梅田から乗って来た人が俺の横で懸垂しだした。


梅田から乗って来た人が俺の横で電車の吊り革がついてる銀の棒を持ち出し、懸垂しだした。


ああ、やめてほしい。


とんでもないドデカいキャリーバック持ったサラリーマンも思わず見ていた。


電車内に40人おるけど俺とドデカキャリーサラリーマンしか見てない。


懸垂しだしたからうわうわ、やめて〜と思ったらゆっくり一回で終わった。



一回ならやんなや。



ほんで何事もなかったかのように携帯いじっとる。


なんで俺は普通に電車乗ってたのにみたいな顔できる、?



ほんでゆっくり懸垂一回するだけならすんなや。


席空いたから座ってた。

座るのいいけど何もしてない感じ出しながら座るなよ。
俺たちはこれから何が起きるのか、恐怖を感じた10秒を返せよ。


俺の横で一回懸垂した事実は変わらんからな。


ほんで淡い青と白のシャツ着て青のジーパン履いてた。


着るなや。


履くなや。


青と白のシャツ着るのはええし、青のジーパン履くのもええけど、何もしてない感じ出しながら青と白のシャツ着て青のジーパン履くのはやめろや。


あとちゃんと金髪でした。



なんば着きました。


降りました。


さ、家帰ろ。

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