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堀口恭司選手とzoom対談してきました。想像がつかない組み合わせ。

ABEMAの企画と堀口恭司さんのyoutubeで対談のお話を頂きました。

パソコンの画面撮影したものををTwitterに上げたら反響が大きくて、堀口さんの存在の大きさを改めて感じたわけです。堀口さん単体ではなく、堀口と青木の組み合わせに「おお!」となってくれたのであれば嬉しく思います。

堀口さんのyoutubeチャンネルで内容は観てもらえるので、そちらで。話自体は堀口さんのマイペースを青木が切り崩せずで悔しさが残ります。正直、もう少しこちらのペースに持ってこれると思っていただけに悔しいのが本音であります。

ここでは僕が見る「堀口恭司」を書いていきます。
いや。違うな。堀口さんと話すことによって浮き上がってきた自分自身なのかもしれない。どちらにせよ。多様性というか、自分とはまったく異なるトップの選手に触れて、僕は学べて良かったし、自分のやりたいことが再確認できたように思います。

対談の開始時間が日本時間の朝10時だったのですが、朝6時半に起きてしまいます。なんだか緊張していて、自分が話をして何か引っ張れるのかと不安になったのです。

僕の長所であり短所なのですが、格闘技の取り組みや実力がしっかりしている選手には敬意を表してしまうし、ときに敬意を持ち過ぎてしまうときがあるのですよね。格闘家が尊敬する格闘家に弱いのは事実です。格闘技が好きって気持ちと自分自身のトップになりきれなかったコンプレックスみたいなものがあるんだと思っています。

ただ堀口さんとは今回が初めてではなくて、昨年末に2回くらい話す機会があったので、話が噛み合うかの不安は和らいでいたのですが、いかんせん真面目一本槍な方なので、何か見出しになることや話題を提供できるのかと不安になっていたのですよね。せっかく話す機会をもらえるわけですから、何か話題になるようにしたいと思ってしまう性なのです。

実績、パフォーマンス共に日本MMA史上ナンバーワン。

まあそりゃあそうですよ。
日本人で堀口さんほどの実績を持っている選手は存在しません。

28勝3敗。UFC王者挑戦経験あり。
RIZINに来てからの活躍で知ったファンが多いのではないかと思うのですが、UFCのチャンピオンシップで敗戦から復帰戦のUFC日本大会で、チコカムスとの試合でのパフォーマンスが物凄かったんですよね。

MMAとして完成度がズバ抜けていて、打撃でのダメージを与えるだけでなく、ポイントを取るためにテイクダウンも織り交ぜて、こりゃあ物凄いMMAをやる選手が日本人で出てきたなと感じていました。

あの試合を見たときにこりゃあすごい選手だし、自分自身の仕事の仕方を考えたというか、堀口恭司と競うスタンスだと自分自身を責めて自分を殺してしまうなと感じました。自分よりも頭抜けて凄いものを見たときに選手は自責に走りますからね。なぜ自分はダメなんだと責めてしまうので、方向転換を考えました。

今の僕のスタンスは好きだから格闘技をやっているし、自分の可能性を使い切りたいし、自分のべストを更新していくことが目標になっているのだけど、その原型ができたのは実はこの時期なのかもしれないです。2015年の桜庭戦前だから、僕が一番苦しんだ2015年から2017年だから辻褄があいます。

王者挑戦後3連勝していたので、もう一度王座挑戦はあるだろうし、その当時のデメトリウスジョンソンの絶対政権を崩すのは彼なのではないかと見ていたところでのRIZIN参戦だったので、驚いたし、榊原さんってメイウェザー呼んだり、堀口さんを呼んできたり、朝倉兄弟を作ったりとプロモーターとして物凄いんだなと思うのですよね。アントニオ猪木、石井和義、榊原信之日本格闘技の史上の三大プロモーターですよね。

ちなみにその当時はヘンリーセジュードが台頭していなかったし、堀口さんがデメトリウスの次だったのですよね。試合がもっとしたいとか事情はあったにせよ、バリバリのメジャーリーガーがRIZINに来られたらのだから、RIZINのバンタムやフライの選手からしたらいい迷惑ですよね。

メンタルの歪みやコンプレックスが無い。

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