何だ?それは?)が建てられたかもしれないなぁ。と遠くをみつめてしまいます。

大阪の知合いや親戚は続けます「人気らしいねーえーなーもうかってまんなーウハウハでんなー」違います。違うんです。でも、モリゾーとキッコロが人気者になってくれて、みんな喜んでくれて、アランジ知らない人にもモリゾーキッコロ描きましたといったら「知ってるよ、すごいね」といってもらえて、よかったです。ちょっと気持ちだけはウハウハになりました。紅白にも着ぐるみがちらっと登場していて、祖母がよろこんでくれていたので、まぁ、よかったよかった。

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東海地方での知名度抜群のモリゾーさんとキッコロさん


謎の旅人 フー     

万博に先駆けて、2月に中部国際空港『セントレア』も開港しました。なんとそこのキャラクターも描かせてもらいまいした。といっても、この2つは直接関係があるわけではなく、別々のところからお話がありました。最初、万博は広告代理店から、空港は直接、空港の方からのお話でした。まだ空港を作っている途中で、こんな空港を作りたい、初めてのこともいろいろやってみたい、と夢がいっぱい詰まっている感じの空港の方達でした。

こちらも、最初に何案か提案してそこから1つ選ぶということで話は進んでいました。空港だから飛行機さん、空の雲さん、旅人たち、空港で働く動物キャラクター、どれがいいでしょうか? とりあえず、謎の旅人ご一行に決まりそうです。よかった。一番気に入っていたキャラクターです。「ちょっと、待って、せっかくだから、全部にしようよ」え?「同じお金出すんだったら、多い方がいいよ」え?そういうもんかな?まぁ、にぎやかなのもいいかも。というわけで、セントレアフレンズは謎の旅人フーを中心に総勢11体の大所帯のキャラクターワールドになりました。

それだけ大勢いると、グッズや絵本も作りがいがあります。勢揃いしたイラスト描くの大変だけど。ほとんど知られていないキャラクターもいるけど。ちびくもくんとか。名古屋の人知ってますか?知らないですよね。

開港当時、セントレアフレンズのキャラクター専門店も空港内にできて、とてもにぎやかでした。でも、大阪と東京からはセントレアに飛行機が飛んでいないので、空港に行くのに新幹線と電車を乗り継がなくちゃ行けないので、飛行機で乗り込めないのがちょっと悔しかったです。

セントレア

セントレアフレンズのみなさん。


アムステルダム店     

突然、アムステルダムです。オランダにアランジアロンゾのフランチャイズショップができました。なんで?どうしてアムステルダム? 縁とは不思議なものですね。アランジネットを担当してくれている通称ネットちゃんが、オランダマイブームで、通っているうちに、なんか話がトントンとまとまって、気がついたら、はるばる飛行機に乗って、みんなで新しいお店をつくるためペンキを塗りにいってました。

ゴッホさんの国、ミッフィーの国、ルーベンスの国、アランジも仲間に入れてくれるでしょうか?

現地の店を紹介してくれた、日系のおじさまや青年と仲良くなって、風車を見に行ったり、自転車に乗ってはしゃいだり、ムール貝をバケツいっぱい食べたり、ゴッホ美術館の館長さんとお知り合いになれたり、オープニングパーティーを開いてもらったり、とても楽しかったです。が、オランダは遠いです。商品の運送費や関税などでアランジグッズがけっこうな高級品並みの値段になってしまい、そうなると、そんなには買ってもらえませんね。 店舗の経営者の方の事情もあって残念ながらお店は短期間で閉店してしまいました。

もうちょっと粘る方法はなかったかな?努力が足りなかったかな?へらへら浮かれすぎていたかな?チューリップの季節にも行きたかったなぁ、オランダ。

オランダペイント

オランダでもペンキ塗り。

オランダ撮影

オランダでもカッパ撮影。

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オランダのお店。背の高いお客さんたち。


アランジコドモ

子供服ブランドです。バンダイさんとエーアーベーさんとコラボーレーションです。エーアーベーはかわいい子供服を作っている老舗のメーカー、べべさんのブランドです。わーい、すごくかわいい服が作れそうです。大人の服はどうしても、自分が着れる服を考えてしまい、おもしろすぎる服やかわいすぎる服は躊躇してしまいますが、子供が着る分には、おもしろすぎるのも、かわいすぎるのも、いいことじゃないか。どんどん、おもしろく、かわいくしよう!

調子に乗って、子供向けの絵本や雑貨もつくりました。

いつもより子供っぽいうさぎやくまが大活躍です。子供時代のわるものやうそつきも出てきます。かぱちゃんはもともと小さいこどもなのでそのままです。

アランジコドモはプレゼントなどにぴったりでしたが、調子に乗って凝ってしまい、少し値段が高めでした。店頭で「かわいー‥‥高っ!」と手に取った商品を棚に戻す光景もしばしば見られました。

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札幌と福岡に動きが、そして私生活にも動きが、の2006年に続きます。

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