USMLE不正行為問題 in Nepal


今USMLE受験生のIMGの中でこのニュース話題になっています。

問題はネパールのプロメトリックセンターで、センターの職員が買収されてUSMLEの過去問がスクショなどによって漏れているために、ネパールの2023年の受験者だけ特に高得点であった、ということで、疑惑のある受験生はECFMG certficateを取り消しされるそうです。マッチング直前のこのシーズンの発表は、プログラムにとっても大きく影響するでしょう。USMLEのスコアは特に大きな判断基準になりやすいですから。

あるPDからは270点以上のスコアを出している受験生の80%以上がネパール出身であったという報告もあるほど。

ただし実はネパールは氷山の一角であってインドやパキスタン、中近東の諸国ではこんなことは日常茶飯事に行われているのではないか、という疑惑があります。常にFBやWhatsappのグループなどで本番の問題を買わないかとかいうのが出ているそうです。そういう業者がいて、かなり高額な料金をふっかけるのだそうです。それでも藁をも縋る思いで購入する子や金持ちの親たちは当然いるでしょう。

このことが明るみに出てからレバノン出身の数日違いで受けた昨年の受験者が自分の点数を掲げたLinkedinの投稿を削除していたりとかなり怪しい動きも(どちらも280点や281点などのCrazyな点数だったようす)あったそうです。

https://youtu.be/A3_HG5uc47I?si=13UryqotxbsCxWLx

https://youtu.be/c5sRsi3Oyvg?si=vO5oGeT_u-UIqYH0

私は驚かないですけどね、これらの国の医学生たちは生存競争に必死で、帰れる国がある日本人医師たちとはかなり異なる価値観で試験の勝負をかけていると思います。

ただ、医学教育が鼻から異なる文化の国でアメリカ人より高得点をたやすく大勢が取れる理由って….?



どちらにせよ、平均点が上がってしまったがために自分のスコアの価値にまで影響するのは本当に嫌だなと思うので、過去問のシェアなどせず本当に正当に受けているかどうかの評価はきちんとしてほしいです。

あれだけ何もかも犠牲にして苦しんで受けるテストですから。

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