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家賃15万の寮はいかに!?中辛レビュー

こんにちは!アメリカマサチューセッツに交換留学していますゆうしです!
早いもので、渡米してから1か月過ぎてしまいました。
今回は、僕の住んでいる寮について紹介するYo

52棟の寮を抱える超マンモスキャンパス

僕が通うUniversity of Massachusetts Amherst(通称Umass)は、なんとキャンパス内に52つもの寮&アパートが存在する。
それもそのはず、2万人弱の学部生&院生がキャンパスに住んでいるのだ。

キャンパスの寮は8つのエリアに分かれており、僕の住むSylvanエリアはキャンパスの北東端の林の中に息を潜めている。それぞれのエリアには、それぞれに個性(偏見)があるらしく、Sylvanは変人が多いと噂されている。初めましての会話で寮名(エリア名)を聞くのは鉄板なのだが、「Sylvan」と答えるとみな微妙な反応をするか、名前は聞いたことがあるけれどどこにあるかわからない人が多い。つまりそういうことである。

部屋とご対面

広さは10畳くらいの2人部屋は、特に褒めるところがないので写真に任せる。

 部屋でテントウ虫を毎日見るのだが、越冬なのだろうか。
家賃徴収したい。

洗濯機とバディの自販機

24時間元気に営業中

洗濯部屋は地下1階にあって、ここには週1回くらい洗濯物を回しにくる。
1回の洗濯で3ドルかかる。支払いは、現金(25セント硬貨×12)か学生証(電子マネー)のどちらか。交換留学生やフレッシュマンは、カードへのチャージ方法が分からないから、しばらくの間は現金で払うことになる。

ここである問題に直面する。

そう、普通、25セント通貨を12枚を持ってる輩はそうそういないのである。ましてや、アメリカに到着したばかりの留学生は。
そこで困っていたら、ふと隣の自販機に目が留まる。そうだ、何か買って、おつりとしてコインをゲットすればよいのだ!お金を払うのは嫌だけど、これしかない。

しかしこの自販機の完璧すぎる配置は、どうやら偶然ではないようだ。他の寮でも洗濯機と自販機は共生(共犯)関係にあるらしい。

こうして、洗濯を回しに来た無垢な新参者は、お金を払うためにお金を払うという訳の分からない巧妙なからくりに見事はめられ、なくなくお菓子を抱えて部屋に戻るのである。

こういう細かいニーズを利用して、そこにビジネスを見出すアメリカ人のマインドには脱帽である。善良な日本人なら、そこに両替機を置くのだろう。

新学期が繁忙期の御三家。コーラ1本2.5ドル(300円くらい)する。

おつりの出る給水機

毎日マイボトルを持参する身として、給水機の存在はありがたい。寮だけでなく、キャンパスのいたるところにウォーターサーバーが設置されている。サーバーには今までに節約したプラスチックボトルの数が表示されていて、毎日カウントが溜まっていくの見るのは一つの楽しみである。

日本の水道水と、ミネラルウォーターの間くらいの味。

一つ惜しいのは、汲み終わって水筒を引いてから、給水が止まるまでの間に、落ちてくる水が下の受け皿の網目にあたり、跳ね返って服にかかること。明らかに設計ミスである。しかし2日目には、これを頂かないように身をかわす術を身に付けた。最近はみんな避けることを学習したのか、代わりに廊下がびしょびしょになっていることが多い。どうでもよいが、江戸時代では、ぼっとんトイレで用を落としたときに、糞尿貯めから跳ね返って尻に付着する汚水のことを「おつり」と呼んでいたらしい。だからこいつは、おつりの出る給水機である。

スイートトルーム

名前の聞こえは良いが、決してグレードの高い部屋のことではなく、いくつかの部屋と、共用のトイレと洗面台が集まったブロックのことをこの寮ではスイートと呼ぶ。僕のスイートには6人が住んでいて、みな個性豊かである。

隣からは朝早くからお祈りが聞こえたり、部屋に彼女を持ち込んだり、その彼女が洗面所のドアの鍵を閉め、トイレが使えなくなったり、夜間早朝10℃くらいまで冷え込むのに上裸で扇風機回したり(ルームメイト)、あとは誰かハッパを吸っていたりする。今はだいぶ良くなったが、苦情を言うまで毎朝においが半端なかったので、良くも悪くもそれでだいぶ覚醒していた。

おそらく毎朝ハッパの現場となっていた。推定犯行時刻は6:00~7:00。
トイレの扉の下が30cmくらい空いているのが個人的に嫌である。

エレベーター

8階に住む身として、エレベーターは欠かせない。僕の寮には2つ備わっているのだが、左右でチャーミングな個性を持っている。
まず右のやつは30回に1回くらい、1階と地下1階の間を、ドアが半開きになったまま移動する。
そして左のやつは10回に1回くらい、8階に着く→7.5階まで下がる→20秒くらいフリーズ→思い出したように8階に行く という奇行を犯す。さらにひどい時は、8階に着く→前触れもなく30 cm落下→5階まで下がる→20秒くらいフリーズ→思い出したように8階に行く というアトラクション顔負けの発作を見せてくれる。たまったもんじゃない。

日本だったら地下1階はB1だけど、こっちではGとかLとかいろんな文字があてられている。

ちなみに、仲の良いスイートメイトの韓国人が「韓国人はせっかちだから、扉が開いて他の人が降りた瞬間に閉ボタンを押しまくる」と言っていた。ただ、観察しているとドアは閉ボタンを押しても押さなくても同じタイミングで閉まるようだ。それでもそいつは、それを分かったうえで連打する。理由を聞いたら、「I feel so happy」「韓国人としての職務を全うしてるんだよ」と満面の笑み。なるほど、そういう考え方もあるのかと納得した。

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