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3年で5回引っ越して気づいたこと

我が家は9月末に引越しを予定している。

夫の仕事は約1年ごとに、全国どこでも飛ばされる。ちょうど暮らし慣れたころ引っ越しになるので、家族としては切ない。

思えばこれで5回目だ。
3年で5回って、1年ごとなのに……?

せっかくなので、今まで住んだ部屋を振り返ってみようと思う。

①単身者用アパート
付き合って3ヶ月で片道4時間の田舎に転勤。
付き合いたての情熱と気合いで乗り越えた結果、半同棲状態になった。
ここの特徴は「隣の人のいびきが聞こえる」驚異的な壁の薄さ。家具付きなのはいいが、あくまで仮住まい用の部屋といったところ。

②2LDKの3階
転勤から戻ってきたのを機に私は仕事を辞め、同棲開始。
夫の故郷、そこそこ便利な街。
彼から「予備の部屋はあったほうがいい」と提案され2LDKに。
これが大正解で、予備の部屋は「荷物置き・部屋干し・作業・ゲスト用」など多様に使えた。部屋は良かったが、階段しかない3階の一番奥。車まで遠い上、引っ越しや日々の買い物に大変苦労した。

③広め1LDKの1階
約1年同棲して結婚、入籍翌日に他県への転勤を言い渡される。
県庁所在地から20分くらい離れていて暮らしやすい。1部屋少なくなったが広さ的にOK。
しかし、この部屋は引っ越して2週間後に大雨で床下浸水して退去することに。もうあんまり覚えてない。

④狭めの1LDKの1階
災害による賃貸争奪戦で辛くも決めた部屋。
1人暮らしなら十分といった広さで、私たちには狭い。元は2LDKに収まっていた家具を詰め込んだので、ギュウギュウに。
1階で駐車場が近いので楽。その代わりベランダからクモやハチなどの虫が入ってくる。木造なので上の階の人の軽やかな鼻歌が聞こえる(はやりのJ-POP)。

このように多様なタイプの部屋に住んできて、発見したことがいくつかある。

まず、エレベーターなしの3階以上はやめたほうがいい。毎日、会社に行くたび階段を上り下りするのは非常に辛い。その面倒から出不精にもなる。引っ越し業者の方も「3階かァ」と肩を落としていた。

最大の弱点は寝室のエアコン。室外機を地面まで下ろさねばならず、多大な作業費がかかってしまった。部屋を選ぶときは、室外機が廊下やベランダに置ける仕様になっているかどうかも重要である。

あと防犯面で人気のない1階だが、こちらは案外住めば都である。駐車場が近ければなお良い。1階はとにかく出かけるハードルが低い、夫の通勤も楽、忘れ物したとき心が軽い。デメリットは虫と、洗濯物の人目が気になること。

ちなみに『広さ・駐車場』だけは、我が家にとって譲れない。

シングルベッドを2つ並べて寝たり、最初からファミリー用の家具を揃えているので2LDKは必須。先ほども述べたが、予備の部屋をフリースペースにしておくと大活躍する。あと、狭い部屋はいくら片付けても散らかる。物が少ない人はいいと思うが、夫婦どちらかが物持ちタイプだと地獄である。

駐車場については、転勤先が地下鉄ありの都会でもない限り2台は必須。この駐車場2台が部屋探しではネックで、だいぶ絞られる。あっても縦列だったりするが、夫は朝早く夜遅いので我が家には問題なし。

転勤族のいいところは今の部屋も期間限定であること。良くても悪くても1〜2年しか住めない。引っ越しまくりは大変だけど、部屋探しは気持ち的に楽。

次の部屋は、ようやく憧れの2階角部屋。しかも2LDK。今までで一番、暮らしやすい予感がしている。

ただし、我が家の物欲王(夫)が新しい家具を探し始めたので警戒中。収納があるほど人は物を増やすのだ。是が非でもやめていただきたい。

どちらにしても、暮らし好きの私には向いた生活なのかもしれない。

最後に、どうでもいいトリビアを。
『不動産屋さんの車はルーミーが多い』

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