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369. ドワーフ魂

エルフの認知度がノルマに
達したのか、今季アニメでは
ドワーフに焦点を当ててる
作品が目立っている。

魔法系のアニメでは欠かせない
精靈であるエルフとドワーフ、
長命で戦いを好まず自然との
調和を愛するエルフには憧れの
念すら覚えてきたけど、白雪姫
では7人の小人として登場する
ドワーフの漲る生命力は、時に
逞しく、時に粗野に映り、良くも
悪くも剥き出しの〝生〟といった
印象以外持たずに來たけど、
今季のアニメでは、これまでと
違った角度でドワーフが描かれ
ている印象がある。

放映中の最果てのパラディン
(第2期)では、二大精靈である
エルフとドワーフの誕生(創造)に
ついての伝説によると、創造の
神の言葉により人よりも先に
明確な意思を持つ、水・火・
風・樹々の精靈が生まれ、
意思を持つが故に、二つの
系統に分かれ、海と森の王
として不安定な現象に寄り添い
共に長くあり続ける在り方を選び
森の女神レア・シルウィアに
相談を持ちかけ生まれたのが
エルフ、人間の技術に憧れた
土や石や火の精霊が訪れた
火炎と技巧の神ブレイズの
もとで生まれたのがドワーフ
なのだとか。
西欧人には、お馴染みの伝説
なんだろうけど、神(大いなる)
者の存在に疑いは持たないが
神話や歴史となると俄然、疑いの
目を向け興味が失せるわたしに
とって新鮮な伝説だった。

エルフもドワーフも自ら戦う
ことは好まない妖精ながら、
ドワーフは、常日頃から自分が
命を投げうつ戦いは何かを考え、
その時が來れば、死を恐れずに
魂を燃やし、戦いにのぞむのだそう。

この辺りからハートが小刻みに
震え始めたのを感じていたけど、
かつて、ドワーフが暮らして
いた鉄(くろがね)の山に敵が
攻め入る事が確実となった際の
回想シーンで震えは小刻みから
ガタガタと大きくなっていった。

戦士ならざる者及び未熟な戦士は
鉄(くろがね)の山より退去せよ。
我が民よ、私は死ぬ。
山に残るすべての戦士たちも死ぬ
であろう。

しかし、鉄の国を死なせてはならぬ。
このような身勝手を命じる苦しみに
我が胸は引き裂かれるようだ。
だが、あえて命ずる。
故郷を失い侮辱と戒婚にまみれ
ようとも生きよ。

それこそが、私が諸君に命ずる
戦いである。
諸君は逃げるのではない異なる
戦場を今より預かるのだ。
我ら王と戦士は誇りを守り、
名を守り、それの眠るこの山で
みな死のう。

諸君は誇りを捨て、生にすべてを
かけよ。
炉の火を絶やしてはならぬ。
生きよ生きて戦え。
最期の時まで。
それが我が最後の命令である。

知らんけど号泣 


ドワーフ魂の在り方が実に
しっくりと、何なら懐かしいと
さえ感じている自分がいた。
炉の火を絶やしてはならぬ。
生きよ生きて戦え。
最期の時まで。

一部で行われている偽旗ドンパチ
に募金してる場合ではなく、
4年前から全世界が偽医療に
よって一方的に命を奪われて
いる戦時下にある今だからこそ
深く響いたのかもしれない。

如何なる局面に於いても譲って
はいけないものがあるのだと。

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