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4月22日〜 理想の友人



ゴールデンウイークですね!
接客業の方、本当にお疲れ様です。お世話になります。
特に祝日やゴールデンウイークが関係ない皆さま、今週もお疲れ様です。
祝日お休みのみんな〜! 外めちゃくちゃ混んでるから気をつけてね〜!!! 混んでる街って歩くだけでHP浪費するから!!!!!

最近、外で過ごすのに1番心地の良い陽気ですね。毎年この時期は暑くなる前にお外でお酒飲みたいな〜と考えているのですが、果たして今年は叶うのか。ここ数年は油断しているとすぐに暑くなってしまうので要注意ですね。外でお酒飲みた〜い!

ということで、こんしゅうもスタートです。



友人の「理想の友人」を知っている。


と、いうことでゴールデンウイーク。
わたしにとっては毎年、普段なかなか会えない人の顔が見られる良い機会だ。普段会えない人と言っても多種多様だが、今回はその中のひとつ、友人について。

わたしは広く浅くみたいな人付き合いが大層苦手だ。まず、絶望的に人の顔が覚えられない。それから、飲み会とかの騒がしい環境で、相手の言ってることがうまく聞き取れない。聞き取ろうとすると、めちゃくちゃ労力を使う。
だからと言って、わたしの人付き合いが狭く深くかというと、なんかそれも違う。仲良くしてくれている人もいるにはいるけど、深いかというと謎である。というか深いってどれくらいのことを指すんだろう。少なくとも社会で会う人以外に、毎月定期的に会う、みたいな友人はいない。
多分、狭く浅くなんだと思う。よくおうちのひとや社会の人に「友達いないんで」って申告してるし。別にそんなことしなくていいのにね。

それでもまあ、仲良くしてくれてる人が何人かいて。本当にありがたいなと思っているし、大好きだなとも思っている。こんしゅうはそのうちの一人の話だ。


わたしはその日、その友人とレストランの前で待ち合わせをしていた。友人が「そのうちご飯食べよう」と言ってくれて、わたしが「じゃあ気になってる店ある」と言って決まった予定だった。
一緒に入り口を潜って、カウンターに並ぶ。二人で相談してなにを注文するか決める。初めに頼んだスパークリングワインで乾杯をして、料理が来るまでダラダラと他愛もない話をする。
そこで、友人は割と衝撃的なことを言った。

「○○ちゃん(わたしではない)って、私と遊びたいわけじゃなくて、行きたい場所があるから付いてきてほしい、で私を誘うだけだもん」
「そうじゃなくて私、『この子とならどこへ行っても、なにをしても楽しい』みたいな友人が欲しい」


わたしは条件反射的に「え、わたしは?」って返した。その瞬間のわたしは、気になっていた店に付き合わせる形で友人とカウンターテーブルに腰を掛けていた。口に含んでいた液体を思わず吹き出しそうになるのをなんとか我慢してそう問えば、友人はノータイムで次のように答えた。


「このみちゃんは別」


なぜかは全然わからないが、わたしは別らしい。
なにが? なんで?

今更に考えてみると、おそらくこの友人は、わたしのことも『一緒ならどこへ行っても、なにをしても楽しい』存在にしたかったのだろうと思う。特に友だちになったばかりの頃は。
ところが、わたしがあまりにも『一緒ならどこへ行っても、なにをしても楽しい』ではないので、どこかの段階で諦められたのだと思う。たぶん。

なんか申し訳ないのでこの場で謝罪しておこう。
ごめん。


友人の「理想の友人」を知っている。この友人は本当に『狭くて深い』関係の、恋人のような、唯一無二みたいな友人が欲しいのだ。

この例を見れば見るほど、わたしは『狭くて深い』の派閥ではないのだなと実感する。



対するわたしは、「行きたい場所ができたときにその人が浮かぶ」で十分な気がしている。友人に「○○行こうと思って。一緒に行きたくて」って言ってもらえるだけでかなり幸せに感じる。
きっとその友人は、その場所がわたしの好きそうな場所、わたしと行くのに合っている場所だと思ってくれているのだろう。
その思考が、めちゃくちゃ嬉しい。


そういう意味では、人間のことを多面体だと思って接している。多面体と言うと限りなく球に近い、サッカーボールみたいな物体を思い浮かべてしまうが、どちらかというと正六面体、サイコロ(6面ダイス)だ。

わたしに見えている部分は、友人の持っている面のほんの六分の一で、長い時間接していくにつれ、ふとしたときにチラチラと他の面が見えたりする。
わたしに見せてくれる面は、もしかしたら他の人に見せてくれる面とは違うものなのかもしれない。

わたしの方も、その人に合う面を出せばそれでいいと思っている。
わたしの全部を受け入れてくれ! とは到底思えないし、あなたの全部を曝け出さなくていい。
わたしに見せたい部分だけ見せてもらって、その部分をわたしが好けば、またわたしがその人に見せたい部分だけを見せて、それを好いてもらえれば。

少なくとも友人関係って、それくらいで十分な気がする。


以前、この日記にて「科学館では物質やエネルギーや科学の原理の展示ばかり見てしまう」という旨を書いた際、仲の良いフォロワーが「意外と自分と違って驚いた」と教えてくれた。そのフォロワーは、理科の中では地学と生物が好きらしい。

わたしたちは科学の面で合わないだけなのだ。
そんなわたしたちはいつも通り、科学館ではなくパークに行けば良いし(それも完全にわたしの趣味に付き合わせているだけだが)、もし一緒に科学館を訪れることがあれば、現地で別行動すればいいだけ。


それでいいな、と本気で思っている。
だから容易に「友だちがいないんで」になるのかもしれない。

まぁ、それでもいいか。



おしまい。
ここまで読んでくださった方、ありがとう。
あなたにとってもわたしにとっても、
明日からの来週がいい1週間になりますように。