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予期せぬ成功:ド素人が電子書籍表紙デザインで収益アップ

私は現在ランサーズというクラウドソーシングサイトに登録し、主にライターとしてお仕事を頂いています。
元々、小説を書いていたので副業を、と考えた時に、すぐ思いついたのがライターのお仕事でした。
初めはWebライターとして、そのうちYouTubeにて公開される動画のシナリオライターとしてのお仕事を始め、シナリオに関しては一年以上継続してご依頼を頂いています。
そのおかげで安定収入を得ることができました。
本当にありがたいことです。
自分の書いたものが、しっかりとした収入源になったということが、とても嬉しかったのです。
そしてそれ以上に、趣味として当然のように無料で小説を描き続けてきた身としては、数千字の文章を積み重ねるだけで万単位の収入になるというのが驚きでした。
ライターとして仕事を始めて、良かったなと思います。

けれど、YouTube動画シナリオの継続依頼だけでは、安定はしていても、入ってくるお金は月に良くて2万か3万……。
もちろん、それだってありがたいことではありますが、月2万ではお小遣い程度です。
もう少し収益を出したい、と思っていた時、たまたま見かけたのが、ランサーズのコンペ方式の依頼でした。

『電子書籍の表紙作成をお願いします』

この依頼を見たことが、収益をアップさせるきっかけになったのです。
前置きが長くなりましたが、今回は、電子書籍の表紙作りの仕事を始めたら収益がグンと上がった件についてお書きします。


◆電子書籍表紙デザインをやってみようと思った訳

電子書籍の表紙デザインの依頼を見て、私はすぐに思いました。
やってみよう、と。
普段、腰が重くて新しいことに取り組むことの少ない私がそう思った理由は2つ。

1つ目は、収益を増やしたいと考えてはいても、シナリオ作成の方で時間を取られるので、時間を要する仕事は難しかったことです。
そんな私にとって、1度に大きな収入を得られるコンペの依頼は魅力的に思えました。

2つ目は、電子書籍の表紙デザインは、経験があったことです。
それなりに長い期間小説を書いてきたので、普段利用している小説投稿サイトにて公開していない作品のストックが、かなりありました。
そこで、せっかくなので電子書籍化してみようと考え、Kindle出版に挑戦していたのです。

その時、困ったのが、表紙。
表紙は絶対に良いものじゃないと売れない、という話は聞いていましたが、やっぱりお金はかけたくない……。
それなら、何とか自作できないだろうか、と考えました。
できた表紙の一例は、こちらです。



私は絵心が全くなく、デザインの勉強もしたことがなく、配色センス0の、全くこういったことに向いていない人間です。それでも、商用利用可能なイラストを見つけられれば、見よう見まねでこのくらいは作れました。ですから、同じように、電子書籍の表紙デザインのお仕事をできるのではないかと考えたのです。

◆電子書籍表紙デザインで挫折しそうになった時、訪れた転機

繰り返しですが、全く向いてはいないジャンルへの挑戦でした。
しかも、それでお金を稼ごうというのですから、自分でも大胆な発想だったなと思います。
それでも、自分の書籍の時には、恥ずかしくないものができたのだから、と頑張っていました。

結果は惨敗。

何度も何度もコンペに参加しましたが、なかなか当選しません。
当選どころか次点報酬さえも得られない日々が続きました。

転機となったのは、ある1つの依頼でした。
電子書籍の表紙デザイン案件です。
けれど、その依頼はコンペではなくプロジェクト方式の依頼でした。
それまで、コンペ以外で表紙作成の依頼を見た事がなかった私は「珍しいな」と思いながらも、提案してみました(実際は多くはないですが、他にも表紙デザインのプロジェクト方式依頼はありました)。

※プロジェクト方式の依頼はコンペと違い、作成した成果物ではなく提示した見積もりを見てクライアントが誰を選ぶか決めて、お仕事がスタートします。

そこで、初めて電子書籍の表紙デザイン案件で当選し、お仕事が始まりました。
せっかく選んで頂いたのだからと、かなり頑張って取り組み、2つのデザインを提示しました。
2つ目のデザインが採用され、この時のお仕事は終了しました。
そして、ご満足いただけたのか、継続のお誘いが来たのです。

「他にも表紙デザイン案件があるので、やってみようかな、と思われるものがありましたらご連絡ください」

とのメッセージとともに、タイトルリストを送ってくださいました。
もちろん、継続。
そして、2件の表紙を担当させて頂いた後、今度は5つの表紙をまとめてのご依頼を頂きました。
本当にありがたく思っています。
コンペになかなか当選できずとも、こういうクライアント様に巡り会えたことは、恵まれていたなとつくづく感じました。

現在も、そのクライアント様からのご依頼の表紙デザインのお仕事を続けています。
おかげで、シナリオ作成だけの時よりも、収益を上げることができました。

ちなみに、担当させて頂いた書籍は、現在2作が販売中です。

📖『右脳を使って超天才』

創造性を司る右脳に注目し、右脳を鍛えることで天才を超える超天才を育てられるのではないかという観点から書かれた書籍です。
IQと天才の関係性について考察したり、アインシュタインなどの過去の天才について触れたり、天才を育てる方法に迫ったりと多角的に右脳と天才について書かれた本です。

📖『癒される〜!』

ストレス社会と言える現代における、癒し作りについて書かれた書籍です。
前半で過重労働や複雑な人間関係など現代に溢れるストレスについて考察し、後半でそういったものから距離をとり癒し空間を作る方法について書かれています。
現代の問題に切り込み、自分でそれを癒す方法を提示してくれています。

どちらも、興味深い書籍です。
現代という時代に合ったテーマについて、鋭く、深く切り込んでいます。
気になった方は、ぜひ、リンク先からお読みください。

◆コンペでの初報酬!

少し時間を戻してお書きしますが、実は上記のプロジェクトでご依頼くださったクライアント様とのやり取りと並行して、コンペへの参加も続けていました。
やはり落選続きだったのですが、ある時、1つのコンペの終了1日前にメッセージが届いたのです。

「タイトルの文字を、もう少しインパクトのあるものに変えてもらえませんか?」

今までにないことでした。
初めての修正依頼です。
そして、わざわざ修正依頼をするということは、そこが直れば採用してもいいかなと考えているからに違いありません。
私は急いで修正をし、2案ほど提出しました。
そして、募集が締め切られると、すぐに当選の通知が届いたのです。
これが、初めてのコンペ当選でした。
書籍はこちらからお読みいただけます。

📖心理学者エリクソンに学ぶ。ストレスに負けない強い脳の作り方

そして、この後、コンペに参加するとクライアント様からご連絡が来るというケースが多くなっていきました。
修正の依頼、ほぼ当選確約のご連絡など(この連絡については後で裏切られる結果になりましたが、その件はまた別の機会に)です。
それでも、上記の案件以外ですんなりと当選をいただけたケースはなく、ほとんどが次点報酬止まりでした。

※ランサーズのコンペでは、当選以外にも次点報酬が存在します。

次点報酬を頂けたデザインの一部は、こちらです。




応募時点のデザインを修正しています

次点ではあっても、報酬を頂けるのは、たいへんありがたいです。

現在もシナリオのお仕事と並行して表紙デザインを続けています。
シナリオと表紙デザイン、どちらも継続案件があり、またコンペでも報酬を貰える現状。
シナリオだけの時よりも、格段に収益がアップしました。
今後は、さらに良い結果を出せるよう、努力していこうと思っています。

ちなみに、電子書籍表紙デザインのご依頼は随時募集中です。
3000円から。
私自身、あまり表紙などにお金をかけずに出版したかった人間なので、費用は比較的抑え目でお引き受けしています。
ご相談いただければ、もう少しお安くすることも可能ですので、ご興味のおありな方は、コメントやX(Twitter)、ランサーズにてご連絡いただければ。
X:https://x.com/Zooey2_works?t=SccwZ7DLODQXDVk7q-rRPw&s=09

ランサーズ:https://www.lancers.jp/profile/zooey-zooey

また、ご紹介させて頂いた書籍も、作成に携われたことを嬉しく思うほど素敵な書籍です。
ぜひリンク先に行ってみてくださいね。

最後に、この文章をお読みの方で、もしご自身が電子書籍の出版をしている方がいらっしゃったら、表紙の自作にチャレンジしてみると、思いもよらないメリットが生まれるかもしれません。
私も、自作している時は、表紙デザインをお仕事にできるなど、全く思っていませんでした。
それでも、こうして収益アップを実現できたのです。
取り組んだことのうち、何が好機になるかは、予想のつかないものなのだと、心底感じます。
私も取り組んだもののうち、こうして良い結果を出せたことは少ないです。
ですから、必ず良い方向へ向かうとは言えませんし思いませんが、可能性は十分にあると思うのです。
チャレンジしてみなければ分からない、というのを実感する経験でした。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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