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OriHimeで1年間、『ハンドメイドショップバオバブ』に販売員で勤務。in神奈川県。

こんにちは、翼祈(たすき)です。

私は実物を観たことはないのですが、皆さんは「OriHime」という、障害者がパイロットとなって、販売員などを担う社会福祉をご存知でしょうか?

「OriHimeっていつからあるんだろう?」と思って調べていくと、2010年7月7日に誕生したと、開発者の吉藤オリィさんのnoteに書いてありました。誕生から14年が経とうとしているわけですね。

多くの障害者に、仕事をする、という希望を叶えてくれる、「OriHime」。また「OriHime」が新たな夢を叶えたニュースを、先日観ました。

周囲を見渡すことができ、会話や身ぶりもできる分身ロボット「OriHime」を活かした神奈川県にある障害者就労が2024年4月4日、神奈川県相模原市でスタートしました。難病を抱えている県職員が在宅で遠隔操作をしています。障害者が作った製品を販売する、神奈川県相模原市中央区富士見6にあるあじさい会館1階の『ハンドメイドショップバオバブ』で1年間、神奈川県の「ともに生きる社会かながわ憲章」をPRしたり、接客をしたりします。

今回は神奈川県の「OriHime」の様子を特集します。

神奈川県のハンドメイドショップで活躍する「OriHime」

「OriHime」は東京都にある【オリィ研究所】が開発した分身ロボットです。マイク・カメラ・スピーカーが搭載され、インターネットを通じて操作をすることができます。「OriHime」の場所を移動させると、操作する人がその場の風景を見ることも可能です。「OriHime」を活用した神奈川県職員の在宅勤務は、2022年度の平塚市、2023年度の小田原市に次いで3例目となっています。

「OriHime」を操作をするのは、筋痛性脳脊髄炎と高アドレナリン体位性頻脈症候群で在宅勤務する神奈川県横浜市に住む、20代の女性です。神奈川県の会計年度任用職員として週3日、仕事をしていて、火曜と木曜に「OriHime」を担当しています。店が面する通りで「相模原市民桜まつり」が開催される2024年4月7日も勤務します。

この仕事で「社会との繋がりができました」と述べた女性は2024年4月4日、「OriHime」を操作して「いらっしゃいませ」「こんにちは」などと来店者に話しかけました。

「OriHime」の接客を受けた相模原市内に住む80代女性は、「OriHime」と双方向で会話できたことに驚きながらも「雑談もできますし、違和感がありません」と驚いた様子でした。別の80代の夫婦は「孫が喜ぶと思います」と感心していました。

参考:分身ロボで「こんにちは」 横浜在住・難病の神奈川県職員が遠隔操作 相模原のハンドメード店で接客 東京新聞(2024年)

「OriHime」との縁

私は2022年に所属する会社のサイトに「OriHime」について記事を書きました。そこでニュースなどで見たことはあったものの、初めて「OriHime」の存在を知りました。

その記事のご縁で、「外部依頼で、OriHimeの記事を書いてくれないか?」と受注を受けて、暫く後に2回目の「OriHime」の記事を書きました。その記事では接客業と、[星の王子さま]という俳優の女性との朗読劇について、取り上げました。

私ではないのですが、同年福岡県福岡市で期間限定で開催された「OriHime」のカフェに、ライターの支援員さんが行かれて、会社が運営するサイトに記事を書いた程、凄く感動して、写真もかなり撮ったと言われていました。

ですので、最近は記事を書いていなかったものの、「OriHime」には縁を感じます。

外に仕事に行けない障害者にとって、仕事をすることは何よりの喜びとその後の人生の経験となるもの。仕事ができたということだけで、凄く嬉しいことなんです。

1年間という期間ですが、今後ともこの「OriHime」の活動は、もっともっと広がって欲しいと、そう強く思います。

参考サイト


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