見出し画像

個別指導塾の授業料はなぜ高いのか

 個別指導塾は基本的には個別指導なので1人の生徒に対して講師が一人付きます。

 なので、一般的な集団塾に比べると圧倒的に多くの講師が必要になります。 

 プロの社会人講師は集団塾で指導する事が多く、個別指導塾にはプロ講師はほとんどいません。

 したがって、個別指導塾の講師のほとんどは大学生講師です。大学生講師は殆ど指導未経験の素人です。中高生の指導であれば、大学受験の経験があれば、特別な能力は必要としないため、大学生はたいてい指導できます。なので時給はコンビニバイト並みです。ちなみに、数少ないプロ講師でも最も高くて4000円前後です。(兎に角時給が低い!)

 生徒の親御さんが、個別指導塾の指導は1体1の指導なのだから授業料が高いのは仕方がないと思うのでしょうが、実績のある家庭教師の指導なら授業料が高いのは分かりますが素人同然の大学生講師の指導にどうして高い授業料を払わなければならないのでしょうか。

 個別指導塾は個別ブースを校舎内に沢山設けなければならないので、面積の広い校舎が必要になります。しかも、利便性の良い駅前に教室を作らなければならないので、高い賃貸料が掛かります。だから、授業料が高くなるのです。

 つまり、良質な指導だから授業料が高い訳では無く、教室の高い賃料が授業料に含まれているから授業料が高くなるのです。

 1対1の個別指導だから良質な指導という訳では無く、教室の賃料が高いから授業料が高いというだけの事なのです。

 1対1の個別指導とはいえ、家庭教師による指導と同じと思ってはいけません。講師が多いため、教務も講師を充分に管理できないので不適格の講師がいることもよくあることです。

 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?