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尾道・向島にいろんな人が集い、語り合える「ドーナツショップ」を作ります!

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このプロジェクトについて

広島県尾道市にある小さな島・向島で、文化交流拠点となるドーナツショップ「アナーキー・イン・ザ・ドーナッツ」をオープンします。地域住民や観光客が気軽に立ち寄れるネイバーフッド(地域密着)型の場所を作ります。

自己紹介

はじめまして、観光地として有名な広島県尾道市にある向島という人口20,000人ほどの小さな島でアートプロジェクト「藝術と生活 itonami」を運営している思想家・みくと美術家・永橋咲です。

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プレゼンターである「藝術と生活 itonami」の永橋咲(左)とみく(右)

わたしたちは共に大阪府出身、みくは2013年に旅で尾道を訪れ、咲は2012年に進学を機に尾道に移り、それぞれ2年半と4年間暮らしました。
2016年〜18年までは、二人揃って長崎県の五島列島・福江島で暮らしていましたが、2018年暮れに再び尾道に戻ってきました。

みくは執筆やトークライブ等、主に言論活動を中心に、咲は絵画制作や各種デザイン、美術教室の講師等、主に美術分野を中心に活動しています。
また、共同でパフォーマンスやイベント企画、ポップアップショップ(期間限定で出店するお店)等も行っており、その活動は多岐にわたります。

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福岡県・久留米市の「H&A Apartment」さんで行わせてもらったトークライブ「アイアム思想家みく」の様子(2018)

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思想家みくの著書『ハピーテロリズムで無血革命を』(2016)

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咲が長崎県・五島市で行っていた美術教室の様子(2018)

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永橋咲の日本画作品『こころに花を(Keep flowers in your heart)』(920×660(mm) 紙本彩色 2018)

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五島の子どもたちと牛乳パックで家を造る「ミルクパックハウス」プロジェクトの制作風景(2018)

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五島で定期開催していたポットラックパーティーの様子(2018)

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五島の商店街にある空き店舗を活用して行った「ビッシャアTシャツ展 in 五島」の様子(2018)

↓「藝術と生活 itonami」Facebookページはこちら
https://www.facebook.com/artandlifeitonami/

↓「藝術と生活 itonami」YouTubeチャンネルはこちら
https://www.youtube.com/channel/UC3eSkWAnutxhyNYfk3LTChw

わたしたちは現在、制作の拠点としている「藝術と生活 itonami」の近くに新たな文化交流拠点となる「アナーキー・イン・ザ・ドーナッツ」というドーナツショップを作ろうとしています。

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現在運営している「藝術と生活 itonami」の外観

尾道って、どんなところ?

最近では多数のメディアに取り上げられることも増え、観光地としてめっきり認知度を上げてきた広島県・尾道市。
しかし、実際尾道に来られたことがない人にはどんなところかわからないと思いますので、ここで少しだけ尾道がどんなところか紹介しておきたいと思います。

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尾道にある有名な千光寺付近のポンポン岩から見た向島

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尾道は坂道と猫が多いことで有名

尾道は広島県のほとんど岡山に近い南東部に位置し、風光明媚な港町です。
古くから林芙美子や志賀直哉といった文人に親しまれ、映画では『東京物語』や大林宣彦監督の尾道三部作『転校生』『時をかける少女』『さびしんぼう』の舞台にもなっており、文化的な町としてもよく知られています。
愛媛県・今治市まで「しまなみ海道」というサイクリングロードを渡って行けるため、近年では世界中からサイクリストたちがその多島美を眺めに訪れる観光地となっています。
食べ物では、カンゾウヒラメという小さな魚の干物「でべら」が特産品で、鶏ガラと小魚でとったスープに豚の背脂を浮かべた「尾道ラーメン」も有名です。

その一方で、尾道も全国の地方都市と同じように人口減と高齢化の問題を抱えており、それに伴って空き家の問題も深刻化しています。
坂斜面に建てられたかつての民家は高齢者が住むには不便となり、放置されたそれらの空き家は倒壊の危険もあり、昨年の豪雨災害では大きな被害が出てそのまま復旧していない地域もあります。
わたしたちが住む向島にも現在1,000軒以上の空き家があると言われており、借りたくても持ち主がわからなかったり、状態が悪過ぎて借り手がつかない物件も数多くあったりします。

放置された空き家をドーナツショップに!

今回、わたしたちが「アナーキー・イン・ザ・ドーナッツ」に改装しようとしている物件もそういった放置された空き家のひとつでした。
わたしたちが「藝術と生活 itonami」として借りた物件から約30mのところにあったので、越してきた当初からその存在は知っていました。
しかし、10年近く放置されていたため、中は以前の入居者の私物が散乱していたり、窓や玄関のガラスが割れていたりと、ひどい有り様でした。
さいわい基礎にかかる部分の傷みや雨漏り等はなかったので、どうにか修繕と改装をすればまた再利用できそうでした。
いまわたしたちが借りている物件と同じ大家さんだったので相談に行くと、取り壊すまで手の施しようがないと思っていたらしく、お店として借用することを快諾してくださいました。
そして、あまりにも中の状態がひどかったこともあり、交渉の末、驚いたことに、なんと家賃3,000円/月で借していただけることになったのです!

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これから「アナーキー・イン・ザ・ドーナッツ」となる改装前の店舗外観

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改装前の物件は、以前の入居者の私物が散乱し荒れ果てていた

なぜ、アーティストがお店を?

わたしたちは元々、藝術(アート)を通して「世界平和」を実現しようという理念の下、「藝術と生活 itonami」というアートプロジェクトを立ち上げました。
藝術というと、多くの人は「よくわからない」「難しい」「わたしには関係ない」と思われる方も多いのですが、「Art」という英単語には元々「技術、コツ」という意味もあり、わたしたちは生きていく上で技術を要するすべてのことを藝術だと捉えています。
絵画や音楽、建築はもちろんですが、料理やスポーツ、日曜大工だって立派な藝術です。

「世界平和」というと大それたことだと思うかも知れません。
しかし、わたしたちは地球の裏側にある紛争地帯で銃や戦車をなくすことだけが「世界平和」だとは考えていません。
治安がいいと言われる日本でも、殺人事件や虐待死、自殺、いじめといった問題は後を絶たず、なかなか平和とは言えない状況です。

そこで、わたしたちは日々の生活の中からなにかを創作することによって、人々が喜びや楽しみを見いだしたり、また、作品の制作や鑑賞を通して、感性や知性を磨いたりすることで、いかによりよい社会を構築できるか模索することも「世界平和」に向かうひとつのアプローチではないかと考えました。

ただ、藝術と言っても、多くの人にとってはハードルが高かったり、難解だったり、関心がなかったりするのも事実です。
美術館やギャラリーに行かない限り、日常生活であまり触れる機会がないと思われている藝術(アート)ですが、より身近に感じてもらうためにはどうすればいいか考えた結果、もっとも日常的に訪れ、利用しやすいお店を作ろうと思ったのです。

観光地に地域の人たちが集まれる場を!

しかし、わたしたちはただ単に藝術に触れてもらいたいためだけにお店をするのではありません。

わたしたちは、お店というものはパブリックスペース(公共空間)だと思っています。
ただ、人々が買い物をしにくるだけの場所ではなく、そこに居合わせた人たちが会話を弾ませたり、見知らぬ人と出会ったり、地域の情報を得たり、そんな場所だと思うのです。

現代社会では、ややもすると、地元の老舗や地域で長く続いてきた商店が閉店してしまうことが多くなり、地域での交流が失われつつあるように思います。
消費資本主義の効率化の中で、大型の商業施設やスーパーマーケット、チェーン店の外食産業が増え、多くの店がただただ買い物をしたり、消費したりするだけの場所になってしまっているのを感じます。

観光地の尾道でも、観光客に向けてラーメンや雑貨、土産物等を販売するお店は多く見受けられますが、地域の人たちが日常的に利用し、くつろげるような場所はほとんどありません。
そこで、わたしたちは藝術に興味のないような多くの人にとっても、藝術に興味を持ってもらえたり、あるいは、そうでなくても地域の住民や観光客が交錯し、地域のハブになったりするような、そんな場所ができたらいいなと思いました。

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「アナーキー・イン・ザ・ドーナッツ」の集客イメージ。世代も背景も多様な人が集まるのが理想。

目指すは向島の「チャイサロンドラゴン」

企画者の一人であるみくが移住する前の2013年、旅で尾道を訪れたとき、衝撃的なお店に出会いました。
それが、尾道の商店街の路地にある小さなお店「チャイサロンドラゴン」です。
全国で始めて緑茶炭酸飲料を作ったお店としても知られています。

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現在の「チャイサロンドラゴン」外観。マイナーチェンジを繰り返すため、店の様子は刻一刻と変化する。

わたしが初めて訪れたとき、「チャイサロンドラゴン」は既にオープンから10年を経過していました。
当時、とても狭い店内には数席しかなく、所狭しと雑貨が並べられ、入り口付近には見慣れないクラゲ型のスピーカーがあり、お香の香りが充満する、とても怪しげなお店でした。

しかし、後に懇意になるオーナーの村上博郁さんはとても気さくな方でユーモアがあり、この村上さんの人柄もあって、お店には連日地元の常連さんや観光客が集まり、狭い店内で肩を並べながら、だれもが和気あいあいとした雰囲気の中、会話に花を咲かせていました。

それまで、大阪で暮らしてきたわたしにとって、この「チャイサロンドラゴン」というお店は衝撃の連続でした。
雑然とした店内もさることながら、当時看板には主力商品である「チャイダー」という記載のみで店名の記載がなく、店内では地元の人が持ってきたお菓子やお土産が配られることがある等、普通のお店では考えられない独特のゆるさがありました。

村上さんが話に熱中するあまり注文を作り忘れたり、代金を受け取り忘れることもざらにあったりで、一般的なお店ではあり得ないようなことがいろいろ起こったのですが、しかし、それが決して悪いという印象ではなく、どこか形式張ったマニュアル通りのお店よりもはるかに人間味があって居心地がよかったのを今でもよく覚えています。

「カフェ」というといまはお茶を飲みに行ったり、ご飯を食べに行ったりする場所になっていますが、きっと本来はそこで気楽な会話を楽しみ、ゆったりとひとときを過ごすような場所。
「チャイサロンドラゴン」は名前の通り、いわゆる飲食を提供するだけの「カフェ」ではなく、人が集まり交流することを目的とした「サロン」の名にふさわしいお店でした。

その「チャイサロンドラゴン」ですが、現在オープンから15年目になります。
出会って以降、わたしたちは公私に渡って村上さんとは親交があり、みくは一時期「チャイサロンドラゴン」で働かせてもらいながら、一緒にゲストハウス「ヤドカーリ」を作るプロジェクトにも参加させてもらいました。
そんな村上さんの人柄に引き寄せられて、その都度メンバーが入れ替わり現在に至っています。

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「ドラゴン」では隣接するゲストハウスの宿泊客や地域住民が集まって晩ごはんをシェアすることもよくある。

その村上さんですが、実は今年、尾道市の市長選にチャレンジしました。
現在、ゲストハウス「ヤドカーリ」と「チャイサロンドラゴン」を運営する村上さんですが、それは町の発展にだれよりも貢献した村上さんの「自分たちの住んでいる町をもっとよくしたい!」という強い意志の現れでした。
結果は残念ながら落選でしたが、尾道のキーパーソンとしてわたしたち若い世代を牽引してくれた村上さんは、いまも4年後の選挙に向けて精力的に活動を続け、わたしたちに刺激を与え続けてくれています。

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今年市長選に出馬したヒロくんこと村上博郁さん。クリエイティブでワクワクする尾道のキーパーソン。

昨年の豪雨災害で、観光産業の危うさを実感した村上さん。
観光一辺倒の政策ではなく、住んでいる人々がより安心に暮らせることを考えた結果、今後市政に関わることに積極的な姿勢を見せている村上さんは、ゆくゆくはお店をだれかに譲るか畳むかして、縮小の方向に向かうということをわたしに示唆しました。
わたしにとっては、尾道の魅力はほとんどが村上さんとあの「チャイサロンドラゴン」というお店に集約されていたような特別な存在。
全国から何度も訪れるリピーターは数知れず、村上さんが若い頃に住んでいたドイツからは友人が何人も訪れ、その中には尾道に移住してしまった人たちもいるぐらいです。
もし、あのゆるくて怪しげで、だけどなんとも言えない雰囲気を持った居心地のいい「チャイサロンドラゴン」がなくなるとしたら、それは尾道の魅力の大半は失われてしまうと、わたしたちは本気でそう思っています。

一度、尾道を離れた時、村上さんが「チャイサロンドラゴン」のようなお店をしてくれているから、わたしたちは自分たちが同じ場所で同じようなことをしなくていいなと思って、尾道を離れる決心をしました。
しかし、いまこの状況で、わたしたちは再び尾道に戻ってきました。
今後、どういった状況になるにせよ、「チャイサロンドラゴン」のようなだれもが気軽に立ち寄れる町の「サロン」的な場所が、自分たちがいま住んでいる向島にも絶対に必要だと思ったのです。
「必要なものは、自分で作ればいい」それを教えてくれたのも、村上さんでした。

「アナーキー」×「ドーナツ」?

「アナーキー」や「アナキズム」と聞くと、多くの人は暴力的な危険思想だと思われるかも知れません。
しかし、アナキズムは本来「いかに平和的に人々が共存できるか」を考える思想であり、その本質は「No Border」「LOVE & PEACE」にあります。権力があるところにはかならず政治的腐敗や戦争、利権があり、それこそが多くの一般市民を苦しめる元凶だとアナキストは考えます。
「アナキスト」が標榜する「無政府」や「国家をなくす」という考え方は、そこから必然的に導きだされたものです。
従って、本来「アナキズム」には暴力的な意味合いはまったくありません。
その証拠に、インド独立運動を率いたガンジーや、その系譜上にいるソローやトルストイといった人々も、みなアナキストを標榜していたのです。
彼らはみな、非暴力を訴えました。

だからといって、わたしたちは「無政府」や「国家解体」実現に向けて「アナキズム」を声高に訴えたい訳ではありません。
アナキズムにも正当な論理があるのですが、それがまったく正しく理解されず、曲解されていることを残念に思っているだけです。
ただひとつの政治的理念がこのように誤解されて、世間に流布している現状ですから、この情報化社会では多くの知識がなんらかのバイアスを含んでいる可能性がじゅうぶんにあり得ます。

そこで、わたしたちはどんな思想信条であれ、多くの人が自由にいろんな話題を語れる場があれば、様々なことに対して理解を深められるのではないかと思いました。
だれもが「平和な社会」を望んでいるのだとしたら、それは多かれ少なかれ「アナキズム」の考え方を含んでいると、わたしたちは考えます。
違った考え方の個人が社会で共生していかざるを得ないのだとしたら、互いの意見を尊重しながらそれぞれが自由に意見を言い合い、日常的に相互理解を深めるための対話の場がこれからの社会にこそ必要なのではないでしょうか。

背景の異なった多種多様な人々が集い、気軽に対話する場として「ドーナツショップ」を挙げるのには理由があります。
アメリカの映画などを観ていると、時々「ドーナツショップ」が出てきます。
「ドーナツショップ」には、貧困層が集まっていたり、移民が働いていたり、アメリカでは「だれもが気軽に行ける、みんなの居場所」というイメージがあります。
実際、アメリカでは多くの地域でチェーン店ではなく、個人店のドーナツショップがあり、地域住民の憩いの場になっていると言います。

「ドーナツ」には、形があって、デコレーションがあって、匂いがあって、味があります。
ひとつひとつ作るのに技術を要します。
世界中でだれもが知っている最もポピュラーなお菓子の一つ「ドーナツ」ですが、「ドーナツ」だって立派な藝術。
「ドーナツ」を藝術だと思う人は世の中にはほとんどいないと思いますが、世の中のいろんなことをそんな視点で捉えれば、世界はちょっとだけ違って見えるかもしれません。

また、わたしたちにとって「ドーナツ」はポップカルチャーの象徴でもあります。
かわいくて、おいしくて、「ドーナツ」が嫌いな人はあまりいません。
それに、ドーナツは栄養素的にはかならずしも食生活に必要なものでもありません。
それは、どちらかというと、藝術にも相通じるものがあります。
「ドーナツ」も「藝術」も要らないと言われてしまえば、それだけのもの……。
だけど、「ドーナツ」も「藝術」もない人生なんて、なんてつまらないんでしょう!
わたしたちは「ドーナツ」というわかりやすいツールをきっかけに、多くの人に藝術や社会に関心を持ってもらい、会話に花を咲かせてもらいたいのです。

だれもが子どものときにショーケースに並んだドーナツにワクワクしたように、日常的にワクワクするような体験をみんなに届けたい、そしてそこに集まった人々が自由に藝術や政治や文化について話し合えるような場所を提供したい、それが「アナーキー・イン・ザ・ドーナッツ」の理念です。

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五島市のゲストハウス「jasmine」さん1Fで行わせてもらったポップアップショップのメニュー(2018)

このプロジェクトの社会的意義

これまでお話しさせてもらった内容をまとめますと、このプロジェクトにおいては、以下3点において社会的意義のあることだと考えています。

1. だれにも使われなくなった空き家を再生し、空き家の有効活用を促すこと

2. 新規事業のヒントを与え、資金はないがチャレンジ精神のある若者たちを勇気づけること

3. 地域から喪失した世代間の交流を生み出し、人間関係の豊かないきいきとしたコミュニティを取り戻すこと

必要資金とスケジュールについて

こんなワクワクするプロジェクト「アナーキー・イン・ザ・ドーナッツ」ですが、オープンするに至って、ひとつ困難な問題があります。
それは、10年近く空き家だった民家の物件を再生し、店舗として改装する為には多額の資金が必要だということです。

わたしたちはこれまで貯金を切り崩して、自己資金として数十万円を拠出しましたが、どう見積もってもこれだけでは足りそうにありません。
長年空き家だったため、傷んでいる箇所も多く、特に窓と玄関はガラスが割れていたり、前の入居者によって青いスプレーで塗られていたりと、ほとんど使い物になりません。
床は畳を剝いで板敷きにする必要がありますし、その際には断熱のことも考えなければなりません。
また、今回風呂場とキッチンを改装して、別々の「菓子製造」と「飲食」の許可を取らなければならないのですが、許可申請には水回りの工事も必須です。
人が集まる場を目指すとなると、店内はやはりだれにとってもくつろげ、快適な空間に仕上げなければならないため、それらを勘案すると、どうしてもあと100万円が必要です。
必要資金の内訳は下記の通りです。

改修費 300,000円
(割れた窓ガラスの修繕、壁の塗り直し、床の張り替え、キッチン改修、外壁塗装等)
水道工事費 200,000円
(シンク・手洗い増設費、水道の分岐工事等)
電気工事費 150,000円
(アンペアの容量変更工事、配線工事等)
設備費・什器代 150,000円
(エアコン、冷蔵庫、フライヤー、ソファ、テーブル等)
クラウドファンディング手数料 80,000円
(達成金額の8%)
リターン製作費 70,000円
(印刷代、製作費等)
リターン郵送料・その他雑費 50,000円
(返礼品個別郵送料等)

現在、物件の改装工事をDIYで進めています。
今後、クラウドファンディングが達成された場合、プロジェクトの進行スケジュールは次のように予定しています。

2019年9月〜 改装工事スタート
2020年1月 クラウドファンディングスタート
2020年2月 クラウドファンディング終了
2020年3月 リターン配送開始
〜2020年3月 改装工事終了
2020年4月 「アナーキー・イン・ザ・ドーナッツ」オープン
2020年4月〜  オーダー絵画やイベント系リターンの実施

改装工事の様子はみくの「note」ブログ内「歌島DIY日記(アナキド編)」で随時更新しています。ぜひ、チェックしてみて下さい。

ご支援とリターンについて

(絵画・イベントは注記事項あり)

この度、クラウドファンディングをするにあたって、「藝術と生活 itonami」を体感してもらえるようなリターンをご用意致しました。
これをきっかけに、尾道に来てもらったり、逆にわたしたちがどこかへ出向かせてもらえたり、新たな出会いが生まれたりしたら、望外の喜びです。
(なお、リターンの画像はすべてイメージですので、実物とは異なる場合がございますが、あらかじめご了承ください)

ご支援額に応じて、12種類のセットをご用意致しました。

・【学生限定!】フレッシャーズセット(1,500円) → 購入はこちら
無料招待券1枚、ステッカー、特製ポストカード

ビギナーセット(3,000円) → 購入はこちら
無料招待券1枚、ステッカー、特製ポストカード

アマチュアセット(5,000円) → 購入はこちら
無料招待券2枚、ステッカー、特製ポストカード、オリジナル缶バッヂ

プロフェッショナルセット(10,000円) → 購入はこちら
無料招待券2枚、ステッカー、特製ポストカード、オリジナル缶バッヂ、オリジナル限定Tシャツ

マニアックセットA(30,000円) → 購入はこちら
無料招待券3枚、ステッカー、特製ポストカード、オリジナル缶バッヂ、オリジナル限定Tシャツ、おまかせオーダー絵画(日本画・サイズ5号〈35cm×27.3cm〉まで)

マニアックセットB(30,000円) → 購入はこちら
無料招待券3枚、ステッカー、特製ポストカード、オリジナル缶バッヂ、オリジナル限定Tシャツ、あなたの町でトークライブします権

パトロンセットA(50,000円) → 購入はこちら
無料招待券5枚、ステッカー、特製ポストカード、オリジナル缶バッヂ、オリジナル限定Tシャツ、おまかせオーダー絵画(日本画・サイズ6号〈40.9cm×31.8cm〉まで)

パトロンセットB(50,000円) → 購入はこちら
無料招待券5枚、ステッカー、特製ポストカード、オリジナル缶バッヂ、オリジナル限定Tシャツ、あなたの町で路上パフォーマンスします権

アディクトセットA(100,000円) → 購入はこちら
無料招待券10枚、ステッカー、特製ポストカード、オリジナル缶バッヂ、オリジナル限定Tシャツ、おまかせオーダー絵画(日本画・サイズ12号〈60.6cm×50cm〉まで)

アディクトセットB(100,000円) → 購入はこちら
無料招待券10枚、ステッカー、特製ポストカード、オリジナル缶バッヂ、オリジナル限定Tシャツ、あなたの町で出張ポップアップショップします権

クレイジーセットA(300,000円) → 購入はこちら
無料招待券15枚、ステッカー、特製ポストカード、オリジナル缶バッヂ、オリジナル限定Tシャツ、おまかせオーダー絵画(日本画・サイズ20号〈72.7cm×60.6cm〉まで)

クレイジーセットB(300,000円) → 購入はこちら
無料招待券15枚、ステッカー、特製ポストカード、オリジナル缶バッヂ、オリジナル限定Tシャツ、あなたの町で全部します権(トークライブ・路上パフォーマンス・出張ポップアップショップ3点)

以下、各リターンについての詳細です。

◆ 無料招待券

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「アナーキー・イン・ザ・ドーナッツ」オープン次第、来店時にドーナツ1ヶとコーヒーかハーブティー1杯をサービスさせていただく無料招待券です。
支援金額が増えれば増えるほど、枚数も増えます。
複数枚あれば、何回も来るもよし、友だちを誘ってくるもよし、譲渡するもよし。
遠方の方も、これをきっかけに尾道を訪れていただければ幸いです。
もちろん、地元の人たちもお茶しに来て下さい。

◆ ステッカー

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「アナーキー・イン・ザ・ドーナッツ」の「ア」の字を配したポップでかわいらしいロゴデザインのステッカーです。
耐水性・耐候性ですので、屋内はもちろん屋外でもご使用いただけます。
冷蔵庫・自動車・ラップトップ・スーツケース・手鏡・スマホ・ヘルメット・机・窓ガラス・ロッカー等、どこにでもお貼り付けください。

◆ 特製ポストカード(永橋咲描き下ろし)

ドーナツを食べる少女ポスカサイズ

今回クラウドファンディングのリターンのためだけに描き下ろした永橋咲デザインのポストカードです。しっかりとした高級感のある180kgの紙厚でお作りします。
額に入れてお家に飾るのもよし、「アナーキー・イン・ザ・ドーナッツ」を勧めるのにだれかにメッセージを書いて送るのもよし。
デザインは永橋咲の日本画『ドーナツを食べる少女』に決まりました。

◆ オリジナル缶バッヂ

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「アナキズム」と言えば「黒猫」が象徴ですが、わたしたちにとっては「白黒つけない」のがこれからの「ネオ・アナキズム」だと思っています。
ということで、うちの看板猫でもある白黒ハチワレ猫「にゃい」をモチーフにしたオリジナル缶バッヂです。
尾道の猫好きにもかわいがっていただければ、嬉しいです。

◆ オリジナル限定Tシャツ

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Tシャツはそれぞれの好みが分かれやすいため、だれにでもさらっと着られてあまり主張のない「アナーキー・イン・ザ・ドーナッツ」ロゴのテクノポップver.を採用しました。
ボディサイズはキッズ100〜160・WS・WM・WL・S・M・L・XL・XXL・XXXLの全サイズからお選びいただけます。
また、カラーもホワイトとブラックの2色からお選びいただけますので、お好きなほうをお選びください。

◆ おまかせオーダー絵画(日本画)

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オーダー絵画作例①(『無題』三作 150×150(mm) 紙本彩色 2018)

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オーダー絵画作例②(サイズ不詳 2017)

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オーダー絵画作例③(オリジナル作品『二花白鳥図』(606×500(mm) F12号 紙本彩色 2017 参考価格:70,000円)

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オーダー絵画作例④(「豚に真珠」をテーマに制作 410×318(mm) F6号 紙本彩色 2018)

30,000円以上のご支援には、永橋咲がこれまで培ってきた日本画の技術を生かして、おまかせでオーダー絵画を制作致します。
それぞれ指定のサイズの範囲内でご希望のサイズ(縦○○cm×横○○cm)とご希望のスタイル(抽象画 or 具象画)をご提示いただきます。
抽象画の場合は、タイトル(例:「beautiful」「希望」など)をつけていただいて、こちらがイメージして描きます。
具象画の場合は、描くモチーフ(例:「ドーナツ」「猫」など)をひとつだけ指定して下さい。
誠に申し訳ありませんが、細かい指示はお受けできませんので、あらかじめご了承ください。
「希望なし」あるいは無記入の場合は、こちらで制作した任意の作品をお届け致します。
(注:作例では上2点が抽象画、下2点が具象画のイメージとなります。お渡しする作品は、オーダー絵画作例①のように額縁なしで納品します)

◆ あなたの町でトークライブします権

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広島市の「SocialBookCafe ハチドリ舎」さんで行わせてもらった思想家みくのトークライブ「みんな、アナキストだよ!」の様子(2018)

あなたの町に赴いて、思想家みくがトークライブを致します。
みくはこれまで西日本を中心にいろんなところでトークライブをしてきました。
政治哲学や暴力論が専門ですが、人生論・幸福論・藝術論・社会問題・パートナーシップについて・地域づくり関係・キックボードでの旅の体験談・尾道や五島について等、どういったトピックでも「アナキズム」を切り口にいろんなお話ができます。
「アナキズム」の視点は、一般社会からかなり隔絶している部分がございますので、参加いただいた方にはいつも新たな価値観に触れられるとご好評を頂いております。
ぜひ、あなたの町でもアナキストの思想に触れてみてください。
もちろん、尾道での開催もOKです。
ご希望があれば、永橋咲の似絵(似顔絵)パフォーマンスも同時に開催できます。
日程は要相談。(注:尾道より250km圏内の場所におきましてはできるだけ交通費を抑えてヒッチハイク等のエコな手段で向かおうと思いますが、250km以遠の場所につきましては、 2人分の交通費をご負担いただく場合がございますので、あらかじめご了承ください。また、滞在日数に応じて、2人分の宿泊できる場所の提供をお願いしま す。極端に劣悪な環境でなければ、どんな場所でも構いません)

◆ あなたの町で路上パフォーマンスします権

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尾道駅前芝生広場での路上パフォーマンス「LOVE CREATURE」で女子高生たちにキスをされるみく(2018)

あなたの町に赴いて、わたしたちが路上パフォーマンスを致します。
これまでにも幾度か、屋外でゲリラ的にこういったアートパフォーマンスを敢行してきました。
遠巻きに見ていた人々もやがて興味を持って近づき参加してくれることが多く、「アート」を一般の方々に体感していただける好機になっています。
ぜひ、あなたの町でも路上パフォーマンスをしてみませんか?
もちろん、尾道での開催も大歓迎です。
日程は要相談。(注:尾道より250km圏内の場所におきましてはできるだけ交通費を抑えてヒッチハイク等のエコな手段で向かおうと思いますが、250km以遠の場所につきましては、 2人分の交通費をご負担いただく場合がございますので、あらかじめご了承ください。また、滞在日数に応じて、2人分の宿泊できる場所の提供をお願いしま す。極端に劣悪な環境でなければ、どんな場所でも構いません)

◆ あなたの町で出張ポップアップショップします権

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五島市のカフェ「MAYA factory」さんで行わせてもらったポップアップショップの様子(2017)

あなたの町に赴いて、「アナーキー・イン・ザ・ドーナッツ」の出張販売を致します。
「食品衛生責任者」あるいは「菓子製造」の許可を得たキッチンをお借りしますので、そういった場所がある前提となります。
また、そういった許可を得たキッチンがない場合は、「ドーナツを作るワークショップ」として製菓教室として開催していただくことも可能です。
日程は要相談。(注:尾道より250km圏内の場所におきましてはできるだけ交通費を抑えてヒッチハイク等のエコな手段で向かおうと思いますが、250km以遠の場所につきましては、2人分の交通費をご負担いただく場合がございますので、あらかじめご了承ください。また、滞在日数に応じて、2人分の宿泊できる場所の提供をお願いします。極端に劣悪な環境でなければ、どんな場所でも構いません)

想定されるリスクとチャレンジ

このプロジェクトは、ネットショップ「BASE」を利用した購入型クラウドファンディングです。
「アナーキー・イン・ザ・ドーナッツ」の改修工事を予定通りに進め、オープンを早めるためには、このクラウドファンディングで目標金額を達成することが必要不可欠です。
もし万が一、支援金額が目標金額の1,000,000円に到達しない場合でもプロジェクト自体は実行されますが、新たに資金調達の方法を考えなくてはならず、プロジェクト自体の進行は遅延する可能性が出てきます。
いかなる場合でも、支援をしていただいた方々にはリターンを必ずお届け致します。

最後に

最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。

わたしたちが「アナーキー・イン・ザ・ドーナッツ」をオープンしようと決意するに至るまで、さまざまなことがありました。
そのため、わたしたちには語るべき物語があり、それらをじゅうぶんに伝えようと長文になってしまいました。

少しでも興味を持っていただけたり、共感・賛同いただけましたら、ご支援いただけますとさいわいです。
また、SNS等でシェア・拡散していただけますと、こちらの励みになります。
末筆になりましたが、これをきっかけに皆様と繋がりが深まればと思いますので、今後ともどうぞよろしくおねがいします。

リアルでお会いした時には、いっぱいお話ししましょう!

藝術と生活 itonami
永橋咲・みく

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永橋咲(ながはし・さき) FB Nagahashi SAKI

1993年大阪府出身。美術家。尾道市立大学芸術文化学部美術学科日本画領域専攻卒業。2016年、同大学を卒業後たったの2日で長崎県の五島列島・福江島にパートナーのみくと移住。2017年、空き家を活用したアートプロジェクト「藝術と生活 itonami」を主宰。個人としては、オーダー絵画の制作・デザイン(名刺・フライヤー・店舗ロゴ・カレンダー・菓子パッケージ等)・美術教室の講師等、幅広い分野の仕事を手がける。

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みく FB MIK
1984年大阪府出身。思想家。変身家。絶対平和主義アナキスト。全人格的アイドル。2013年、所持金1,600円とキックボードで旅に出る。大阪から2週間で尾道に到着。以後、そのまま2年半尾道に滞在。パートナー永橋咲と「藝術と生活 itonami」共同主宰。個人としては、トークライブ・執筆といった言論活動を中心に、イラスト・パフォーマンス・ゲームの制作等、表現領域は縦横無尽。主な著書に『みく箴言集』『ハピーテロリズムで無血革命を』。

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