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きっと手放せる

やりたくて始めたのに、いつ間にか「やらなきゃ」になってた。
ワクワクがなくなってることにも気付かず、ただ「やらなきゃ」を優先してた。

それって何でだろ?と考えた時に、ずーっと昔からある自分の思考の癖に行き着いた。

頑張れないわたし。
やると決めたことをやれないわたし。
有言実行できてないわたし。
期待に添えてないわたし。
そんなわたしからみんなが離れてく。
がっかりさせてしまう。
ズボラだって、バレてしまう。
そして必要とされなくなる。

誰に言われたわけでもない。
誰かから責められたわけでもない。
勝手に自分の中で作った
「周りの声・周りの気持ち」
想像して苦しくなる方を、無意識に選んでる自分。
どうしてそんなふうになってしまったんだろう。

思い当たる出来事がある。
20歳。
短大を卒業したばかりのわたしは、学校の臨時教員として働き始めた。
初めて親元を離れ、慣れない土地で1人暮らし。
頼る人もなく、友だちもいない。
社会人として仕事を始め、学生の頃とはかけ離れた生活はどんどんわたしの心を歪ませていった。

ちゃんとしなきゃ。
迷惑をかけたらダメ。
心配をかけたらダメ。
先生として生徒の模範にならなきゃ。
若いからって舐められないようにしなきゃ。

でもね、現実はそうもいかずうまくいかない日々。
そんな時でも自分を鼓舞して、自分を騙し騙し、必死になって置いていかれないように、ポンコツだって思われないように誰にも弱音を吐けずに1人で戦っていた日々。

しんどい時に、しんどいって言えない。
心配をかけまいと泣きそうになっても、蓋をする日々。
本当はね、「わたし今すぐにでも家族のいるおうちに帰りたい」
そんなこと、言えなかった。
そうすることが当たり前だって。
我慢すること、歯を食いしばって頑張ること。
そう思って生きていたあの頃。
いま思い出すと、涙が溢れる。

きっと、その頃に植え付けられた思考が今のわたしの中に生きてる。
だから、苦しむ方を無意識に選んでる。

無意識って恐ろしいもので、向き合わなければ書き換えることができない。
手放すって簡単じゃない。

だけどね、わたしはこの苦しむ方を選ぶ思考と
サヨナラしたい。
時間はかかるよね。
手放したと思っても、たぶんまだいる。
何度も何度もやってきては、戻そうとしてくる。
引き戻してくる、きっと。

だから毎日意識すると決めた。
「ワクワクしてる?」
「やりたくてやってる?」
「その思考って、本当?」
そんな時にやはりタロットカードの力が必要。
セルフリーディングで整えることが大事。

そんなことを考えた牡牛座満月の今日。
わたしはきっと手放せる。

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