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空を舞う ”女性活躍支援のメッセージ” "Girls Be Ambitious" 特別塗装機が繋ぐ未来

空の旅は、ただ移動するだけではありません。
新しい発見と出会いが、飛行機の中でさえも待ち受けています。
 
こんにちは、ZIPAIR note編集部です。
 
皆様はZIPAIRで機内販売されている「吸水ショーツ」をご存じでしょうか?

この商品は、旅行中の女性が直面する不便や不安を軽減するため、株式会社Be-A Japanさん(以下、敬称略)の協力のもと提供されています。
 
この取り組みは単に旅行の利便性を追求したものではなく、機内での時間を快適に、そしてどんな時も自分らしく過ごせるようにという特別な願いが込められています。
 
その願いが今、新しい章を開く時を迎えました。
 
この度、Be-A Japanが推進する女性活躍支援プロジェクト「Girls Be Ambitious(GBA)」に深く共鳴したZIPAIRは、そのロゴをあしらった特別塗装機の就航を決定しました。この特別塗装機は、空を通じて女性の可能性と活躍を世界中に伝えるメッセージを運びます。
 
今回の対談では、Be-A Japan PR/PRODUCT の武市さんと、ZIPAIRマーケティング部の潮田さんに、特別塗装機就航の背景と目的、さらには未来への期待についてお話しいただきます。

女性に「新しい選択肢」を提供するために。


ー それでは武市さん。改めてBe-A Japanの紹介をお願いします。
 
武市 : 私たちBe-A Japanは「サニタリー期間の不自由・不便さから人々を解放し、自分の可能性や願いを諦めることなく生きてほしい」という願いのもと、当時ほとんど市場に出回っていなかった「吸水ショーツ」開発のために、2020年6月、クラウドファンディングからスタートしました。目標金額100万円から始まったのですが、最終的には1億円を超える支援と9000人以上の支持者を得ることができました。この結果は驚くものでしたが、それだけ女性のニーズがあることを実感できました。その後押しを受けまして、現在まで商品の開発販売以外にも、医療機関や地方自治体への吸水ショーツの寄贈、次世代へ向けた生理 セミナーなどを実施しております。

女性の旅行体験をも変える新技術

ー 「吸水ショーツ」について、もう少し詳しくお聞かせいただけますか?

武市 : 吸水ショーツは、フェムテック(※)と言われる商材なのですが、弊社の特徴は、1枚で穿くことができることです。そして弊社の吸水ショーツは吸水量が多く、基本的には1日中取り替える必要なく使用できます。現在、生理用品の交換や購入のストレスを多くの女性が「当たり前」と受け入れています。私たちはその常識を変え、ストレスから解放したいと考えています。
 
例えば旅行中であれば、長時間のフライト中に突然始まっても、このショーツがあれば、不安や不便さを感じることなく過ごせ、旅行をもっと自由に楽しむことができるようになります。
 
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※フェムテック(Femtech)とは、「Female Technology(女性のための技術)」の略で、女性の健康に特化した技術で、生理追跡、妊娠支援、性的健康など女性特有の課題に対応する製品やサービスを指します。フェムテックは女性の健康を中心とした技術革新であり、日常生活における女性特有の課題に対処することで、より良い生活品質を実現します。
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ー サニタリー用品としての新たな選択肢の提供は、女性の生活に大きな変化をもたらしますね。
 
武市:はい。サニタリー期間は約40年と言われてますが、その間生理やその対応に気を取られることなく日常に集中できるようになることで、女性が自分らしく活躍する可能性を広げられると考えています。

NEW BASIC AIRLINEを目指すZIPAIRの共感

ー 「吸水ショーツ」の利点は他にもありますか?
 
武市:ナプキンやタンポンなどはプラスティックでできています。女性1人が生涯で使用する数はおよそ1万から1万2000枚と言われており、その点で吸水ショーツは簡単に洗って再利用可能なため、環境にやさしい選択肢です。実際にレジ袋より生理用品のゴミが海洋ゴミの量として多いというデータもあります。
 
次世代にどういう未来を残していくかを考えたときに、吸水ショーツという選択肢があることが重要だと考えています。

ZIPAIRの取り組み

ー ありがとうございます。サステナビリティや女性活躍支援など、ZIPAIRとして共感することが多いと感じたのですが、潮田さん、いかがでしょうか。
 
潮田:実際に商品開発の段階で客室乗務員が吸水ショーツを着用しモニターテストとして協力させていただきました。現在も愛用し、業務中でも漏れることなく快適で安心だ、というスタッフの声も多数あります。
 
客室乗務員は長時間飛行機内という閉鎖された空間におりますので、サニタリー期間の対処は、やはり悩み事の一つでした。お客様に安全で快適なサービスを提供する上で、そのストレスがないことはとても大きいと思います。
 
武市:漏れない安心を提供するために、商品開発に2年半近くを費やしました笑 これからも安心して使っていただけたら嬉しいです。
 
ー では潮田さん。女性活躍支援に関して、ZIPAIRの活動を教えてください。
 
潮田:ZIPAIRでは多様性・個性の尊重という部分を大切にしており、例えば制服が男女共用であったり、客室乗務員もスニーカーを着用しています。さらに桜美林大学での講義など女性視点で生まれた取り組みもあります。
 
それでも女性特有の悩みはありますので、そうした部分でBe-A Japanさんの活動を支援し、共に女性が自分らしく活躍できる環境をつくっていきたいと考えています。

「Girls Be Ambitious」を、もっと多くの人へ

ソーシャルプロジェクト Girls Be Ambitious(GBA)とは
 
ー それではソーシャルプロジェクト「Girls Be Ambitious(GBA)」、そして今回の特別塗装機の就航に至る背景についてお聞かせください。
 
武市:「Girls Be Ambitious」プロジェクトはこれまでも、吸水ショーツの寄贈や生理セミナーなどを通じて、女性の活躍支援をしてまいりました。今年の2月からは新たにその活動を海外にも広げました。海外では吸水ショーツの技術を学んでいただくなど、一過性の手助けではなく、それぞれの場所・文化の中で自立して活動が続けられるサポートも目指しています。
 
潮田:このお話を聞いた時に、国際線エアラインとしてお手伝いできることがあるのではないかと考えました。まずはより多くの人にこのプロジェクトを知っていただきたい。この素晴らしいメッセージをもっと広く伝えたいと思い、今回の特別塗装機の就航に至りました。

特別塗装機就航の意義

ー "Girls be Ambitious” が空を舞うのですね。

潮田: 今回の特別塗装機の就航は、多くの人にこのプロジェクトを知ってもらうための一歩です。機内ではBe-A Japanさんが制作した動画を用意しておりますので、旅行中の方がこの活動を知り、考えていただくきっかけになればと思っています。
 
武市:本当に素晴らしい機会をいただきました。我々が伝えたい思いは、弊社だけでは限界があります。今回ZIPAIRさんにご協力いただくことで、女性の活躍を支援することはもちろん、女性がより自由に、自分らしく生きるきっかけになってくれたら嬉しいです。

ー 空の旅が新しい可能性を広げていきますね。
 
武市:Be-A Japanは社員全員女性なんです。小さい会社ですが、そんな私たちが皆様のお力を借り、世界的に見ればジェンダー理解度が低いと言われる日本からメッセージを発信できることはとても重要な意味を持つと感じています。
 
”Girls Be Ambitious” この言葉が持つ力を、今回をきっかけに賛同くださった方々と共に、女性のことだけではなく、年齢も性別も国籍も関係なく、お互いを知り、考え、思いあえる社会を目指す。その輪が世界へと広がっていくように今後とも頑張っていきます。
 
潮田 : ZIPAIRとしても今回の特別塗装機だけで終わらせることなく、引き続きBé-Aさんと共に活動していきますので、次の挑戦を楽しみに待っていてください。
 
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ソーシャルプロジェクト「Girls Be Ambitious(GBA)」は、女性を解放し、自分らしい人生を送ることを応援する強いメッセージを世界に発信しています。そしてその一つの形である特別塗装機が空を舞う姿は、女性たちに無限の可能性があること、そしてその可能性を追求する勇気を持つことの重要性を改めて発見させてくれます。
 
この記事を通じて、"Girls Be Ambitious"のメッセージが皆様の心に響き、性別や国籍を超えた共感と行動へと繋がることを願っています。一緒により平等で包括的な未来への一歩を踏み出しましょう。

ぜひ空港で特別塗装機を探してみてください!