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「二進法でやってる店」という2コマ漫画

あくまでクマです。去年の12月に投稿した”ある漫画”について様々なご意見をいただいておりましたので、それについて改めて自分のほうで調べてみたり「どう描くのがベストだったのか」といった反省を含めた振り返りを書いてみることにしました。最後にその漫画を修正したものを載せてますのであの漫画へのモヤモヤの解消に努めさせていただければと思います。

どういったご意見がきてたか

その漫画というのが上記なのですが、いいね数が2万以上でそれなりに伸びて反響もありましたが、その中で「29ではないのでは?」「2では?」というご意見をたくさんいただいておりました。

補足説明を入れましたが、やっぱり腑に落ちない方も多かったと思いますので、改めて「手で二進数を表現する方法」というのを少し自分で調べてみることにしました。ざっと調べたところ、Wikipediaに日本語では「二進指数え法」、英語では「Finger binary」というページがありました。

どちらのページもこの漫画と”逆”で「グーにしてから数えるやり方」でした。もう少し調べてみるために上記のワードのGoogle検索の結果をみることにしました。

「二進指数え法」のGoogle画像検索の結果
「Finger binary」のGoogle画像検索の結果

結論から言えば「グーにしてから数えるやり方」がほとんどで、この漫画と同じく「パーにしてから数えるやり方」はかなり少数でした。

パーはパーでも見たことのないパターン(よくみたら2進法でもなかった)

指で数える方法なので決まった正解はないとは思いますが、大多数が「グーにしてから数えるやり方」なのでたくさんの方に疑問を抱かせていたようでした。自分は「パーにしてから数えるやり方」なので、その知識だけで描いてしまったところは大きなミスでした。創作をする上である程度の下調べはすごく大事です。本当に。

この漫画を描こうと思ったきっかけ

この漫画を描いた少し後、ウォーカープラス様のほうでインタビューを受けまして、描いたきっかけについてお話をさせていただきました。

簡単に言いいますと「一人で店に来たことを指で伝えて、それが間違った内容で伝わったら怖いかも」という日常生活のちょっとした経験と想像から着想を得たものでした。その間違えて伝わり方というので二進法を選んだわけですが、「二進数だったら面白いかも」という気持ちはやや薄い部分はあったりします、ずいぶん前にその着想の漫画を描いていたので。

そんな「間違って伝わったら」という着想で描いた漫画なのですが、実際のところこの漫画を投稿したことでこういったたくさんのご意見をいただいてしまっていたわけなので「間違って伝わったら」というのを現実で引き起こしてて、かなりの皮肉になっています。

どういう漫画にすればよかったのか

グーにしてから数えるやり方」の通りに2にしたほうがいいのかといいますと、それだと1と差がなくて本来伝えたいこととしては薄くなってしまう気がします。結局のところ「間違った内容で伝わったら怖い」という着想から離れて、その逆の「内容が正しく伝わったら良い」という内容にすればいいと思うので、解決策はこれかもしれないです。

こうすれば誰も疑問は抱きません

ということで、この漫画に関してもモヤモヤは全員スッキリできたと思います。今後とも漫画の方をよろしくお願いします。


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