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起きていることは全て正しい

こんにちは!

先日以下の本を読んでいて、こんなエピソードに出会いました。

著者の佐渡島庸平さんが20代の頃、自分がしっかりと準備して臨んだにも関わらず予想通りにいかなくて憤っていたときのこと。経営コンサルタントや投資家として活躍されていた故・瀧本哲史さんからこんなことを言われました。

それは、

「起きていることは全て正しい、と思うことは大切ですよ」

というアドバイスだったそうです。

今回は、この「起きていることは全て正しい」と思うことの効用について、わたしの考察を書いていきます!

怒りが消える

1つ目の効用は「怒りが消える」ことです。

人間に怒りの感情が発生する原因は、「こういうときは、こうあるべき」という思い込みや信念にあるといわれます。これは「コア・ビリーフ」とも呼ばれるもので、このコア・ビリーフに反する行為や事態に接したときに人は怒りの感情を覚えるのです。たとえば「電車では静かにすべき」というコア・ビリーフをもっている人が車内で大騒ぎしている人を見たら、怒りの感情がわいてくるのです。

しかし、目の前で起きた事象に対して「起きていることは全て正しい」と思うようにすると、わいてくる感情に変化が生まれます。怒りよりも先に「大騒ぎしたい理由があるのかな?」や「そういう価値観や常識をもった人も存在するのだなぁ」と冷静に考えることができるようになるからです。

「起きていることは全て正しい」と一旦受け入れることで、一瞬ムカッときても受け流せます。そして、怒りの感情と距離を置くことができるのです。

メタ思考が身につく

2つ目は「メタ思考が身につく」ことです。

メタ思考とは、物事(問題)を俯瞰的に、上から見下ろすように客観的に考える思考法を指します。

「起きていることは全て正しい」と思うことで、予想外のことが起きたときにも「そういうものか」と受け入れられます。そして自分の予想していたこととの差分・ギャップを認識し、これまで自分には無かった視点や視座で考えられるようになります。

これがまさにメタ思考です。
メタ思考を身につけることで、いままで自分がとらわれていた思考の枠に気づき、その枠の外に出るきっかけを得ることができます。

さいごに

人生を楽しく心地よいものにするには、こだわりや執着から離れることが大切だといわれます。

今回紹介した「起きていることは全て正しい」と思うことは、このこだわりや執着を捨てることに役立ちます。「起きていることは全て正しい」と考える習慣は、それまで気づかなかった自分の思考の偏りに気づくきっかけをつくってくれるからです。

人生をもっと楽しく心地よくウェルビーイングなものにしていきたい方は、ぜひ「起きていることは全て正しい」と思う思考法を実践してみてくださいね!

今回は以上です。
今日という日があなたにとって最高の1日になりますように♪

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