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人って、見えているものが違うのだと

最近、よくそう感じる。

私たちは、同じ世界に生きている。
日本にいて、同じ時代を生きて、

朝起きて、仕事に行って、帰ってくる。
そんな、毎日、似たような生活を送っている人でも

よくよく話してみると
ある物事に対して、びっくりするほど
違う考えを持っているものだと。

私は、小学校から読書が好き。

周りの友人が
たまに本を読んでいるのを見かけると
嬉しくなってしまう。

「何を読んでいるの?」
と声をかけると

大抵、それは自己啓発本だったり、
ビジネス本だったりする。

そうすると、
少しがっかりしてしまう。

もちろん、
そういった本も面白くて大好きなのだけど

でも、私は読書の楽しみの本髄は
小説や詩、エッセイなどの
文学にあると思っているから

読書の楽しみを共有できなくて
ちょっぴりがっかりしてしまうのだ。

もちろん、ビジネス書も自己啓発本も
面白くて、学びになるし、
非常に役に立つけれど、

長い目でみると、
私の人生に影響を与えてきたのは

結局、小説やエッセイだった。

でも、それは私が見てきた世界でしかない。

彼らにとっては、
ビジネス書で世界が
変わったように見えたことの方が
多いんだろう。

そして、小説はただの娯楽にしか
見えないのだろう。

また、「なんでアンヌは海外に興味があるの?」
と友達に聞かれて、びっくりしたこともある。

「海外に興味がある」ということは全員共通で
みんなが「海外に行きたい」と
思っているものだと思っていた。

同じ街、環境で生きてきても

人とは、驚くほど
それぞれが違う方向を
向いているものだ。

たとえ、長年よりそってきた
家族であっても。

私は毎日Twitterを見ているけれど、
一つのことに対して、

たくさんの人が
いろいろな角度からコメントする。

賛成の意見もあれば、反対の意見もあり、
それが白熱すると、

いわゆる「炎上」と言われたり
することもある。

何かに、コメントや意見をする前には、
「この人は、同じ国に生まれていても
自分が見えている世界とは、
全く違うものが見えているんだ」

というのは、心に刻んでおかなければならない。

自分の常識が、その人の常識とは限らないのだ。

フランスでは、特に、
そう感じることが多かった。

なんでもないことで
近くにいた知らない人に話しかけたり

周りの目を気にせず
はしゃいだり、喜んだり、怒ったり。

「ああ、世界って、
こんなに価値観も考えも違う人が
一緒に住んでいるんだ」

と、感慨深い想い耽ることも多かった。

だけど、それは海外だけではなくて
日本国内でも、それどころか

あなたのすぐそばにいる人も
そうなんだってこと。

そう思うと、
みんなが何を見えているのかが
急に気になってくる。

そして、
いろいろな人と話したくなるのだ。

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