2020年ふりかえり

そらとぶさかなです。
早いもので2020年ももう終わり。あっという間でした。
かんたんですが今年の創作活動をまとめてみます。


1月・文フリ京都参加。『白の展示会』初版頒布。
2月・文フリ広島参加。
5月・テキレボEX参加。新刊は無し。
6月・エンタメの公募にひとつ応募して普通におちる
7月~9月
・小説の技術本をたくさん買って読んでみる。
・児童文学の公募に応募しようとして間に合わず絶望。
10月~12月
・児童文学の公募用原稿を一旦完成。
・テキレボEX2参加。『空読みのラスタラート』序章頒布(予定)。
そんな感じでした。

今年はコロナの影響で3月頃から在宅ワークになり、思いがけず創作に使える時間が増えました。
ただ新しく書けた作品自体は少なく、新作としてはファンタジー短編集の『空読みのラスタラート』がようやく本格始動した程度です。これはわりと楽しく書き進められています。
書けているのはまだ20%くらいですが、2021年に完成版を頒布できるよう頑張ります。あかるくてさびしい良い物語にしたいと思います。

遅筆な魚には珍しく、1か月で200枚書いて応募するみたいな無茶もちょっと試してみました。
結論としてはやはり、全体像やテーマが頭の中でしっかりできてて「これは面白いぞ」と自分で確信していない限り、急いで出力しようとしても読める物にならない…という感じでしたね。
逆に言えばイメージさえしっかりしていたら短期間で書ききれるのですが…それは運とか時間とかが必要で制御しにくいので、自分で自分のペースをうまく制御できるようになりたいものです。

あとは、勉強の年というかんじでしたね。
過去の作品の反省会をしてみたり、ハウツー本を読んでみたり、好きな作品を分析してみたり、お願いして人にいろいろと添削していただいたり。
具体的な勉強内容をツイッターに書くのが何となく苦手で、あんまり普段言ってないのですが、わりと手当たり次第、今さらのような気もしつつ勉強しています。
イベント直接参加の機会が少なかったせいもあったような気がします。イベント直参って意外と精神的にも時間的にもリソースとられるんだなと実感しました。
ただ新刊とか目に見えた成果が無いと、やったぞー!!という感じが得られなくて、やっぱり続けるのがしんどいものです。
そんな中、某ヒトデマークのオンライン創作イベントの開催は振り返ると本当にありがたかったと思います。わかりやすく軽率に自分をほめる事ができる機会は積極的につくるべきです。
ツイッターでの創作関連の方々とのやり取り、創作の話でも雑談でも、直接お会いできる機会の無い中、大変たのしかったですし精神的にもたいへん助けられました。ありがたいことです。
この一年で新しく知った事、勉強した事が来年良い成果につながればいいなあと思っています。

創作活動全体としては、基本的に七転八倒、書かないと罪悪感で苦しいし、書いてもロクなものにならなくてやっぱり苦しい、みたいな感じで、なかなか常時苦しかったです。
良い作品をつくりたいとは思う、けどエネルギーと時間をかけて頑張るわりに良い物ができない、そこまでして行う意味がある事なんだろうか、すでに世の中には山のように良い作品があるし…という感じで。創作のために時間がとれたぶん、創作についてテンション高く楽しむ心がツルツルに摩耗しているのが見えてしまった、みたいな心境です。
『「つくるのをたのしむ」を維持する』という事の難しさを感じる最近です。

創作をどうすればたのしめるか、なぜたのしめないのか、たのしめない創作に意味はあるのか、そもそもたのしめないなら無理にやるものでもないんじゃないか、ていうか世間や自らの状況的に創作してる場合でもないんじゃないか…etc
さかながどんなにジタジタモダモダとなやんでいても、2020年はようしゃなく終わります。ようしゃなく終わるということは、ようしゃなく新しい年がやってくるということなので、おおあわてでも新しい目的地をこしらえて飛び始めるしかないのです。
来年もよろしくお願いします。