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【シティリーグS6優勝】パルキアVSTAR解説

こんにちは、ぜろ(@zero_pcg)です。

今回はシティリーグシーズン6で使用したパルキアの解説をしようと思います。

シティリーグシーズン6に参加して、予選5位通過で優勝という結果でした。今回優勝したことでシティリーグ3連覇を達成しました。

本記事は投げ銭形式で全文無料です。長いですが読んでいただけると幸いです。投げ銭待ってます。

自己紹介

2021年夏頃から競技ポケカを本格的に始めました。実績としては、シティリーグアディショナルシーズンⅡでエンテイVを使用して優勝、シティリーグシーズン5でミュウVMAXを使用して優勝、第2回ラッシュCSでパルキアVSTARを使用してベスト16(トナメジャンケン負けましたが)等です。

主な実績
・シティASⅡ 優勝
・シティS5 優勝
・シティS6 優勝
・第2回ラッシュCSベスト16

シティS6の環境考察

最初に、ミュウVMAXとパルキアVSTARこの2つのデッキタイプの存在があげられます。ミュウは発売当初から無類の強さを誇る宇宙人、パルキアは裏工作界きってのパワー、スピード、安定感を持ち合わせています。その強さからこの2つのデッキタイプのシェア率は維持すると考えました。実際、多くの大会で入賞が見受けられました。

次にシェア率が高くなると予想したのは、裏工作アルセウス、雷系統です。裏工作アルセウスは特性スターバースによる安定性が絶大で、かつチェレンという強力なサポート、試合に合わせる柔軟性を持ち合わせているため勝ち上がってくるデッキだと考えました。雷系統はモココを軸とした雷バレット、アルセウスカプコケコがあげられます。単純にシェアトップの弱点をつけるという点で一定数のシェアがあると考えました。

しかし、結局のところミュウVMAXかパルキアVSTARかそれ以外かといった2強環境に近いと感じます。今の環境では、ミュウに有利なだけ、パルキアに有利なだけのデッキを握ることは合理的ではなく、どちらにも五分又は五分以上を取れるデッキを選択する必要があります。Tier表をあげるなら以下のようになります。

Tier1
ミュウVMAX、パルキアVSTAR
Tier2
裏工作アルセウス
Tier3
その他

デッキ選択の理由

結論から言うと、確実な選択肢を取れて雪道が怖くないそれでもって逆転要素があるという点を評価したからです。裏工作アルセウスで良いとも一見思えるのですが、今回はアルセウスにはないパワー、スピードのあるパルキアにしました。(本当は水ポケモンが好きだからです。)

確実な選択肢を取れるという点ですが、これは皆さんご存知の裏工作ラインです。雪道も裏工作による確定サーチができるので何も問題はありません。逆転要素がある、ここが一番の評価ポイントかもしれません。所謂雪道ツツジです、今大会でも無限の可能性を見せてくれました。

雷系統のシェアは一定数あると考えましたが、ミュウとパルキアで半分ほどのシェアになり当たってもせいぜい1回あるかないかと思い切り捨てました。しかし、パルキアはミュウと一緒でデッキパワーがあるので一概に不利ではないのも魅力です。

また、シェアトップを握るからには一番の課題であるミラーが多発します。ミラーはお互い回った場合、練度がものをいいます。自分はかなりの時間を作って練習できたので練度的に持っていくまで至ったといった感じでした。

当日のマッチング

予選
1回戦 後 〇 パルキア
2回戦 先 ‪✕‬ パルキア
3回戦 後 〇 悪連撃ウーラオス
4回戦 後 〇 パルキア白馬

トーナメント
1回戦 先 〇 アイアントLO
2回戦 先 〇 パルキア
決勝   後  〇 パルキア白馬

デッキリスト

当日使用した60枚になります。

デッキコンセプトとしては序盤から終盤にかけて柔軟に対応できる丸い形にしつつ、パワーの最大化を目指しました。

自分が思う丸い形とは大きく、クロススイッチャーが不採用な点、バトルVIPパスを多く入れていない点、この2点があげられます。パワーの最大化ですが、これはたっぷりバケツを多く入れている点、ツールスクラッパーを採用している点、こだわりベルトが2枚という点があげられます。

デッキコード【5vkbdd-NBYfae-FFbkFk】

採用カードと理由

《ポケモン》

・パルキアV 4 
・パルキアVSTAR 3
このデッキのメインポケモン。進化しなければいけないアタッカーであるパルキアを1ターン目に出せないと元も子もないのでVは最大枚数での採用。VSTARは試合中に3回使うことがあるのでサイド落ちケアで3枚の採用です。

・メッソン 4 
・ジメレオン 3
・インテレオン(裏工作) 2
・ インテレオン(シューター) 1
このデッキのシステムポケモン。安定感を高めるために進化元であるメッソンは最大枚数での採用。ジメレオンは基本的に2体いれば回していくことができるのでサイド落ちケアで3枚の採用。インテレオン(裏工作)は山札にいるのといないのでは雲泥の差があるのでサイド落ちケアで2枚の採用。1枚のリストも見たことがありますが自分は怖くてできないです。インテレオン(シューター)はミラー、VSTARと戦う上でとても重要な1枚になります。シューター1回=やまびこ1回、これだけで強さは理解できると思います。

・かがやくゲッコウガ 1
かがやくポケモンと言うだけあってとても強力な1枚です。まず第一に特性のかくしふだです。エネルギーをトラッシュすることにより山札を2枚引くことができます。これは序盤中盤のスピード、パワー、安定性全てを補完する特性になります。次に技のげっこうしゅりけんです。かくしふだでトラッシュしたエネルギーを再利用するパルキアとはとても相性がよく特性スターポータルにより即起動することができます。相手のシステムポケモンを狙い撃ちすることが可能です。

・マナフィ 1
上述したかがやくゲッコウガの対策です。パルキアVSTARがシェアトップである以上採用しなければならない1枚だと考えます。

《グッズ》

・クイックボール 4
・レベルボール 3
・ハイパーボール 1
・しんかのおこう 2
進化が必要なアタッカーであるパルキアを盤面に出さなければ行けない点、デッキを回す為にシステムポケモンを立てなければいけない点、パルキアの技の都合上ベンチを広げなければいけない点、これらの理由からポケモンサーチ系グッズはなるべく過不足のないように採用しています。

・バトルVIPパス 1
このカードはかなり議論の余地がある1枚だと思います。後ほどバトルVIPパスの項目で細かく議論しようと思います。今回自分は序盤から終盤まで安定させることに重きを置いた丸い構築を目指したので、多く採用しているカイのバリューを少しあげる程度の1枚の採用になりました。枠があれば2枚にしたかったですが。

・たっぷりバケツ 3
1枚が2枚になるというカードであり、このデッキにおいては非常に強力な1枚になります。かがやくゲッコウガの特性を使う時に使用することがメインになります。バケツを3枚にすることで手札にエネルギーを集めやすくなります。エネルギーがあるとかくしふだが使え、スターポータルが使え、結果的にパワー、スピード、安定性を底上げしてくれます。このデッキにおけるエネルギーの役割はデッキを回す潤滑剤とも言えます。また、1ターン目にエネルギーを貼れなくてもパルキアはどうにかなるのですが、貼れると次のターンの選択肢が増えるので2枚ではなく3枚の採用です。2枚と3枚それぞれかなりの時間練習しましたが3枚で良かったと思う場面が多かったです。

・回収ネット 2
試合中に2回使うことがほとんどであり、裏工作の試行回数を増やすことによる安定感を担保してくれる1枚になります。回収する先は基本的にインテレオンですが、かがやくゲッコウガを回収して1ターンに2度かくしふだを使うこともあります。

・あなぬけのひも 1
クロススイッチャー型ではないので最低限のいれかえ手段として1枚採用しています。裏工作型が苦手とするガラルマタドガス(かがくへんかガス)を避けることができるのも強みです。あとサイド1枚だけ取れば勝ちという場面でもボスと同じ役割を担います。自分はこの使い方が多いかもしれません。

・ツールスクラッパー 1
ワンパンを可能にする、ワンパンを不可能にする、この二面の使い道があるカードになります。ワンパンを可能にする、これはアルセウスやパルキアがつける大きなおまもりが対象です。ワンパンを不可能にする、これは相手のアタッカーがつけるこだわりベルトが対象です。その他にも相手が有利に動くことのできる道具を妨害することができる自由度が高くかつ効果的な1枚になります。

・やまびこホーン 1
パルキアの技の性質上、相手はベンチを調整しながら戦うので調整を崩す必要があります。グッズ1枚でダメージが+20増えることを考えるととても重要な1枚になります。また、やまびこボスでサイド2枚を無理やり取りに行くプランも取れるのでとても強いです。

・ふつうのつりざお 1
セイボリーを使用された時、ミラー戦においてマナフィスタートで気絶させられた時、仕方なくトラッシュしたクイックシューターを回収する時、ゲッコウガを再利用したい時など様々な場面で保険となる1枚です。特にセイボリーを使用された時に必要なカードであり、理由としては試合の終盤メッソン、ジメレオンの受けが狭くなる、そもそもベンチを並べられなくなる為パルキアの打点が伸びないことがあげられます。また、相手のやまびこをケアする目的でも入れています。

・こだわりベルト 2
単純にあくうのうねりの打点を底上げすることが可能です。2枚採用の理由としては、VSTARに強く出れるからです。こだわりベルトの+30はVSTARを一撃で倒せるか倒せないかのライン上にあります。2枚あることによりミラー戦、VSTAR(アルセウス、ダイケンキ)への勝率は上がりました。

・大きなおまもり 1
主にミュウVMAX戦で使用します。相手の要求値を上げることができ1度攻撃を耐えることを可能にします。ミラー戦においても逆転の1枚になることがあります。シティではミラーを意識した白馬入りのパルキアと対峙しましたが、ツールスクラッパーと大きなおまもりで白馬を乗り越えることができました。

スクロールの手間を省くため、もう一度掲載します。

《サポート》

・カイ 3
カイさえ手札にあればどうにでもなると言えるくらい強力なサポートです。ポケモンとグッズを1枚ずつ持ってくることが可能です。そのためグッズは1枚採用でも最大の効果を発揮してくれます。1番わかりやすいとこで言うとバトルVIPパスです。また、あなぬけのひもを直接持ってくることが可能なのでカイ3枚、現物1枚と実質4枚、裏工作型が苦手とするガラルマタドガス(かがくへんかガス)を避けることができるカードがあると言えます。カイが3枚と多く入っている理由としては、パルキアを確実に出すためとポケカをするためです。シティは1回1回の勝敗が非常に大きくポケカができないで負けるのは非常にもったいないです。先に述べたようにカイさえあれば試合は続けることができます。試合さえ続けばツツジもあるので最後まで諦めず勝ち筋を追うことができます。練習をしてて首の皮一枚みたいなことはよくありました笑、しかし最後の最後までポケカはできました。要約すると、カイちゃん好きです。

・博士の研究 1
7枚ドローをすることができる強力なサポートです。自分が博士を使うタイミングは基本的にカイを使用した次のターンが多いです。カイでまず盤面を整えてから次のターンに大量ドローをします。理由としては、盤面が整っていない時の博士で引いた7枚と盤面が整っている時の博士で引いた7枚とでは動きの幅が明確に違うからです。カイと博士両方が手札にある時はよっぽどの事がない限りカイを先に使用します。

・ボスの指令 2
フィニッシャーとして使うことがほとんどで試合中確実に1回は使用します。ともだちてちょうが入っていない為、ボスを2回使う試合だと思った場合、ボスを抱えての博士はしないようにしましょう。よっぽどのことがない限り博士を使用しないで、カイを使用するだけで十分なことがほとんどです。バケツを3枚採用してエネルギー補給は安定しているためドローはかくしふだで補完できます。

・メロン 1
特性スターポータルを温存しながらアタッカーを育てることができます。弱いスターポータルを打つくらいならメロンを使用することを勧めます。ゲッコウガにスターポータルを使った時に、パルキアのエネルギー加速手段として使うことが多いです。返しにツツジを使用されると予想できる前のターンにアタッカーを準備しとくため使用することも多いです。

・キバナ 1
メロンとキバナどちらかさえあれば雪道を貼られた場合でもアタッカーを育てることができるため2枚採用しています。キバナは気絶していたらという条件付きですが、インテレオンやゲッコウガにエネルギーを加速することができます。ゲッコウガに1枚エネルギーをつけて構えておくことができればげっこうしゅりけんを使用することができます。スターポータルもう使ってたからマナフィ置かなくていいやとなった相手に効果的です。

・ツツジ 1
効果は無限です。押されていても最後まで戦うことのできる1枚です。今大会でも無限の可能性を見せてくれました。逆転勝利ほど熱いものはないです。

《スタジアム》

・頂への雪道 1
ツツジあるところに雪道あり、雪道あるところにツツジありと言ったところです。ミュウVMAXを筆頭に雪道ツツジで止めるために採用しています。これ以上もこれ以下もないです。

・トレーニングコート 1
先程エネルギーがこのデッキの潤滑剤と述べたように、エネルギーを再利用することは結果的に安定性を上げてくれます。主に相手の雪道を貼り替えて特性スターポータルを使用する時に使います。終盤エネルギーを手張りしたい時にも貼ることがあります。

《エネルギー》

・基本水エネルギー 7
デッキの潤滑剤です。現物8枚入れたいところですが枠の都合上7枚です。自分はバケツ3エネルギー7>バケツ2エネルギー8です。理由としては、1枚が2枚に変わるバケツが圧倒的に強いからです。また、トレーニングコートやふつうのつりざおもあるのでこの枚数で困ったことはないです。むしろこの配分が練習してみて一番しっくりきました。

採用検討カードの考察

・クロススイッチャー

パルキア初期構想時に多くのプレイヤーが採用したカードです。実際に自分も採用していました。現環境のパルキアは、採用している構築と採用していない構築が半々くらいです。

クロススイッチャー型の強みはボス以外のサポートを使いながらベンチのポケモンを攻撃できる点にあります。確かにこのカードがあることによりデッキのパワー最大化は可能になります。

次に弱い点ですが、クロススイッチャーに多くの枠を取られることです。クロススイッチャーは2枚ではたらく効果である都合上1枚だけでは何も意味を持たず、さらには2枚あっても裏のポケモンを呼ぶ必要がなければそれもまた意味を持ちません。このようにデッキパワーは上がるものの柔軟性にかける点があげられます。

今回自分の構築はこだわりベルト2枚、ツールスクラッパー1枚と前のアタッカーと戦うことに重きを置いています。また、バケツが3枚あることによりデッキを回しやすくボスを使用する余裕ができるようにしました。したがって、クロススイッチャーの枠は1枚単体で意味のあるカードを採用し、不採用となりました。

・はくばバドレックス

最近見られるようになった1枚です。採用している多くの理由は、弱点分散ができる、ミラーマッチ、VSTARに強く出れる、この2点が考えられます。

弱点分散ができる、確かに最近は雷タイプのデッキがメタとして増加傾向にあります。はくばで戦うことにより一定の勝率を担保してくれます。ミラーマッチ、VSTARに強く出れる、これははくばバドレックスの技ダイランスが素点250のベルト込みで計280ダメージを出せる点にあります。ベンチを絞りつつ相手のパルキアVSTARを一撃で倒せることは魅力的です。

しかし、これにも弱い点があります。それは、サイドを3枚取られるポケモンが場に出ることになる点、スターポータルを優先的にはくばに使用する点、ベンチを絞る点、この3点があげられます。

サイドを3枚取られる、これはVSTARで戦えるメリットを無くしてしまうことに繋がります。相手視点からするとサイドプランを立てやすくなってしまいます。

スターポータルをはくばに使用する、ベンチを絞るは合わせて議論します。スターポータルによる起動をするにもかかわらず、ダイランスは技の効果としてエネルギーをトラッシュしてしまいます。そのため、メロンを使わなければ次のアタッカーを育てにくくなっています。また、ベンチを絞るということはメッソン、ジメレオンが場に少ないと言い換えることができます。これらをまとめると、一撃で相手のポケモンを気絶させることができる代わりに、盤面からエネルギーがなくなり、メッソン、ジメレオンの受けが狭いと言えます。以上のことから何が言いたいか察した方もいると思いますが、返しのツツジにめっぽう弱いです。

クロススイッチャー、はくばバドレックス共に強さを出してくれるカードである反面、一定の弱点はあるので採用するしないは十分に吟味、検討する必要があります。

・ダンデ

第2回ラッシュCSの時に採用していた1枚です。ミラーマッチやVSTARと戦う時に非常に強力なカードです。今回採用しなかった理由は、サポート権を使ってしまうからです。カイや博士以外のサポートを使用した場合、次のターンの受けが少し心配になることが多いです。シティは1回1回の試合の勝敗が大きいのでなるべく隙を見せるようなサポートは採用しないようにしました。その代わりにグッズであるベルトの枚数を多くして柔軟に対応する形にしました。

採用検討カードの候補はまだまだあると思いますが、この辺で一旦終わりにします。これはどうなのあれはどうなの等ありましたら、Twitter(@zero_pcg)のDMの方にきてもらえれば回答させていただきます。

バトルVIPパス各論

先程少し触れましたが、このカードはかなり議論の余地がある1枚だと思います。まず初めに自分がこのカードを1枚だけ採用した理由としては、サポートカイのバリューを上げるために採用しています。3枚4枚と入れない理由としては、自分の目指す構築とは少しコンセプトが変わってしまうからです。

さて、ここからが本題になります。バトルVIPパスを確率的な面で見ていきます。前提として、先行後攻を考慮せず数値だけのデータになるので、VIPパスに触れられるカイも含めさせていただきます。

自分の構築はカイ3、VIPパス1の計4枚です。計4枚だった場合、初手の7枚+ドローの1枚の計8枚で対象を1枚でも引ける確率は44.5%になります。計5枚の場合52.4%、計6枚の場合59.3%、計7枚の場合65.4%となります。4枚から5枚の差は7.9%、5枚から6枚の差は6.9%、6枚から7枚の差は6.1%になります。整理すると以下の通りになります。

組合せ
計4枚(カイ3、パス1)(カイ2、パス2)など
計5枚(カイ2、パス3)(カイ1、パス4)など
計6枚(カイ3、パス3)(カイ2、パス4)など
計7枚(カイ3、パス4)(カイ4、パス3)

山上から8枚めくって対象が1枚でも当たる確率
計4枚 44.5% 
計5枚 52.4%
計6枚 59.3%
計7枚 65.4%

※先行VIPパス4枚の場合も計4枚のところと同じ 
   値になります。先行VIPパス1~3枚は割愛させ         
   ていただきます。

当たりを1枚増やすことによる上昇率
計4枚→計5枚 +7.9%
計5枚→計6枚 +6.9%
計6枚→計7枚 +6.1%

確率計算をしてみて、先行VIPパス4枚の場合の確率は44.5%であるということ、計5枚にした時に初めて50%を超えること、当たりを増やすことによる上昇率は小さくなっていっていること、が分かりました。

自分としては、確率が初めて50%を超える計5枚が上昇率に対しての効用が良く、ちょうど良いのではと考えます。先程、枠があるならVIPパスを2枚にしたいと述べたのはこのためです。

しかし実際には、確率だけを頼りにカードの採用を検討することは良くなく、使用できなかった時のデッキ全体としてのデメリットも考慮しなければなりません。簡単なとこで言うと、仮にVIPパスを4枚採用して、自分の番の初めに1枚も手札に来なかった場合、山の中に最後まで意味をなさないカードが4枚もあるということになります。これはかくしふだのドローの質を下げることやツツジ耐性を下げることにつながり、結果としてデッキのパワー、スピード、安定性を落としてしまいます。

以上のことから、都合の良いカードを採用する時は枚数にも気を配り、全体としてどのようなデッキにしたいかを明確にしてから検討することが大切だと考えます。

※計算間違っていたらごめんなさい、、、。

基本の回し方と盤面の作り方

まず、簡単に目標盤面を載せます。

アタッカーであるパルキアは2体並べておく必要があります。今の環境ではVSTARは簡単に倒されてしまいます。

次に、裏工作ラインです。もう当たり前のようにやってるよという人がほとんどだと思いますがメッソン、ジメレオンの階段を作ることがとても大切です。回収ネットを強く使うことができ、ジメレオンは2体あればよく、1枚節約することが可能です。

クイックシューターは早く立てれば立てるほど試合を楽に進めることが可能です。シューター1回=やまびこ1回これだけでなんとなく強さは理解できると思います。単純にダメージ+20してくれるので強力です。ミラー戦やVSTARと戦う時に必須になってきます。

こちらは、マナフィを置かなければいけない試合での目標盤面になります。受けがメッソン1枚しかなく少し不安な盤面になってしまいます。そのため、次のような盤面を最終的に作ることが多いです。

この盤面では、先程までいたかがやくゲッコウガがいません。ゲッコウガには序盤に仕事をしてもらい、後にこの盤面を目標に作っていくといった感じです。

上のような目標盤面さえ作れたら、そこからはこのターンにこだわりベルトを付けて前のポケモンを倒すのか、攻撃を耐えたいからお守りを付けるのか、後ろのポケモンを倒したいからボスを使うのかと臨機応変に対応していく形になります。

試合中に意識していること

ここからはコラム的な感じでつらつらと書いていきます。少しでも興味があれば読んでいただけると幸いです。

自分が試合中に意識していることは、「このターンにできる行動の最大値はどこまでか」ということです。具体的には、このターンにどこまでポケモンを進化させておくことができるか、エネルギーを貼っておくことができるか、相手のポケモンを気絶させることができるか、などです。

このターンにできる最大値のプレイをすることができれば、次のターンの要求値は減り、次のターンも最大値のプレイをすれば、、と繰り返すことで好循環を生み出すことができると考えています。その好循環の先には、勝敗がどう転ぶにせよ悔いの残らない良い試合ができたと感じることができると思います。

練習方法について

シティ3連覇なんてどんな練習したらそうなるんですか、という意見をちょこちょこ貰ったので回答させていただきます。

基本的には毎日家で1人寂しく1人回しを数時間しています。大学があって外に出る時や元気がある時にはジムバトルに参加しています。

家で回す時も環境デッキをとりあえずぶつけて何十回も回していきます。特に特徴的なこともなくとにかく回していきます。その中で、微調整していきながらしっくりきたと思うまでデッキを練っていきます。それでしっくりきたと思ったデッキで毎回大会に参加しています。

最近チームみたいなのに憧れているのでお誘い待ってます、、、。

おわりに

ここまで記事を読んでいただきありがとうございます!

今回、自分はCL横浜落選組なのでnoteを執筆させていただきました。少しでも皆様の参考になれば幸いです。

パルキアというデッキはまだ発展途上段階なので非常に研究しがいがあります。まだ使ったことがない人がいましたらぜひ使ってみてください。

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