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第3回 誕生日とワンピース

先日、母が誕生日だったのでワンピースを作りプレゼントしました。
僕が服作りを勉強し始めて、今回で3回目のワンピース。

僕が夜間服飾学校へ通い服を作るようになり、一番初めにプレゼントを送ったのは母親です。あの頃は夏休みを利用し、親の誕生日にびっくりさせようと息巻いていました。完成し発送し、やり切った優越感と自己満足に終わっていました。
がしかし、帰省した際に母親から一言。

母「ワンピースありがとうね。でもこれ着られないんだけど…」
僕「えっ!?…」

2~3秒ほど思考停止。。。

学校では最初トルソー(マネキン)に合わせて服を作るところからスタートするのです。サイズはもちろん9AR。。
*9AR→もっとも標準な体型の成人女性に合うサイズの洋服

当時僕の母はいわゆる中年女性。合うはずがない。
しかもボディラインを女性らしくするために、いい感じにダーツで絞ったりしてました。母は女性の中では普通に当たるくらいの体型だったのでいけるとばかり..
感謝されるのは嬉しかったですが、悔しい思いで終わりました。

時は1年が過ぎ2回目のワンピースチャレンジがやってこようとしていました。
学校も1年が経過しており、ある程度自由が効くような応用(デザイン)ができるようになり、一番楽しい時期でもあります。
母の要望「体のシルエットが強調されない服」を意識して、学校の夏休みを利用し制作に没頭。
そして次こそは!という思いで発送!
母は喜んでくれましたがちょっと他にはないような奇抜なデザインにしたせいか、纏っているところを見たことがありません。
夏に帰省することがないからなのか?笑…

そして時は2年が過ぎ2023年.3回目ワンピースチャレンジ!
(ブランド作りでバタバタしたため1年空きました。)
今回はシンプルかつ、サイズ感の強調がない、他の衣服に合わせやすいをテーマにしました。前もって母親に身体のサイズも聞いていたため、それを元に作成。
そして完成後は郵便局で発送!!

母からありがとうの言葉を頂きました。
何より嬉しかったのは着用している写真を送りたいと言ってくれたこと!
今までで一番手応えあり、3回目にしてやっと。笑

自分の作った3着を写真で比べてみると、
1回目→とにかく雑でなんとか形になっている
2回目→表面上で綺麗に見えればいいだろう思考でなんとか作ってる感満載
3回目→ようやく着られるくらいになったのかな?

ってな感じです。
4年前に比べたら少しは成長しているのかな。
でもまだまだへっぽこ。
デザインを衣服に落とし込むかつ、機能的な動きを与えていくことが思ように出来るように引き続き勉強、トライ&エラーあるのみ。

帰省した時にワンピース纏ってるといいな。
第4回目は何をつくろうか。。。

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