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9年かけて修士号まで取得できた

3月に修士課程を修了し、修士号を頂きました。
学部入学から9年間本当にたくさんの方にお世話になりました。ありがとうございました。

修士課程は2年で終わることができて、学部に比べたら驚くほどスムーズでした。
だいたい1年の半分弱くらいはまともに大学に通えなくて授業に出られなかったし、無欠席のクォーターは無いけど合理的配慮を始めとするたくさんのサポートのおかげでとても満ち足りた2年間を過ごすことができました。

浪人(2014年)からの10年間をざっくり振り返ると
浪人生:パニック発作悪化・発達障害疑い
1年生:通院開始・必修科目落単
2年生:前期必修3科目?落単・後期試験全欠席
3年生①:後期からほぼ休学状態
3年生②:後期から診断書を取得し、合理的配慮を受けることに決める
3年生③:大学関連の記憶が…
3年生④:絶対に進級すると決めて、通院を再開、カウンセリングを開始
4年生:なんとか単位取得、修士課程入試合格、ぼろぼろの卒論提出
修士1年生:自分の特性に向き合う1年
修士2年生:進路に悩みながら、なんとか修士号取得

3年生②の前期に個人的にすごく辛い出来事が起こって、もう全部どうでもいいかもみたいになっちゃって、診断書を取りつつもこの頃は結構諦めモードだったなと思います。
ただただライブハウスとかで音楽を聴くために生活してました。
この頃の経験は今の私の研究や目標に大きく関わっているので無駄ではなかったと思いたいです。

なんで大学に戻って来れたのか後輩に聞かれたんですよね。
明確な理由を考えたことなかったんですけど、諦められなかったが正解かなと。
障害や病気を都合よく盾に使ってしまっている自分がいることを分かりつつも、それを理由にどうしても入りたかった学科を卒業することと絶対に学びたいと思った音楽社会学を諦めることは何かに負けることだと思っていたかもしれないです。

ぼろぼろの学部7年間だったけど実は休学はしてなくて、全てのセメスターでひとつ以上は単位を取得し続けました。
これはひとつ諦めないって部分で誇れることかなと思っています。

修士論文ではインタビューを22人にさせて頂きました。
そこから年始に体調を大崩ししてもう今年度論文出せないギリギリのところまでいって、もう無理!となったんですが、指導教員の助言のおかげで軌道修正して修士論文を提出することができました。
先生方に論文を誉めていただけて本当に嬉しかったです。
音楽と「誰かのことば」にこだわることをやり遂げられました。

これからは修士までにやってきた研究をまだ続けたいので、博士課程を目指して頑張ってみます
まだ私なりの音楽を諦められないです。
大きな目標としては、いつか発達障害の特に女の子の支援に何かの形で携わりたいです。

最後に
色んなことがあって、自分が音楽を演奏する側に回ることは二度とないと思ってたんですけど、やらなかった後悔はしたくなくて軽音サークルの追いコンライブに出ました。
3回のバン練と本番に薬を飲まずに行けて、歌うことがずっと怖かったけど歌えて、私の中ではすごく達成感がありました。
コピバンを一緒にやってくれたメンバーと大好きなサークルに心から感謝してます。

これからも無理しすぎず私なりになんとかやっていきます。
みなさんこれからもどうぞよろしくお願いします。





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