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「GenCan't2019」に参加してみる

2019年8月1日。ついに始まった北米最大のゲームコンベンション「GenCon 2019」……へ行けない人が参加する仮想ゲームコンベンション「GenCan't 2019」。
実は開催の1週間前、突如主催者から「real talk」と題した通達がありました。は、まさか「いやぁ、たはは…すみません、主催はGenConに参加することになりましたので中止します」じゃないのか?!……と思いつつ読んでみると、「年々規模が大きくなっていましたが、今年は小規模になってしまいまして申し訳ない」と。
ああ焦りましたが、なんと律儀な。とにもかくにも無事に開催されました。では、レポートします。


「GenCan't 2019」の概要は、「Welcome to GenCant2019」にありますのでこちらから入るといいです。大きな項目は6点ありますのでそれぞれ見ていきます。

1つ目。「公式バッジ」をもらう

無料です。もらえるのは画像(カラーとモノクロ2種類)ですけど、空自慢できます。せっかくなのでもらいましょう
バッジのタイプは何種類かありますが、デフォルトの「2019 Attendee」か「2019 Attendee(w/ slogan)」でいいと思います。思いますが……まあ何でもいいんじゃないですか(投げやり)。

2つ目。各地のローカルイベントに参加する

です。リストを見てみると……ほとんどアメリカ国内なので、あきらめました。アメリカ国外だと1カ所あるのですが、ベネズエラです。もっとあきらめました。

3つ目。Twitterでいろいろツイートする。

ハッシュタグだと、#GenCant2019とか♯GenCantをつけたり、アカウントだと@GenCantがあるのでフォローしたりしてね、ということです。
とはいえいきなり何をツイートせい、というのはありますね。ですけど、次につぶやけるネタがあります。

4つ目。GenCant2019 Game Design Contestの受賞作を遊ぶ。

Game Design Contestは今回で3回目で、テーマは「多面体ダイスロールアンドライト」です。
用意されているプリントアンドプレイのPDFを印刷すれば遊べるのですが、
さらに「4面体、6面体、8面体、10面体、12面体、20面体ダイス」を1セット用意する必要があります。

今回の受賞作は「Polyhedral Park Planner」です。


プレイ人数:1~100人
対象年齢:10歳以上
プレイ時間目安:30分
勝利条件:ゲーム開始時に勝利点の取り方が書かれた条件カード(16枚)から3枚取り出す。ゲーム終了後、1番勝利点の大きい人が勝者。
終了条件:10ラウンドプレイします。
ラウンドのプレイ:「4面体、6面体、8面体、10面体、12面体、20面体ダイス」6個をまとめてロール。ダイスの出た目の数で、コストを支払い公園に設備を設置する。支払うコストは設備自体と設置するマス(土地代)の2種類両方満たさないといけない。
PDFデータ:作者のHPPNPArcadeにあります。

目新しいシステムは特にないのですが、遊びやすさなどの総合点が高い印象があります。

受賞作のほかに、最終選考に残ったと思われる作品がさらに2つあります。

1つ目は「Racing Stars」です。


プレイ人数:1人
対象年齢:不明(10歳以上かな)
プレイ時間目安:不明(1人用だし、あまり気にしないでね)
勝利条件:勝利点を多く稼ぎましょう。
終了条件:10ラウンドプレイ、もしくは、動かすカート(5台あります)がなくなった時。
ラウンドのプレイ:「4面体、6面体、8面体、10面体、12面体ダイス」5個を振って、5台一組のチームを1個づつ割り当ててゴールを目指して進む。それぞれのカートには固有の特殊能力があるので、後先を考えながらゴールを目指して進めていきます。
PDFデータ:PNPArcadeにあります。

ルール1枚、ゲームボード1枚でかつモノクロ、印刷コストも少ないので、お試ししやすいかも。

2つ目は、「Egyptia」です。


プレイ人数:1~99人
対象年齢:12歳以上
プレイ時間目安:30~45分
勝利条件:ゲーム開始時に勝利点の取り方が書かれた条件カード(15枚)から5枚取り出す。ゲーム終了後、1番勝利点の大きい人が勝者。
終了条件:任意のプレイヤー1人のボードのマスすべてに建造物を建ててしまう、もしくは、任意のプレイヤー1人の資源トラックの1つがすべてチェックが入ってしまう。
ラウンドのプレイ:「4面体、6面体、8面体、10面体、12面体ダイス、20面体ダイス」6個を振って、得られる資源と建てられる建造物を決定する。
どの資源をもらい、どの建造物を建てるかは、プレイヤーが選択する。
PDFデータ:PNPArcadeにあります。

資源を多くもらいすぎるとペナルティがあったり、建造物によっては追加で資源をもらえたり。いくつかのシステムをうまく組み合わせた完成度の高いゲームではないかと。

5つ目。GenCan'tのグッズを買う。

販売サイトはこちら。Tシャツ、マグカップ、ノートなどあります。あ、ベビー服もある。

6つ目。懸賞(Raffle)に応募する。

メーカーから提供されたボードゲーム(今年の賞品リスト)をもらえるチャンスです。GenCan't終了後、公正な抽選をして当選者を決めます。
注意点としては、当選した後のメールでは英語でやり取りしなければならない。送料については不明なので、ちょっと覚悟しといたほうがよろしい。あと、GenConに参加した人は遠慮してね、ということです。
このリンクから応募のエントリーができます。

エントリーフォームにある「Do you wish to be entered for all prizes?」の項目ですが、yesは「どれでもいいから欲しい」ということです。noにした人は、次の項目で欲しいゲームにチェックする必要があります。

こんな感じで、GenConと同時に始まったCenCan'tは、GenConと同時に終わります。

HAVE FUN!


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