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幻想日記

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日記って、本当のことだけを書く必要ないよね?
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「あぁ残尿感」幻想日記

「あぁ残尿感」幻想日記

「あなたを見てると、残尿感がするの」
生チョコと共に差し出された言葉は私を深く傷つけた。
傷心を癒やすため河原で石を積んでいるとアーティストと間違われ盗撮、からの万バズ、一躍時の人となった。何を勘違いしたのか墓石作成の依頼が舞い込み、根っからの真面目さを発揮し寝る間を惜しんで納期を守ったが震度2で総崩れ。
多額の賠償金返済のため就活するも知名度が邪魔をし正規の職にはありつけず、横浜中華街地下工場で

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「お母さんヒステリック世界を制す」幻想日記

「お母さんヒステリック世界を制す」幻想日記

母に「俺の上着知らない?」と尋ねたところ「知らないわよそんなもの、何?私が隠したって言うの?あーそうですか、全部お母さんが悪いんですね、何もかもお母さんのせい、この世の全てはお母さんが悪いんだもんね、悪かったわね」とヒステリック発動。「そこまで言ってないじゃん」とフォローを試みる前に家中の電子機器が鳴り喚き、2分後に警官隊が突入、母は捕らえられた。
裁判の様子は連日報道され、大気汚染、大災害、テロ

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「戻れ正直者」幻想日記

「戻れ正直者」幻想日記

早朝に散歩してたら交差点で百円拾ったので交番まで走った。
途中の公園でラジオ体操仕切ってるおじさんに「お前は正直者か?」と問われたので「はい、近所でも評判です」と答えたが、「嘘をつけ!お前みたいなグズは親父のキ〇タマから出直せ!」などと罵声を浴びせられラジオ体操第3第4を延々と踊らされる。
5時間後「体力の限界…!」と倒れると周りに誰もいない。今しかない、公園から逃げ出し何とか交番に辿り着く。意識

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「求道」幻想日記

「求道」幻想日記

自分に足りない「静けさ、落ち着き」を手に入れようと弓道部に入ったはいいが、女子部員のハートばかり射抜いてしまう。しまいには顧問の女教師(既婚3子持ち)まで虜にしてしまい、奪い愛、春。
渾身の「僕を巡って争わないで」を披露する間もなく暗黒武闘会。結果は火を見るよりも明らか、3人育てて肝の据わった顧問が躊躇なく女子部員たちを滅多打ち。血みどろの射場で1人佇む中年女性から放たれる「別れてくるから待ってて

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「赤と赤」幻想日記

「赤と赤」幻想日記

「赤は女の色だ」
そう主張する老人をスターリン肖像画とソビエト国旗が壁一面にあしらわれた四畳半に閉じ込めてはや3日、中から女の高笑いが。
慌てて扉を開けると長身の女性の後ろ姿。こちらを振り向くやいなや「赤は200色あんねん」と言い放ち真っ赤なピンヒールでこちらの顔面を刺突。
「あんさんはどんな赤を見してくれんのや?」と執拗に顔面を狙ってくる。泣いて懇願するも止めてくれない。刺突しながら「こちらの優

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「除名宣告」幻想日記

「除名宣告」幻想日記

突然の胸の痛みに悶え倒れるも、すぐ収まった。不安になって病院に行くと絶滅したはずの感染症「ヘポタイヤ病」との診断。直ちに4号棟4階の4号室に入院。「先生、これはどういう病気なんですか」「ほ、ほぼ風邪みたいなもんですよ、でででですが万が一の事がありますからこの部屋から出ないでください」。

安堵したのも束の間、その日のうちに親戚友人が総出で見舞いに訪れ、「何か食べたい物や欲しい物はないか?」とガラス

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「Grandfather's Psychedelic Breakfast 」幻想日記

「Grandfather's Psychedelic Breakfast 」幻想日記

「最後にサイケデリックな朝食を食べたい…」もってあと数日と言われ入院していた祖父が突然起き上がって声を絞り出した。早速相模湾でとらふぐを釣り上げ、翌朝刺し身にして出したところ全身痙攣。直後「か、体に電気が満ち溢れてくるっちゃ!」と叫んだきり意識不明。

皆が慌てる中、5歳のひ孫よっちゃんがふざけて鼻に充電器を繋ぐとスマホが一瞬でフルチャージ、家族は歓喜に湧く。騒ぐ医者を金で黙らせ、痙攣し続ける祖父

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「冥土喫茶」幻想日記

池袋に来て「埼玉都心はパラレルパラレルパラレル」と口ずさんでいたらビラ配りのメイドに「いつからここが並行世界ではないと錯覚していた?」と迫られ、連れられたのは薄暗いメイド喫茶。

店内は血生臭く、厨房からは悲鳴が聞こえ、メイド達はケチャップまみれだった。パサパサオムライスが次々と量産され「エロイムエッサイム」の呪文でふわとろへと姿を変える。それを食べた客はもみ上げ白髪の老人からニキビ面の青年へと早

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「パンツをたずねて三十年」幻想日記

「パンツをたずねて三十年」幻想日記

どんなにスカートが短くてもパンツが見えないのはそもそも履いていないからだ!との天啓を受けた私は全盛期の森○千里を求めて1990年へと向かうため、タイムマシン開発に没頭。

しかしタイムマシンmarkⅲ試運転中の誤作動により時空の狭間に吸い込まれ、辿り着いたそこは高度成長期の東京。仕方ないので幼児の秋○康を探し出し「大所帯より少数精鋭」「握手券で曲を売るのは大罪」と刷り込み世直しを測ったがタイムパト

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「四谷怪談」幻想日記

「四谷怪談」幻想日記

岡本社長の右の乳首と左の乳首を入れ替えるとNHKの受信料が半額になると聞いた私は吉本興業本社のある旧四谷小学校へと向かった。しかし四谷のはずがアントニオ猪木のお通夜に来てしまい、「アナタコソガ、モエルトウコンノケイショウシャダ!」と謎のブラジル人に説得され来場者全員に闘魂注入をすることに。
38人目のビンタをした後、「私こそが継承者だ!」と名乗るタバスコ輸入業者に挑まれタイマンの果たし合いへと発展

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