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スーパーのうなぎを美味しく食べる

  今日は第二の丑の日ですね。皆さんはうなぎを食べましたか?

 私はうなぎ大好きです!なので丑の日と言わずにしょっちゅう食べたくなります。

 昭和初期の歌人、斎藤茂吉はうなぎが大好物で、戦中戦後の食糧難で戦争でうなぎが食べられなくなることを心配してうなぎの蒲焼の缶詰をたくさん買ったことで知られ、また、彼の日記には902回もうなぎを食べたことが記されていました。

 「この疑問は茂吉愛好者なら誰でも一度は抱くはず」だそうで、彼がうなぎの蒲焼を食べた回数を『茂吉日記』( 岩波書店の『斎藤茂吉全集』全36巻中の4巻で合計2,987ページ、重量3.25Kgあるとのこと )から数えあげた本さえあるとのことです。林谷廣『茂吉とウナギ』、短歌新聞社、昭56 ) 。そのものズバリの本ですネ。それによると総数902回もあるそうです 

 うなぎ好きとしてはなんだか憧れてしまうものがあります。

 うなぎはきちんとしたお店で食べると4〜5千円くらいはかかりますし、近年は安いお店だと中国産が多いです。「全然構わない、むしろそっちの方が好き」という方もいらっしゃるのでしょうが、わたしはどうもあの皮の分厚さというかゼラチン質の食感が苦手で、うなぎは国産を好んで食べています。主にスーパーで買ったり、ふるさと納税の返礼品で手に入れたうなぎを家で食べることが多いです。

  しかし、そのままだとやっぱりお店で食べる蒲焼きに比べると劣りますよね。そこで、家でうなぎをより美味しく食べるために色々と工夫してみて、最近はだいぶ満足できるようになってきました。

 今日はその方法を書いていきます。



でもその前に・・・

 現在、うなぎは減少が続き絶滅の危機が高まっているとにあるといわれ、生息環境の変化の他にも過剰な漁獲や密漁が大きな問題だとされています。

  「だから食べるな」とは思いませんが、せっかく命をいただくのであればできる限り美味しくいただくように心がけたいと思います。



では始めましょう

 用意するものは
 ・うなぎの蒲焼
 ・酒
 ・蒲焼のタレ

必要な調理器具は
 ・フライパン
 ・オーブントースター(魚焼きグリルでも代用可能)

です。
タレはちょっと良いものを使うのをおすすめします。


 こちらにあるのがスーパーで買ってきたうなぎの蒲焼。

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 まず最初の手順として、このうなぎを・・・


 水道水で洗い流します。

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 別にヤケで奇行に走ってるわけではありません。

 こうすることで表面の余計な脂や、もともとついている美味しくないタレを落としているのです。

  洗い流したら、キッチンペーパーで水分をよく拭き取ります。

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 次に、フライパンにうなぎを皮目を下にして並べ、酒を全体に振りかけ、中弱火で火にかけて酒がフツフツと煮立ってきたら、蓋をして2〜3分蒸し焼きにします。

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 酒蒸しにしたうなぎを、今度はアルミホイルを敷いた耐熱皿に皮目を上にして乗せ、蒲焼のタレをかけて、オーブントースターで焦げないよう2〜3分炙ります。

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 一度取り出してうなぎをひっくり返し、また蒲焼のタレをかけて、再度2〜3分炙ります。 

 もう一度取り出してさらにタレをかけ、仕上げに1〜2分で焼き上がり!

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さてさて・・・

炊きたてのご飯をよそって・・・

タレをかけて・・・

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うなぎを乗せて…

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 完成です!




実食

さて、お味ですが・・・


・・・

・・・・・

・・・・・・・


 うんめえ!

 フライパンで蒸し焼きにした後にオーブントースターで炙ったおかげで、外側は香ばしくカリッと、中はふっくら柔らかく仕上がっており、焼きながらかけたタレも脂と相まって良い味になってて本当に美味しいです。

  とろろやネギなどの薬味と一緒に食べたり、お茶漬けの素をかけて即席の「うな茶」にするのもいいですよ!

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 今日は最後はお吸い物をかけてうな茶にしました。食べかけでごめんなさい。



 いかがでしたか?

 スーパーのうなぎでも、少し手間をかけるだけで生まれ変わったように美味しくなるので、ぜひ一度お試しください!


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