すごいアドリブ力!187「他者支援のアドリブ力」
こんにちは、くらです。
ここで取り上げるアドリブ力とは、「咄嗟の判断・対応によって、自分を含め周りの人たちも幸せにする力」と定義します。
このブログは、今まで困難を乗り越えて自分の道を切り開いて来た方々の、困難に出くわしたときに発揮されたと感じるアドリブ力を取り上げ、人生をより豊かにするための参考にしていただければと思い、発信しております。
クイズ
人間関係の法則。
「○○が相手にしたことが○○に返ってくる」
○○には同じ言葉が入ります。〇に入る言葉は何でしょうか?
[こたえ]自分
まえがき
「鏡の法則」というのは、どうも本当にあるのかもしれません。
熊本県の黒川温泉のケースも、それに該当するようです。
他者支援
熊本県と大分県の県境にある小さな温泉町、黒川温泉。今はコロナ禍で大変かもしれませんが、なかなか予約が取れない有名な温泉だそうです。それ以前は厳しい状況だったそうです。
元々交通の便が悪く、やまなみハイウエー(九州横断道路)が出来て一時的にお客が増えたが、その後どんどん減っていき、旅館によっては1ヶ月の売り上げが数万円しかないところもあった。
旅館同士で客の奪い合いも始まり、町中が旅館の看板だらけになり、景観は損なわれ、益々客は減った。
その中で、一つの旅館がマスコミから注目された。そこの主人は、全国の温泉地や観光地を訪ね歩き、旅行者の声に耳を傾けた。
そして確信した。
「お風呂に魅力がなければお客さまは来ない」
主人は一念発起、数年かけて幻想的な洞窟風呂をたった一人で自分の手で造りあげた。敷地内の樹木を自然に抱かれるように配置し、料理をいろりで食べるなど、山間の温泉宿ならではの雰囲気を醸し出した。
やがて、他の旅館の経営者もこの主人に教えを請い、主人は露天風呂づくりのノウハウや植林の仕方など惜しげもなくすべて教えた。みんなで露天風呂を造り、「露天風呂の黒川温泉」として、町が一つの旅館であるかのようなイメージをつくった。
どうしても立地や施設の関係で露天風呂を作れない旅館が2軒あった。すると、町すべての旅館が強力して、この2軒の旅館に泊まったお客さまには、すべての旅館の露天風呂を利用できる入場手形を1枚1,300円で提供し、他の旅館の露天風呂を3軒まで利用できるようにした。
自分が応援される理由
「私は、人間関係においては、一つの大きな法則があると思っています。それは、『自分が相手にしたことは自分に返ってくる』という法則です。
これは、『ミラー効果』とか『鏡の法則』などとも言われています。つまり、過去、自分が周りの人たちに、どのようにかかわって、どのようなことをしてきたかが、全部自分に返ってくるのです。
仕事も人間関係ですから同じ法則が働きます。もし、周りが自分を助けてくれないとしたら、それは自分が周りを助けてこなかったからです。
周りから応援され、助けてもらおうと思うなら、まず自分が周りを応援し、周りを助けることです。それをどれだけやっているかで、周りが自分を助けてくれるかどうかが決まります。」
(『真経営学読本』福島正伸(株式会社きんざい)より引用 P165-171)
あとがき
自分の今の姿は、自分がやってきたことの結果。恵まれた環境ならば、周りに恵を与えてきたのかもしれない。
誰も助けてくれない苦しい状況なら、周りへの配慮が足りなかったのかもしれない。
人それぞれの状況は違うので一概には言えないかもしれませんが、「Give & giveの法則」とか「放てば手に満てり」とか、すべて共通するのかもしれない法則があるというと、納得してしまいます。
結局我々は、人同士の関係の中で生きていくしかない。ならば、相手のことを考えながら仕事をし、生活をし、そして自分を大事にしていくことが、人生を切り開いていく王道なのかもしれません。
今回もお読みいただきありがとうございました。
今日の一言
「今日の一言:他者支援のアドリブ力は、相手の喜びを実践していくことで磨かれる」
今日の「みんなのフォトギャラリー」
いつも「みんなのフォトギャラリー」からすてきな画像を拝借しております。今回は、たくみんさんの画像です。ありがとうございます。
色彩が作る空間のアドリブ。
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