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最高地点を巡る車中泊旅を振り返る2

 2日目の朝、道の駅中山盆地を出て、国道の日本最高点である渋峠を目指す。さっさと行けばよいのに、途中で道の駅の表示を見るとついつい寄ってしまう。予算を抑えながらの旅だから、特に何を買うわけでもなく店が開いていればぶらぶら。そして立ち寄るたびにトイレ。年をとると、しておかないと心配になる。お散歩ワンちゃんのマーキングか⁉︎と自分につっこみを入れながらの道中。
 わけもなく一人で写真撮りたくなることも…。周りから見たらちょっと滑稽かなぁ、しかし誰も俺なんか見てないし、と思うとマナーだけ守れば何でもいいかって気が楽になる。

八ッ場の道の駅で

 何も急ぐことがないとはこういうことかと、にやけながら車に戻り、国道292号を北上。天気が想定外にもいいことに、さらにテンションが上がる。
 道の駅草津運動茶屋公園でのマーキング?を終えて、いざ渋峠へ。
 と、ここで草津温泉の湯畑を見たくなる。テレビで見る限り、ちょっと道端にクルマを止めるというわけにもいかないだろうと予想はついたが、思ったらやる!が基本。現場に着いてみるとやはり道幅は狭くて、後続車があると止まれない。運良く1枚だけ写真が撮れた。しかし、国道に戻るのにえらくキツイ坂道ものぼることになり、一瞬とは言え印象に残る時間となった。

一瞬のチャンスを生かして1枚だけ!

 国道に戻ってしばらくすると、いつかその中を愛車で走りたいと思っていた風景が目の前に。ワインディングロードは空に向かってどこまでも続いているような…、感動🥹
 天気予報が悪くても、とにかく実行❗️と出かけてきたことがこの景色との対面につながったんだ。こんな時だけで申し訳ないが、神様、仏様ありがとうございます。心からうれしさが込み上げてきた。

停車して、感動をモルカーと分かち合う。
モルカーたちも空に昇るほどの感動だったようだ。

 何で見た風景だったっけ。それが今目の前に広がっている。久しぶりに感じる高揚感と満足感。あー、幸せ。
 国道最高地点には何台かの車が停車中。平日でも人はいるんだなぁ。自分もそのうちの一人だけど…。
 写真を撮ってもらったり、リアを開けてのんびり風景を眺めたり。

国道最高地点。何もない、それがいい。

 さて、クルマに関する最高地点の次は、長野にある鉄道最高地点へ。まずは最高地点を巡る旅をコンプリートしよう。
 志賀高原や真田氏本城跡に寄り道しながら、長野県南牧村を目指す。お昼ご飯は、東御市にある道の駅雷電くるみの里で買った、おやきと雷電わらじ焼き。ご当地のもの食べないとねっていう凝り固まった考えがそうさせたのでしょう。でも、安くておいしくてボリュームもあって、とても満足だったのでよしとしましょう。

わらじ焼き、なかなかのボリューム

 鉄道最高地点には誰もいない。写真取り放題だが、国道はちょっと賑わっていたが、ここは寂しいなぁ。ここ、ホントの最高地点か?なんて自信がなくなったりして。でも間違いなくそう碑に刻んでありますよね。

最高地点を巡る旅完了

 今回の旅の第一の目標は達成。ちょっと空模様が怪しいが、もう大丈夫。あとはちょっと寄り道しながら、明日の目的地甲府に近づけばよいのだから。
 途中で必須だった牧場のソフトクリーム、道の駅ヘルシーテラス佐久南で今夜のビールをゲット。ここでもご当地ものから離れられない自分が出現した。ホントはビールの味なんて大してわからないくせになぁ。

やっと出会えたね

 東御市に戻って、湯楽里館という施設で温泉♨️でひと休み。実はこの施設には仕事で何度も来ているのだが、プライベートで来たのも風呂に入ったのも初。いろんな思い出が蘇ってきて何だか感慨深いひととき。
 この日の車中泊地は道の駅はくしゅう。時間的にここまでが限界。9時近いし、運転にも疲れたから。夜の田舎の道路には人がいない。7時前あたりからは歩行者も自転車も、本当に出会わなかった。車は見かけるけど…。そしてもう一つ、鹿🦌はびっくりするほどたくさん見かけた。道路にも出てくるから油断ならん❗️

これじゃ、人はいないよなぁ。

 今日は素晴らしい1日だった。絶景に出会い、目標も一つ達成。今日の幸運に乾杯しよう。晩御飯はローソンの惣菜たち。ご当地の呪縛からは解き放たれた。ビールだけで十分か…。
 今日は寝られるのか。明日は景色のいいところで朝ご飯を食べよう。昼にかなりのボリュームがあるエビフライ🍤食べるから、ペース配分を考えないとな。
 とか考えているうちに、夢の中へ。

ご当地しばり、買い過ぎか!?

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