なぜファッションデザイナーだったわたしが水引なのか Vol.3

前回の続きです。記事は↓

今日は値段について

使い捨てなので安価なのではという仮説。

率直に、わたしは水引に、安くて使い捨てのただの飾りでいてほしくない。

だからその理由を探してみた。

そこにとんでもない価値が眠ってないか??という可能性を感じたから

どうしてもそこに留めたくないし

なんなら全然ちがうステージを用意してみたいと思ったのです。


じゃあ水引や一般的な水引アクセサリーが安い理由というのは、


壊れやすく、長期使用に耐えないから?
ただの飾りだから?
みんながその値段だから?


商品の値段を考えるとき、わたしのキャリアの中で得た経験からいうと

こんな要素を考えています。

画像1

これはわたしの経験上出てきた要素を、マーケティングでよく見られたカテゴリ別に分けてみたもの。

わたしは商品やサービスを作るとき
物自体の原価にかかるコストが値段に直結してるわけでは無いと思っています。

というよりそこは生産者の努力でしかない。

なので原価ではなく、原価を構成する技術面と材質面に分けてみました。

1のような、モノが出来上がるまでの工夫や努力と

2.3のようなお客様がそれを実際に要るか、喜びがあるかどうか

そのバランスで値段が決まっているという感覚でいるから。

1.について

●生産能率
簡単なものでクオリティにこだわらないなら早いが、少し凝るととたんに能率が下がる
●技術の希少性
簡単なものもあるが、クオリティを求めれば高い技術が要る
●材料の希少性
希少とまでは言わないが、生産者が限られている
●材質
ほつれたり外れたりすると壊れるが、それさえなければ水などには意外と強く劣化しにくい


一概には言えない部分もけっこうありはする。。

ただ技術面で納得できるレベルのクオリティと材質面でのほつれなどのもろさを克服すれば、

安価にしておく理由はあるだろうか。

むしろ長く使うことができるのでは?と感じた。


明日は値段と、2.3.に絡めた、

全然ちがうステージを用意するためのポジショニングについて書いてみます。

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