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社会人チームの現状

どうも地域リーガーの石津大地です!
と、普通に地域リーガーと名乗るのが当たり前になった。
俺は最近よく思うことがある。
地域リーガーって何?って
俺が大学生の時(約3年前)、地域リーガーなんて言葉は浸透してなかった。


そもそも【地域リーグ】と呼ぶよりも、【社会人リーグ】と呼ぶのが主流だったと思う。
だってリーグの名前が社会人リーグとか全国社会人大会とか必ず「社会人」ってついてたから。


さらにここからは俺の偏見だけど、社会人でもサッカーしてる人は正社員をしながら、趣味の延長線でやってる人が多くて、プロを目指してる人というよりはプロは目指してないけどまだサッカーやりたいな、少し高いレベルでやりたいなーくらいの人がやってるイメージだった。お金にはならないし、なんなら生活を苦しめる可能性もある。みたいなイメージ。


サポーターはいなくて、いても3人とかで、職場の人が見に来たり、身内が見に来たりそのくらいの人しかいないイメージだった。



だから俺が大学時代にまだ地域リーグにいたティアモ枚方(現JFL)との試合で1000人集まった時はこんなに社会人リーグに人って集まるんだ。ティアモってすごいな。そんなイメージだった。


けど現在はJクラブを目指すチームがどんどん出てきて、観客は1000人超える試合も多くなり、プロクラブさながらの環境や待遇をしているチームもある。地域リーグのレベルはここ2年くらいで急成長してるように感じる。



さらにそういうチームに在籍してる選手は自分たちが一般的な社会人の中の1人だという意識がない。

というより、サッカー選手というのが日常で仕事をしてる時間が非日常という現象が起きていると思う。なぜなら正社員で働くことが少なく、契約社員やパートやアルバイト契約。

労働時間も正社員と比較すると短い。
働いている会社の人たちからすると「サッカー選手の〇〇選手がうちの会社で働いてる!」だ。



正直俺が大学生の時の地域リーグの印象とは全く違う。正社員で働き、夜に練習して、選手全員が集まることはなかなかない。趣味の延長戦。


さらに地域リーグのチームは後半になっていくにつれて全く走れなくなる。それが当たり前だと思ってた。これが俺の大学生の時の地域リーグの印象。

それが去年福山シティFCに入ってびっくり。
サッカー環境や設備がすごく整っていた。
人工芝のグラウンドで毎日練習でき、用具も揃っている。


チームができた当初からそうではなかったことは知ってる。河川敷で練習したりしていたのを知ってる。しかしこの2年ほどで大きく変わっている。チームがどれだけ努力したのか。想像を絶する。凄すぎる。


さらに今では、チーム専用のグラウンドができ、より環境がよくなっている。地域リーグのチームが専用のグラウンドを持つ。

何回も言うけど、地域リーグでプレーしている地域リーガーはプロではない。
プロではないチームに専用グラウンド。それだけの価値と可能性が地域リーグ、地域リーガーにはあるのか?


もちろん福山みたいなチームばかりではない。
選手給をもらえないチームや、逆にチームの備品や施設料金を選手が払っているチームもある。


しかしそのようなチームにも全力で応援してくれるサポーターや試合を見にきてくれる人がいる。


ここまでの格差がありながらも全てをひっくるめて地域リーガーと呼ぶ。
言い方が悪いが、お金さえ払えば、地域リーガーになれる。


つまりまとめると個人的には
地域リーガーには4種類の人間に分かれると思っている

  1. 本気でプロを目指してプレーしている人

  2. プロは目指してないが、本気でサッカーができて、高いレベルでプレーしたい選手

  3. サッカーが好きで、趣味の延長戦だが、なるべくレベルの高いチームでサッカーがしたい選手

  4. 純粋にサッカーが好きで社会人でもサッカーをしている選手

多分これは地域リーグのチームでも同じ

  1. 本気でJリーグを目指しているチーム

  2. Jリーグは目指してないが、本気でサッカーができて高いレベルでサッカーをしたいチーム

  3. サッカーが好きで、趣味の延長戦だが、なるべくレベルの高いリーグでサッカーしたいチーム

  4. サッカーが純粋に好きでレベル関係なく、趣味でサッカーできればいいというチーム


そこで最近俺がすごい感じていて悩んでいることがある。

今俺が所属しているチームに1.2.3.4の選手が混在しているということ。

1だけ2だけ3だけ4だけの選手が集まれば目的がはっきりする。
1だけの選手が集まってるチームの福山シティFC
2だけの選手が集まってるチームのSRC、三菱(チームはあくまでも俺個人の見解)

俺らのチームは試合に勝ちたいという目的は一緒だが、少しでも上のカテゴリーでプレーしたいという熱は選手によってまるで違う。

基本1の選手は私生活にもこだわり、食事、筋トレ、睡眠を高水準で行い、常に優先順位がサッカーが1番。

しかし2.選手は必ずしもサッカーが1番ではなく、家族や友人との時間が1番になることもある。

3の選手はサッカーもなるべく高いレベルでやりたい、けど遊びたいし、好きなもの食べたい。

4の選手に関しては趣味の延長戦で、サッカー楽しめたらそれでいい!

こんな意識が全然違う選手が集まってプレーしたらチームとしてはなかなか着地点が見つかりづらいし、ずれが生じる。

「勝ちたいならもっとやれよ」だの
「別に楽しくサッカーしたいだけなんだよ」
だの

どこまでこだわりを見せるのかが個人によって違うから、
「この選手には高いことを要求しても大丈夫だな。」
「この選手は上を目指してないから高いことを要求すると息苦しく感じちゃうな。」
と結局どこを目指して、どの熱量に合わせるかが曖昧になってしまう。すると必然的にチーム内では温度差が生まれ、不満が生まれる。


高校サッカーや大学サッカーでもこの現状は起きる。がしかし社会人にもなるとそもそもの競技人口が少なく、チームには30名ほど。変えが効かない。高校や大学の部活の規模はチームが3チームくらい作れるほど。そもそもの規模が違う。

社会人チームならではの壁にぶち当たってる。

なかなか解決策が見つからない。
社会人として正社員として朝から晩まで働いてる人がほとんどで残業もする。そんな中遅れてでも練習に来る。チームの全員が集まれるかと言えばそうではない。サッカーに費やせる時間は限られる。それでも上を目指す。

難しい。。難しいが、この問題を解いていく過程が俺の中では楽しい。もちろん俺一人で変えられるとは思ってない。けどきっかけを作り出すのはいつだって1人。その1人に俺はなりたいと思ってる。

今期残り5節になった。
現在7位。
上位に食い込むのは勝ち点的に厳しい。
だからと言って捨て試合は一つもないし、それはチーム全員が思ってる。
だからこそ今来季につながるようにどうするかを試行錯誤して、チームとして1番理想の形を模索しなければならない。



新たな俺への試練。
さぁ石津大地。お前はこの試練をどう乗り越える?見せてくれよ。お前の答えを。。。





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