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公園からマーケティングに考えを広げてみる

子育てに役立つ公園の条件

久々に子どもを連れて近所の公園に。
夫婦で話し合った結果、条件は下記の3つ。

1)明るく開かれた空間
2)整備が行き届いた遊具
3)利用者の高いモラル

この日は朝から3つの公園をはしご。
それぞれの公園の特色を踏まえて上記の条件が結論として出てきた。

最初に到着した公園は野球場やテニスコートも完備された大きめの公園。
公園全体をトラックのように野球少年がランニングに使っている。
公園自体は広いものの全体的に管理が行き届いておらず、遊具は少し整備不良?
ところどころほころびが見え、子ども一人で遊ばすには少しはばかられる。

2つ目の公園は神社の裏側。
長い滑り台が特徴で、中学生ぐらいの男の子とそのお父さんと思しき大人がキャッチボールをしている。
ここまでは良かったが、出てくると公園の片隅でタバコを吸う初老の男性。
公園の形状から煙から逃れることが難しく止む無く場所を変えることに。

3つ目の公園は2つ目の公園から歩いて3分ほどの場所に。
新し目の遊具が置かれ、非常に開かれた空間に、3、4組ほどの別の親子が遊んでいる。
最終的にはこの公園が非常に気に入り、我が子も満足して帰宅。

公園管理とユーザー心理

公園のユーザー層は場所によってそれぞれ。
1つ目の公園は部活学生から大人の草野球チーム。
2つ目の公園は近所のおじさんの喫煙所兼、小中高生の親御さん。
3つ目の公園は自分と同じような幼児を連れた親子。

訪れた公園に優劣はなく、単にそれぞれの層に最適化された公園というだけの話。
あまり考えずに1日に3つの公園を訪問したが、なんだかマーケティング的に見ると面白いなと。
どんなビジネスやサービスにもターゲットがあり、そのターゲットに最適化されていく。
あとは、そのマッチングの話。
自分が使っているいろいろな商品やサービスは果たして自分が対象となっているのか。
もっと突き詰めて考えてみても面白いかも。

追伸:家族との夕食にて

3つの公園をはしごした後、夕食は両親を交えて外食した。
話の流れで公園の話題に。
「すごく気に入った公園を見つけた!」という話から、
「あぁ、飛行機公園ね」と聞き慣れたフレーズが飛び出す。

小さい頃よく連れて行ってもらっていた「飛行機公園」なる単語をふと思い出す。
実際には当時あった飛行機のモニュメントは取り払われ、新しく我が子の喜んでいた遊具に取って代わられていたようだ。
瞬間、両親も自分が今日公園を3つもはしごしたように、我が子の連れ先を歩き回りながら探したのかもなと。

何も考えず、自分がどれだけ努力して、今の職に付き、今の生活をしているかと数え上げることは容易い。
でも、実は自分がそこに成長するまでに、知らず知らずにかけられた投資や努力、時間や労力を看過していないか…。
ふと、当たり前を見逃さずに感謝すること。
そういう感謝を言葉にして伝えることをしていなかったことに気がついた。
自分が父を経験しなければ、ずっと気づかなかったかもなと。
机の上のお勉強も大切だけれど、こういう体験が人間的な成長には不可欠かもしれないとふと思う土曜日の午後

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