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アラサー限界オタクがマッチングアプリで推しを見つけた話

5年付き合っていた人と別れ
オタクライフを謳歌していた私だが、
結婚願望もある上に年齢も年齢なので
結婚を前提に付き合える人を
そろそろ見つけたいな〜と
考え始めていた。

そうは言っても、
職場で出会いはないし
人を紹介してもらえるほど
友達も多くないし
アプリは抵抗がある…
となかなか踏み出せずにいた。

うだうだしているうちに時は経ち
年が明けて、
早生まれの私は
またひとつ年を重ねる日の
カウントダウンが始まってしまった。

そんな中
オタク仲間(※他界隈)でもある
小学校からの親友と初詣に行った時のこと。

私が身近に出会いもないし
アプリを始めたいけど勇気がでない
という話をしたところ、
親友が私の出会い探し(マッチングアプリ)に
一緒に立ち会ってくれる(?)
ということになった。

とりあえず
比較的遊び目的の人が少なそうな
真剣交際できる人がいそうな
(※何も知らないのでイメージ)
水色のアプリを登録。

まずはプロフィールの写真選びから。

同性のページは
見ることができないので
他の人がどんな写真を使っているか
わからない。

ここでも謎の尖りを発揮する私。

ありふれた奴にはなりたくない
その他大勢とかぶるのは嫌だ
という思いから、
どうしても
キメキメの可愛い写真は選びたくなかった。
(アプリで出会いを探している時点で
ありふれた奴である)

親友の
「それだと実物の烏龍ちゃんと
違いすぎない?
せめて後ろ姿の写真とかに
した方が良いのでは?」
というアドバイスには聞く耳も持たず、
私が選んだのは
ワイングラス越しに撮られた
ぬらりひょんのような写り方の写真。

よし、これで
盛れた可愛い(?)写真に釣られてではなく
ちゃんとプロフィール欄も読んで
私の内面が良いと思ってくれた人と
マッチングできるはず…!

アイコンも無事決まり
プロフィールを推敲(?)していた矢先、
何件かのいいねが…。

え...

もう?

この写真で?

プロフィールも載せてないのに?

マッチングアプリビギナーの私は
そこでアプリの実態を目の当たりにした。

マッチングアプリには
誰でも良いから出会いたい人たちがいる。

遊び目的だったり
なかなかマッチングしない故だったりと
皆さん諸事情あるんでしょうが、
数打ちゃ当たる方式で
(おそらく課金して?)
誰彼構わずいいねしているんだ。

そうじゃないと
プロフィールも載せていない
得体の知れないぬらりひょんなんて
選ばないだろう。

プロフィールがないのに
いいねしてくるなんて話にならない。

私は面白味のある人間性で
勝負しようとしてるんだよ
と、勝手に憤りを感じた。

「どんな写真アイコンにしてるんですか(笑)」
という初手からツッコんでくれる
ノリがいい王子様(?)の登場を期待していた私は
心底ガッカリした。

それはともかく。

親友に添削してもらいながら
プロフィール文を考え、
気を取り直して
仲良くなれそうな人を探し始めた。

えーと
パッと見では
ほぼアイコンと年齢くらいしか
情報が見れないのか…


(スキップ)


あーなるほどなるほど


(スキップ)


はいはいはい


(スキップ)


え〜…


(スキップ)


うん…


(スキップ)







え、
いなくない???

こんなにピンとくる人いない???

私そんなに理想高くないと
自分では思ってたんだけどな…

高身長で〜とか
高収入で〜とか
アイドルの推し並に
ビジュが良くて〜とか
そんなことは望んでないのに…

いや、
そもそもアイコンと年齢くらいしか
情報を見れてないんだよ。

イケメンと付き合いたいとかは
思ったことないけど
好みの見た目はあるよね…

ちょっとこんなに見つからないもんかね。

うん…

てか
これって男性側も一緒なのでは?

ということは
絶対にぬらりひょんなんて
ダメじゃない???

(自称)面白味のある内面で勝負する前に
ふるい落とされるよね???

あーーー

まーたアイコンから
選び直しだよ。

そんなこんなで
何時間もアプリにかけ
疲れ果てた私たちは
(付き合ってくれた親友ありがとう)
家に帰ってからが本番、
あとでゆっくり自分のページを作り直すとして
今はとりあえず練習で(?)見てるだけ、
ということにした。

ようやくアプリの使い方に慣れてきた私は
人のプロフィールを読んでは
面白い人がいないと嘆いていた。(何様)

もうこのアプリでは
見つからないのかもしれない…
と言いながら親友とアプリを見ていた
埼京線の帰り道。

惰性でスキップだけしていた私の目の前が
突然眩しくなった。

時が止まった。

肩くらいのロングヘアに
中性的な美しい顔立ち
唯一無二の輝きを放つ人物

そう
これが後に私が恋することとなる
"現実の推し"との出会いである。

あろうことか
私は一旦この人をスキップしかけるが
(惰性でスキップしていた流れで)、
親友の
「今の人かっこよくない!?」
という声で我に帰り、
写真とプロフィールを熟読(?)した。

ロングヘアというだけでなく
ネイルもしているようだった。

美容師とかバンドマンなのかな?
と思っていたが、
ガッツリパソコン関係(※語彙)のお仕事だった。

この時は、オシャレな人なんだな〜
私より美意識高そう…ヒョエ〜
くらいにしか思っていなかった。

同い年で
K-POPや食べることが好きということで
気が合いそうだな
こんな好みのビジュの人もいるんだ
と嬉しくなっていた。

親友の後押しもあって
人生初めての"いいね"を
この人に捧げた。

ぬらりひょんのアイコンのまま…。

そして
このあと悲劇が起こる。

次回!(※次回かはわからない)
マッチングアプリ強制退会!
推しにもう二度と会えなくなった話
に続きます。


p.s. 最近転職活動を始めたり
家族が怪我をしたりでバタバタしていて
全然更新できなかった。
書きたいことはたくさんあるのに。
週1は更新できるようにしたい。
今は『瓜を破る』という漫画に
ハマり散らかしていて、
油断すると何も手につかなくなる。
やりたいことが多すぎるよ〜



←To be continued…



※こちらは
何者かになりたいのに
何者にもなれずに大人になり、
もがきつつも
何やかんやで楽しく生きてる
アラサー女の
心情吐露スポットです。

何者でもない私の
日々思うたわいもない話
よかったら聞いていってください。

最後まで読んでいただき
ありがとうございます。



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