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【FX】デイスキャトレード記録「3波の3波が鉄板とされる理由」

こんにちは。じゅんたんです。

今回は11/2(木)のポンド円ロングトレードの振り返りを行なっていきます。

Xでもリアルタイムでポストしていたので見てくださっていた方もいるかと思いますが、今回このトレードを選んだ理由は僕のデイスキャトレードの鉄板ポイントであったからです。

3波の3波がなぜ一番良いのか?をこの記事でご理解いただけたら幸いです。




【1】絶好の押し目買いチャンス到来!

先月から長くレンジが続いていたポンド円ですが、月末に大きな動きがありました。

下降トレンド最後の戻り高値を上抜けたためダウ転換が起きました。

普段僕のnoteやXを見てくださっている方であればすぐにわかるかと思いますが、この波を上昇1波と仮定することができます。

相場環境認識をする際、ダウ理論から相場を読み解いていくクセをつけましょう。

今回だと僕は画像のようにチャートを見ていました。

仮1波が出たあと一旦押し目をつけるもモジモジとしたレンジが続いているのがわかります。

このレンジをどのように見るのかで今後の狙い方が大きく変わってきます。

相場を分析する時のコツは自分と反対勢力のトレーダーの視点からチャートを分析してみることです。

僕はロングを仕掛けたかったので、まずはショーター目線で相場を分析していきます。

ショート目線で考えると下降トレンド戻り高値を上抜けされたことからも何としてでもこれ以上の上昇は抑えなければならない局面となりました。

このレンジあたりを見てまず見えたのが、三尊が連続していることです。

この三尊というのは売り手が下降トレンドを継続させたいという心理のあらわれです。

さらにこの三尊を見てこのあと下へ落ちると考え売り注文を入れる飛び乗りショーターも増えるでしょう。

すると売り注文がどんどん溜まっていきます。

もっと大きな波で見ているトレーダーは三尊ではなくダブルトップとして見る人も一定数います。

ネックライン抜けたら落ちるだろうと考え追随するトレーダーもいるでしょう。

するとどうなると思いますか?

売り注文が増えるということはその分損切りが溜まりやすくなるということです。

つまり三尊やダブルトップが否定され上へブレイクした時、これらのショーターの損切りを巻き込んで一気に上へ抜けていく可能性が高いということ。

ロンガーとしてはこの損切りを巻き込み上昇を加速させたいのです。

では次は買い手の目線に切り替えて相場を見ていきましょう!


買い手目線では下降トレンドの戻り高値を上抜けたため1波と仮定してフィボを引き押し目を待ちます。

ショート目線では何度も三尊やダブルトップが形成されてチャンスに見えてましたが、ロンガー目線ではフィボ50〜61.8で見事に止めているのがわかります。

つまり買い手も絶対にこれ以上は下へ落とさないという心理が働いており、この売り買いの攻防がチャートパターンやフィボにあらわれるのです。

今回のポンド円は本当におもしろくチャートパターンが連発する相場を形成しています。

大きな波で見るとダブルボトムを形成しています。

あれほど売りチャンスかと思っていたのに買い手の目線になれば絶好の押し目買いポイントであるのがわかります。

つまり僕が出した結論はこうです。

1時間足レベルだとN波動の3波出始めに来ている
=3波の3波を狙える絶好の押し目買いチャンスである

このNが見えた人はセンスあると思います。

実際はNが形成される途中段階であったためまだ上がるかどうかわからない状態でしたが、下位足が転換してきたらチャンスとなります。

では下位足に落として分析していきましょう。


【2】フラクタルで目線を合わせる

こちらは先ほどの四角を拡大した15分足チャートになります。

1時間足同様にまずはダウ理論で相場を読み解いていきましょう。皆さんも少し考えてみてください。


やることは1時間足の時と何も変わりません。

戻り高値を上抜いてきた波を1波と仮定しフィボを引きます。

すると38.2〜50のあたりで反発しているのがわかります。


僕が見ていた波はこうです。

つまりリアルタイムでは大きな波の2波途中であったということです。

さらに押し目をつけてトレンドラインが引けました。

ここでもう一度売り手の目線になって相場を分析してみましょう。


売り手としてはいよいよ後がない状況まで追い詰められました。

そんな焦りからチャートは三尊を形成します。

この三尊を破られるといよいよ売り手は崩壊します。

そのため三尊天井には売り手の損切りが集まります。

さらに三尊が形成されたことで短期的にショートを狙えると考えるスキャルパーが一定数存在します。

その証拠に相場は下降のエリオット波動5波を形成し、FE161.8でビタ止まりしていることがわかります。

この反転はスキャル勢の利確が入ったことを意味します。


さらに画像あたりからショートをし利確できずにいたショート勢の建値決済が入るためさらに相場は反転します。

建値決済とはエントリー位置から一時的に含み損を抱えた時にできるだけ損失を抑えたいという心理からエントリー位置まで価格が戻ってきた時に決済し損失を0に抑える決済方法です。

つまり買い戻しの決済となるため価格は上へ進みます。


もう一度買い手の目線に戻ります。

チャートをさらに拡大して見ていきましょう。

僕がリアルタイムでチャートを見ていた時にヒゲで戻り高値を抜いてきていたため一旦仮で1波と想定し押し目を待ちました。

すると61.8あたりで下ヒゲが連発しており下落を止められているのがわかります。

僕がXで「61.8で耐えたら〜」云々言っていたのはこのことですね(´ω`)

ここで下位足が転換したら3波が始まるのではないか?と考えたのです。

トレンドは必ず下位足から転換が始まるので、最後は1分足まで落とし込みますが、その前に15分足レベルでの圧力についてまとめてみます。


【3】ダブルの圧力が掛かるポイントを探せ!

Xでもお馴染みの動物さんたちに登場してもらいます(笑)

チャートは15分足です。いかにこのポイントが絶好の押し目買いチャンスなのかがわかると思います。


まずイヌくんから。

イヌくんは三尊の天辺あたりから下降の勢いに飛び乗りショートをしました。

見る見るうちに相場は下がり含み益となりました。歓喜したイヌくんはまだまだ利益を伸ばせると考えポジションを保有します。

ところがその後価格は急上昇していき見る見るうちに含み益は減っていきます。

ついにはエントリー位置を上回り含み損を抱えてしまいます。

この時イヌくんは天国から地獄へ落とされ絶望状態でしょう。

イヌくんは考えます。

「含み益はもう諦めるからせめてプラスマイナス0で終わりたいワン!」

そんな必死の願いが叶い価格は建値まで戻ってきました。

「助かったワン!」

イヌくんは建値で決済を行なったため売りから買い戻す形となりました。


続いてはウサギちゃんです。

ウサギちゃんはショーターなのでスキャルピングで売りを狙えるポイントを狙っていました。

そして絶好のポイントが訪れます。

それが三尊の右肩でした。

「今しかないピョン!」

ウサギちゃんはすかさずショートを入れ見守ります。

ウサギちゃんは賢いのでこの下落は長く続かないとわかっていました。

そのためうまく押し目ポイントで利確することができました。

「利確は欲張らないピョン!」

ウサギちゃんは利確決済を行なったため売りから買い戻しとなりました。


最後はクマさんです。

クマさんはロンガーなので絶好の押し目買いチャンスが来ていることを悟ります。

下落がフィボとトレンドラインで止められており、買いのタイミングを待っていました。

「下落が止まっているクマ!今こそショート勢をなぎ払う時が来たクマ!」

クマさんはスキャルショート勢の利確が入り下落が止まったことを確認してロングを仕掛けます。

「このままショート勢の損切りも巻き込むクマ!いくクマ!」

クマさんの新規注文による買いが行われました。


ここまで茶番にお付き合いいただきありがとうございます!笑

この画像を見てもらうとわかるとおり、売り手も買い手も目線が「買い」へ一致しているのがわかりますよね。

これが「ダブルの圧力」です。

相場は売り手と買い手のぶつかり合いでできています。

しかし唯一売り手と買い手が一致団結して相場を同じ方向へ向かせようとする動きがダブルの圧力なのです。


【4】下位足の転換を必ず待つ

いよいよ最後は1分足に落としてみていきましょう。

僕がリアルタイムで見ていたのは15分足の2波を形成している時です。

つまり2波が終われば3波が始まる=トレンド転換を狙えるチャンスが来ていたのです。


ポンド円1分足チャートです。

ちょっとややこしいと思う方は一度記事を遡って確認してほしいのですが、緑の波が「大きな波で見た時の2波」です。

そしてピンクの波が「小さな波で見た時の1波」、青の波が「小さな波で見た時の2波」になります。

今は小さな波の2波を見ています。


2波を拡大してチャートを見てみます。

ここで考えることはもうおわかりですね?

そうです。まずはダウ理論で相場を読み解きます。

高値と安値を見つけてトレンドを探してみましょう。


ここまで見てくださった方であれば下降トレンドを見つけられたかと思います。

そしてこの下降トレンドが崩れてしまっているのもわかるかと思います。

僕のデイスキャではトレンド転換を狙うため必ずトレンドが止まる=ダウが崩れるまでは待ちます。

この分厚い抵抗帯がある場所は先ほど15分足で解説した61.8で下ヒゲを連発していた場所です。

だからここを破られるかどうかがとても重要だったわけです。

そしてXでもつぶやいていた平行チャネル上限で抑えられているというのはこのことです。

綺麗に上が止められているのがわかります。

もし下位足のトレンド転換を狙うのであればチャネル上抜けは必須と考えていました。

さらにこういう見方もできます。

下に分厚い抵抗帯があるといいましたが、上にも厚い抵抗帯があると見ていました。

それが赤の水平ラインです。

ここをトレンド転換ラインとして見ていたため、チャネル上抜け+赤ライン上抜けまでは手を出さないと決めていたのです。

そして僕が一番懸念していたのはMAの位置です。

リアルタイムで見ていた時はMAがデッドクロスし、さらにパーフェクトオーダーを形成してしまいました。

MAの下にローソク足が潜り込んでしまっているのでここからロングを打つのはキケンです。

🔹平行チャネル上抜けていない
🔹トレンド転換ラインを上抜けていない
🔹MAが下降POでローソク足が下で推移

以上の3点からまだロングは仕掛けられないと判断しました。


しかしこのあたりで既に時間は深夜。

睡魔に襲われ僕の体力の限界が近づいておりました( ̄▽ ̄;)

そんな時にやっと転機が訪れます!

トレンド転換ラインとチャネルラインを上抜けて来ました!(*⁰▿⁰*)

しかし1回目は失敗。安値を下回ります。

そして再びラインをブレイク!

ここでフィボを引いて38.2での反発を確認。

さらにMAがゴールデンクロスしたことを確認し長期MAを上抜けてからロングを仕掛けました!

最後の力を振り絞り指値と逆指値を置きます。

。。。

と、ここで僕は限界が訪れ力尽きました(´;ω;`)

(ほんとに力尽きてました!笑)


朝目が覚めて一瞬混乱しながらもチャートをすぐに見ると、、、

無事に利確されてました!!!♪( ´▽`)

思わずガッツポーズ!笑

しかもめちゃくちゃ綺麗に伸びてくれててうまく上昇トレンドに乗れたことがわかります。

獲得pips数は約25pipsくらい。

今後も上昇していくと思いますがデイスキャなので絶対に欲張らないと決めています。

気合いと意地で取りにいった勝利!これだけでも頑張って待った甲斐があったというものです。


その後チャートはどうなったかというと、皆さんご存知の通り急上昇し3波となりました。

そして今回取ったのはこの上昇の一部です。

一番勢いが出るポイントを狙い撃ちし勝ち逃げる。

これがデイスキャのメリットなのです。

そして直近の相場が急上昇していることからも、この記事でも解説したショート勢の損切りを巻き込んでいることがわかります。

ダブルの圧力に加え損切りを巻き込むと相場は一気に動きます。

これが3波の3波が伸びやすいといわれる理由です。

おそらく週明けも上目線は継続されると思うので押し目買いを狙うチャンスが訪れるでしょう٩( 'ω' )و


【5】トレード反省会

さて最後は恒例のトレード反省会です。

今回の反省点というか改善点としては、狙ったポイントが早すぎたという点です。

今回利確後に一度調整波のような強めの下落が起きているんですよね。

強い3波の中の3波であればここまで下げることはないと思うので、タイミングとしては3波の1波を狙ったのではないかと考えています。

「えっ!?今までの分析見てきたら相当待ってたじゃん!」って思う方もいるかと思いますが、これでもまだベストタイミングとしては早いということなんです。

それだけ「待つ」ということは大切であるということ。

3波トレードを学んでいる方はこれを常に意識してトレードするようにしてみてください。

出遅れたと思って焦って飛び乗るのは一番ダメです。

必ず根拠を持ってエントリーすることを心掛けましょう!


では長くなりましたが今回はこの辺で終わりたいと思います。

ここまでお付き合いいただきありがとうございました!^ ^

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