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キャリアカウンセリングを受けてみた-自己理解編-

最近、(いつもかもしれませんが)今後の自分のキャリアに悩んでいます。直近では4月からどのような働き方、仕事をするのかということをもやもやしながら考えていて、このままではだめだと思い2月はキャリコンを受けまくることにしました。
念願の「国家資格キャリアコンサルタント」を取得することができました。さまざまなキャリアコンサルタント、コーチの方から体験的にキャリコンを受けることで自分自身の学びにもつなげていきたいという理由もあります。

2月に入り、キャリアコーチングを行っている企業の無料カウンセリングを3社、資格取得に向けて学んだ企業では5年間無料でキャリアカウンセリングを行っているので、2回(継続中)受けました。

今回はnoteを書いて、キャリコンを受けて少しずつ見えてきた自分のことの整理やたくさんの学びをいただいたので、共有していきたいと思います。



キャリコンの流れ

①お申込み方法
インターネットで「キャリア 相談」などと検索するとすぐにさまざまな企業のキャリア面談のページが出てきました。
その中で無料カウンセリング(初回の体験のみ)を行っているところにお申込みをしました。
サービスについての説明資料に目を通したり、事前アンケートを記述したりなどの準備をし、当日に臨みました。
今回は受けていませんが、「キャリコンサーチ」でも3回継続してカウンセリングを受けたことがあります。

アンケートでは、事前に相談内容を160字以上で書くことが必須の企業もありました。
キャリコン側からすると、事前に相談内容を知ることができるのはありがたいことですし、相談者側も何を相談したいのかを整理できてよい方法だと思いました。

②当日の面談
全てオンラインでの実施です。
はじめか終わりに会社の説明がある以外は、相談内容に対してお話する時間でした。

「もう一度相談内容を聞かせていただけますか?」
という問いかけからはじまります。
相談内容を聞いていただき、そこからこの時間をどう使うかを設計、確認していただきました。

私のキャリアの悩み

①    夫が東京に転勤(今年か来年)になる可能性があるため、今後のキャリアプランが不明確なこと。
②    次の仕事はキャリア寄りのお仕事をしたいがどのような仕事が可能なのか。特に若年層を対象にして(サポステ、キャリア教育など)
③  今後訪れるかもしれない子育てと仕事の両立が不安であること。
④  今のように2つ仕事をしているのは楽しいけれど、今後のライフイベントを踏まえると安定している仕事に就いたほうがよいのかもしれないこと。

キャリコンさんに深掘りしていただき、悩みや不安を細分化していただきました。

・キャリアビジョンがはっきりしているようでしていないことが不安要素。とくに夫の転勤も不安要素になっている。
・②について、これまで教員や通信制高校、NPOでさまざまな経験をしてきたが、その経験が東京でいかせるのか自信がない。
・人は絶対不安は0にならないが、不安を緩和することはできる。今不安なのは、情報が不足しているから。
・かせぎたい、産休や育休の制度を使いたいならこの働き方(ダブルワーク+業務委託)ではなく、正規・フルタイムで務めることだが、働く上での軸は、「やりがい」。働きやすさやライフイベントでバランスがとれるのかというのが不安要素。かといってやりたいをつぶしても悔いが残る。
・やりたいことは現在NPOでやれつつある。やりたいことができている中で東京にいったらできなくなるのではないか、ライフイベントによってできなくなるのではないかという不安。
・今の不安要素は次何をするか、具体的なアクションが決まっていないこと
。学んだり、話をきいたりはしているものの具体的な次の一歩がみえていない

さらにWill can mustを改めてやってみると解像度があがるのでは?というアドバイスもいただきました。

will can must

とにかく今はわたしは転機にいるんだなと。(トランジション!)
30代に入り、ライフイベントや夫の転勤が迫ってくる中、先が見えない不安に押しつぶされています。
シュロスバーグの4sを思い出して整理してみようかなと思いました。

キャリコンを通してみえてきた「私の価値観」

さまざまな問いかけをして、深堀りしていただいたおかげで、はたらく中で体現したい価値の部分、私自身の軸が整理されたように感じました。
自分の言葉ではなく、他者からやりたいことの言語化をしてもらうことで、「それがやりたいことだ~!」とすっと腹落ちした感覚をもちました。


【はたらく中で体現したい価値】
・領域は、学生、若者
「どう生きていくのか」という支援
 介在して「一個人の主体性を発揮させる」ところまでやりたい 
 物理的にも精神的にも、ブロックをとっぱらいたい

・やることに縛られず、個人の主体性や想いを大切にして動いていける若者 を増やしたい、増えなきゃいけないと思っている

・理想は学校を開放的にしたい、主体的に動いていけるような場にしたい
・将来的に学校をよりよくしたいのと多様な人が関わる場づくりを両輪でしていきたい。

・「人生を横断した形でのサポートをみんなで一緒にやっていきたい」
多種多様なものの見方・サポートが必要、そういう世界をつくりたい
だからこそつながりづくりが大事


働く環境としては、縛られたり制限されたりすることがすごくいやだったので、そういう環境だと苦しくなると気づきました。
つまり、「裁量があり、変えたいと思ったら話し合いかえていける風土、自分だけではなく、周りの人もアクションを起こせるような環境」を選んでいく必要があります。比較的小さい組織があっているのかもしれません。

どのキャリコンさんにも「想いが強い人ですね」といわれました。
学校での原体験が、私の「なんとかしたい!!」という思いを形作り、今やりたいこと、実現したいことにつながっているのだと改めて感じました。

一方、このようにも言われました。
「shokoさんの中に二人いるように感じる。天使と悪魔というか、ものすごくエネルギーのある自分と、自信がなく不安な自分ですかね。」
まさにそうで、どちらも私。その時によって、割合も変わってきます。
自分への自信のなさが大きいけれど、それも自分だと受け入れ、キャリアを考えていきたいなと思いました。

学んだこと

①問いの仕方

さまざまな問いを投げてくださったことで、

「もっと掘り下げたいんですけど、なぜそれが嫌だったのですか?なぜそこがおかしいと思えたんですか?」
「なぜその力があるといえるの?出来事、エピソードをいえる?」
「一番自信をもっているのは?」
「shokoさんの言葉でお話するとどうなりますか?」「shokoさんの言葉でいかがですか?」
「過去のキャリアでもやもやしたことはありますか?」
「ほかの仕事にいけばいいのにとどまっているのはなぜ?ブレーキは何?」
・「もやもやの中身は何ですか?」不安?やりがい?ライフ?
 ⇒「もやもやが明らかになるとよい、そんな時間にしましょうか?」
・「細分化すると何が一番いやでしたか?」

・「目の前に同じように悩んでいる子がいたら、shokoさんはどうかかわりますか?」

素敵な問いかけの仕方でした。
未来のことより過去のことが話しやすくて、過去の話から未来につなげる問いかけの仕方、同じ意見でも必ず私の言葉でいえるように、「なぜ?」と何度も聞いていただき深掘りなど学ぶポイントの宝庫でした。

②安心して話せる場づくり

正直なところ、相手が男性だと話しにくいと思ってしまいました。
ですが、ほとんど担当してくださった方は男性でした。
はじめは、「きっと話せないだろうな」と思っていたのですが、雰囲気やあたたかい言葉かけのおかげで安心して話すことができました。
また何度も名前を呼んでくださったことも丁寧に関わってくださっていると感じました。
信頼関係の構築の部分は、土台としてとても大切だと実感しました。

「お茶を飲んだり、何か食べたり、横になっても大丈夫ですので、リラックスしながらお話されてくださいね」
「本日はshokoさんのための時間なので」
「面接ではなく面談なので、まとまってなくても綺麗に言えなくても大丈夫です。思いついたことを少しずつお話くださいね」

などが印象的な言葉かけでした。

③コンサルティング

キャリコンの必要な力として、カウンセリングだけではなくコンサルティングが大事だということを改めて感じました。
私は話を聞いて欲しいというより、情報やアドバイスがほしいという想いが強かったということもありますが、具体的なアドバイスはとてもありがたかったです。


【勉強になったこと】
・人は絶対不安は0にならないが、不安を緩和することはできる(意思決定論)今は、調べたり人に聞いたり、情報が得ることが不安の緩和になる。「どうやったら東京で仕事につけるのか?」

・自己PRは最低でも3つもつことが大事。 次に向かう職業や会社によっていれかえてもっていけるようにするため。いろんなエピソード、強みを洗い出して、貯金をつくっておく。

・人事が見る視点は根拠
はじめて会う人で、履歴書なども本人がかいたかもわからない。本当にその人が行ってきたのかを証明するために質問をしている。
⇒自己PRは、 PREP法で話し、成果が大事。成果は数字か他者評価

「~と思います」は主観になってしまう。謙虚だが、自信のなさがつたわるため、「~という風につなげることができました」断定する
⇒自信をもって自分をPR

・「一番大変だったことは?」「挫折した経験は?」「短所は?」
改善力をみている、何をもって挫折とかんじるのか、どのようなアプローチをしたのか、つまずいたときにどのように思うのか、のりこえる行動をする人なのか

・言語化するときに5W1Hを考えるとよい、感情ではなく理論的に
私のことを知らない人に伝えるためにはとても大事
⇒感覚的に話しがちなので、誰にでも伝わるように理論的な話し方を心がける

・プレゼン力→興味をもってもらう、まずは知ってもらう、具体性、行動変容につなげる。「私は商品」この人いいなと思ってもらう、私の説明、パンフレット
・講義や授業は理解してもらうことでプレゼンとはちがう
⇒自己開示や自己表現が私には必要な力

・自分が転機にさしかかっているからこそ、多くの人からの視点をもらいたいからこそ、いろんな人に話を聴くといいかもしれない
「私らしさを表すキーワードは何?」「10年後の自分はどうすごしていそう?」「周りの人はどんな人がいると思う?」
・モチベーションが下がったとこそ他者からの言葉をもらい、まだ見ぬ自分と出会うことでエネルギーが戻ってくる

まずは「やってみる」。自己内省も大切だが、まずはやっていてその時に自分がどう感じたかを考える。行動せず自己内省し続けるとループにはまる。ロールモデルに出会う、話を聞くことが大事。(まさにクランボルツ!)

・大きなビジョンは持っているからそれよりも、目の前の行動目標。


学びがたくさんあるなあと。さまざまなキャリコンさんに出会うことで自分の引き出しが増えそうです。

④言語化

「今の話はすごく重要。おしつけられる、自分の考えを反映できない、ルールや決めつけられることに生きづらさを感じるのかもしれません。それが仕事選びのポイントになるかも」

「6年間で働き方の限界を感じるほどやってこれたから、新しいチャレンジをしたいと思えたのかも。」
「つまり、そこまでやれたってことなんですね」

私が話すことを丁寧に言語化していただくことで気づきがたくさんありました。自分の言葉ではなく、他者からの言葉でこれだ!と思うものが見つかる気がしました。壁打ちの大切さを実感。

今後に向けて

キャリコンを受けることで自己理解・仕事理解を続けていきたいですが、何よりも私は「人に会う」「やってみる」など行動することを通して自分の解像度を上げていきたいと思いました。
素敵な人にたくさん出会い、お話を聞きたいです!(ぜひ話しませんか?!)
今後のキャリコンは、仕事理解のフェーズだと思うので、またnoteにかけたらと思います。

まずは、「自己開示」「自己表現」を自信を持ってできるようにしたいと思います。


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