どれだけ現状の成績が悪くても医学部に合格する方法を教える。

こんばんは糸井です。以前クローズという名前でこの記事を投稿したが、アカウントに入れなくなったため再掲載する。一度読んだことがあるかもしれないが、もう一度みてくれれば嬉しい。ちなみにクリエイターお問い合わせも使えるようになったので質問があれば気軽にきいてほしい。ではいこう。

今回はどれだけ現状の成績が悪かろうが医学部に合格する方法を教える。ちなみに何の試行錯誤もせずに現状のまま合格する方法ではない。医学部受験の特性に基づいた戦略と勉強法を述べる。今から頑張ろうって思ってる人は必見だ。今からでも挽回できる。

ちなみに私は高校を卒業し、進学する大学がなくフリーターだった。勉強も全くしていなかった。しかしながらこのままでは人生詰むと感じ勉強するしかないと思った。親族に医療系の職につく者が多かったから医者になることを推してくれたのは運が良かった。

運も大事だが医学部に合格するには圧倒的に本番当日の点数が大事だ。面接で落ちたとか言ってるやつは実力不足なだけだ。点数が全てだ。だからこそどんな状況であれ、勉強して点を取るしかないのだ。ちなみに得点(結果)という側面で私は、前期も後期も筆記試験で国公立に落ちた私立医学部進学勢だ。国立行きたいから参考にならんとかいう人はここで閉じてほしい。受験強者の戦略はネット上にあふれている。どちらかというとレベル的にくすぶってるけど医学部になんとしても入りたいって感じの人に向けて書く。医学部合格とかについて書いてある記事はたくさんあるが、それが医学部受験を経験した人によって書かれたのか、どのレベルの医学部受験生によって書かれたのかとかはチェックした方がいいと思う。レベルによってやることは違うし重点の置き所も違う。

それでは説明していく。一応最低でも1年くらいはかかる予定で組む。河合で偏差値50ちょいくらい想定だ。
3-5月:


数学めっちゃやる。数学ができないと他の科目どんだけ勉強しても受からない可能性があるから数学に力入れる。医学部受験は数学が肝。黄チャートの例題を初見プレイすること。答えみないこと。所見プレイは強烈に記憶に残る。テストで間違えた問題とかよく覚えてるんではないだろうか。そしてまじでわからんかったら答えみる。そして自分はどこでつまづいたのか把握すること。公式の暗記不足なのか、計算ミスなのか、解法が思いつかなかったのかなど。そして正解した問題は絶対に二度とやらないこと。この時点で一回できたこととかたぶん受験本番でもできる。逆にミスったら本番でもミスる。あと、この時点で脳内で答えがわかりそうだからといって飛ばさない。書くこと。書くのだるいけど正解したら一生やらなくていいから。間違えた問題はふせんでも貼ったり×つけたりすればいい。これを数学1Aから3まで単元ごとに進めていく。公式は暗記してほしい。医学部受験で導いてる時間はない。最初は丸暗記でも次のステージで理解できることがあるからそれでいい。順番に解いてると絶対にその単元に飽きてくるから別の単元やったり、間違えた問題を解き直す。間違えた問題を解くペースは5日から1週間後くらいでいいだろう。あんまり復習とかも何日後とかこだわりすぎない方がいい。ムダに真面目だったりルーティーン化しようとすると、できなかった時に自分に腹が立つし、勉強なんか気楽にやればいいと思う。でも一日最低5時間くらいは勉強を続けよう。ちなみに間違えた問題を2回目で正解できたらそれはもうやらなくていい。不安になってもう一回解いた方がいいのではないかとか考えるかも知れないがやらなくていい。勉強が進まなくなるし次のステージで別の形でもう一度復習するから安心しろ。キックが不安だからと言って壁あてし続けても試合で得点することにはつながらない。こんな感じで黄チャートを解き進めていく。この過程でおそらく×が着きまくる問題とかがあるだろう。×が無くなるまでやればおっけー。ちなみに例題だけで大丈夫。まじで×がなくなるまでやる。たぶん2-3ヶ月かかるとおもう。この間他の教科はどうすればいいかって話しだけど、予備校とか学校がある人は最低限の分だけやるとかでいいとおもう。正直理科とか夏以降でいいし、今までノー勉だとしてもやるのは今ではないと思う。というかノー勉だと流石に1年で合格するのは厳しいだろう。そんな甘い世界ではない。けれどもシス単一冊くらいは覚えよう。英語の授業で長文読解とかばっかやって結局受験直前でシス単すら頭に入ってない奴とかいっぱいいるから、3-5月で単語だけにフォーカスするのはオススメだ。とにかく数学をやろう。

6-8月: 数学をもっとやろう。黄チャートの次は1対1対応の数学だ。この参考書はマジで有能だ。ここでも初見プレイしよう。黄チャートを終えていれば戦える段階には来ているだろう。けれども解けないだろう。でもそれでいい。ひとつ上のレベルの問題を今までの知識と経験で解くのが大切だ。試行錯誤しよう。そしてわからなければ答えをみよう。答えをみる段階で、問題を解くためのヒントをみて欲しい。あの例題の下のやつ。1対1対応も×とかつけまくって全部解けるようにしよう。丸暗記ではなく頭の使い方を意識して欲しい。黄チャートと違って1対1は何回解いてもいいと思う。テスト前とかにも見直そう。これはバイブル的存在になる。がんばろう。ちなみに例題だけでいい。この期間に他の科目はどうすればいいか。そんなん決まってる。最低限でしのぐだ。英語は熟語とかは覚えなくていい。やるなら文法だ。ネクステージとかではなく長文読解の方がいいだろう。おすすめは東進のレベル別問題集。おんなじ長文を読み返してもいいと思う。というかそのレベルの長文を英語のまま読んで、理解できなければ何回も読んだ方がいい。長文読んで和訳読んでを繰り返せばいいと思う。東進の参考書は解説が有能だから、下手な予備校の授業を受けるよりマシだろう。間違っても洋書とかは読むな。ちなみに英語は数学と違ってできるだけ書かない方がいいと思う。単語とか絶対に書くな。暗唱、音読しまくること。理科はどうすればいいのか。試験ではできるところだけ解けばよい。おそらく理科2科目のうちどちらかは好きな科目と感じるだろうから、数学の気分転換とかにやればいいと思う。理科に対してストレスなく取り組めれば医学部の合格確率はあがる。理科の選択をまだ決めてない人は生物と化学を選ぼう。数学に苦手意識がある人も生物化学を選ぼう。物理を選んだら一生合格しない可能性がある。勉強が好きなやつは勝手に物理と化学を選んでるだろう。理科はセミナーだけやっとけばいいと思う。基本問題だけ。十分だ。それより1対1対応をやり込もう。

9月-10月この時点で数学は正直過去問を解いてもわかるレベルになっていると思う。過去問をやろう。志望校でもいいし、他の地方国公立や私立医大の過去問をやろう。私立医大は捨て問が結構あるので解けなくても大丈夫。地方国公立の易問高得点型は高得点を目指そう。正直過去問は捨て問や悪問が存在するから、この問題の取捨選択をしてくれる人がいればかなりよい。塾の先生やチューターに聞こう。頼る人がいなければ私に聞いてくれればよい。とにかく数学は過去問を解くことが大事だ。そして間違ったところを1対1に戻って確認。1対1に乗ってなければノートにでもまとめておこう。そろそろ理科もやろう。やるべきことはセミナーを全部解けるようにすること。暗記じゃなくて理解しながら。わからない問題は定義を教科書やネットで確認したり、宇宙1わかりやすい〜とかで読んだりしよう。たぶんだけど医学部の理科とかはセミナーでいける。重問やるならセミナーから直接過去問やった方がいい。むずい問題とかいらない。実際に私は化学の参考書はセミナーしかやってない。あとは過去問を解きまくっていた。塾や予備校のテキストも良問の寄せ集めなので解いておいて損はない。この後に及んで言うのもなんだが、塾や予備校、学校のテキストはないがしろにしない方がいい。全部解け。そのくらいはやれ。その上での戦略だ。正解したやつは一生解かなくていいから。予備校の授業があるなら予習しよう。予習なしの講義とか時間の無駄である。たぶん予習しないと予備校に板書しに行くだけになる。最悪だ。予備校の問題がわからないならそれはあなたのレベルに合ったクラスではない。

11-12月:ここまで来たらもうわかっているだろう。どの教科でも過去問やテキストの初見プレイをする→今までやってきた参考書に戻るだ。ひとつ言えるとするならば、過去問をなんとなく解かないことだ。明確な理由を持って解答を作成すること。特に英語とか。11月だし化学の無機とか高分子の暗記とかを頑張ろう!生物の人も暗記!物理の人は予備校のテキストとかを解きまくろう。参考書でいえばセミナーの発展問題は解けるようにしておきたい。セミナーの発展が難しければ良問の風をやろう。物理勢はもちろん初見プレイが大事!

1月:全教科が完璧にできるわけではないけど数学を軸として5-6割は得点できると思う。この時期は本番を意識した時間設定の下の過去問演習だろう。英語は確実に得点しよう。読み飛ばさずに、わかるところまでちゃんと解答するのがよい。全部解答用紙を埋めることが目的ではない!これは本当に大事だ。テキトーに解答すると本当に正解しない。また、数学も焦らず解こう。出来る問題さえできればよい。理科はまずわかる暗記系の問題を全部解いてから時間のかかる問題を解いて言った方がよい。別に60分物理、60分化学みたいにしなくてよい。私は30分物理、50分化学、あと残り物理みたいな感じでやっていた。解き方とかも実は合否をわける重要な要素であるので合格したチューターや私に聞いて欲しい。おそらく以上のことをやっていけば、数学で圧倒的に得点できる大学とかが出てくるだろうから私立医大何校か受験すれば2-3は受かると思う。また地方国公立ならば共通テスト次第だが2次試験の成績を6.5割くらいの得点に収束させることができるのではないか。

2月:国立受けるならもうひと踏ん張りだ!私も3月中旬まで受験をしていたから辛いのはわかる。やり方は1月と一緒だ。私立進学と決めたなら遊んでるだろう。親や教師に感謝して素晴らしい日々を過ごして欲しい。

どんな結果になろうとも受験勉強を通して培ったものは活かされる。受験の結果が人生の優劣を決めるわけではないし、むしろ受験に合格しなかったからこそ次のステージで結果を出す者も数多くいる。しかしながら医師になろうと思うなら、医学部に入らなければならない。あの時もっと勉強しておけば、とか、もっと自分なら出来たんだというのは妄想に過ぎない。人生の一大イベントである医学部受験を乗り越えて勝者の雄叫びをあげるのか、はたまた負け犬の遠吠えをするのかはあなた次第である。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?