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五月の私はたぶんすごい

初めて大学の友達と大学以外の場所で会った。

彼女がいるという共通点から話すようになった子が、「課題で見なくてはいけない映画をみんなで見る会」に誘ってくれたのだ
正直、あの映画を一人で見るのは気乗りしていなかったのもあって、「もちろん行きたいです!」と即答した
ただ、行くまで何人来るかも、誰が来るかも知らなかったので少し憂鬱だった

恋人に緊張でおなかいたくなってきた、、って言ったけど「楽しんでおいで」って送り出され、薄情なやつめと思いながらしぶしぶ集合場所まで急いだ

みんなで合流したら、二人も知っている人がいてめちゃくちゃ安心した。結果的に本当の初めましてはひとりだけだった

スーパーに行ってお昼を買って、名前に「葵」が入る子の家までの道を歩く。大学から片道30分、傘を差しながら5人はてくてく

葵ちゃん(仮)は全く自炊をしないらしく、家にある調理器具は鍋と菜箸くらいだった
油も塩もないし、お箸も一膳しかなくて、「え、一人暮らし初日?」ってみんなで笑った

フライパンで作るタイプのポップコーンを持ってきてくれた子がいたから、油と塩は欲しいよね、ってことで買い出しに行ってくれたりして、なんだかんだ映画を見始めたのは3時だった

映画は思ったより面白かったけど、脚本の良さはあんまりわからなかった
あれを課題で見せる理由がよくわからないね、ってみんなで話していた。わたしは脚本ならクリストファー・ノーランの方がすごいのに(個人的には)と思っていた

授業どんな感じー?って話したり、バイト見つからない問題について話したり、大学生、って感じだった
わたしは人が多いところだと黙ってしまうタイプだけど、あの子達とはたくさん話せてたのしかった

行きは静かだった片道30分も、帰りはたくさん喋った

誘ってくれた子と帰りの電車はふたりだったから、お互いの恋人の話をした。写真見せたりこの間こんなことしたよー、って話したり

話していてめっちゃ最高じゃん!ってなったのは、付き合ってもう2年半になるから、パートナーシップ組もうと思ってるんだよねー、って教えてくれたこと
めちゃくちゃよくない??そうやって制度活用できるのほんと素晴らしいし、それくらい好きで想い合える相手がいるって本当に幸せなことだと思った。人のことなのになんだかすごくうれしかった

昨日一番テンションが上がったのはそこだったかも

友人はわたしと彼女が付き合った経緯を話した時が一番テンション上がってた気がする
またはなそー!って解散して、わたしは余韻に浸りながら家まで帰った

友達ができたからか、憂鬱な四月が終わったからか、今日の私はなんだかワクワクしている。
自分から話しかけたいなと思っているくらいには

四月のわたしと五月のわたしは一味違うよ、たぶんすごいよ、がんばれそうだ大学
高校での自分は失いたくないから、一人称もそのまま。このまま、たくさん友達つくるよ、がんばるよ

240502

ありがとうございます。嬉しいです!