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『ハケンアニメ!』

◆あらすじ◆
テレビの連続アニメ「サウンドバック 奏の石」での監督デビューが決まり気合が入りまくる斎藤瞳。しかし、彼女を大抜擢してくれた敏腕プロデューサーの行城理はビジネス最優先で、その理不尽な要求に瞳の不満は募るばかり。一方、そんな瞳が土曜夕方アニメの覇権を争うことになるライバルが、瞳も憧れる天才・王子千晴監督の「運命戦線リデルライト」。王子を尊敬するプロデューサー、有科香屋子が彼の復帰作として用意した企画だった。しかしこちらも、有科がワガママな王子の気まぐれに振り回され、現場は混乱を極めていくのだったが…。

面白かった!!

なんなら知らない間に涙溢れてた。
( இωஇ )


自分の場合は【映画】だけど人生に影響を与えてくれる物、或いはそれで人生変わったものがあるってやっぱイイよ!
ホントに糧だ。

別にそれが生業じゃなくても良い、でも好きを諦める必要は無い!
人を傷つけたり陥れたりしなければ今はどんな事でも発信出来るツールが幾つもあるからそう言う意味では良い時代だ。

人生の是非は自分が決める事!
それが本当の楽しさに繋がるんじゃないかな?

吉岡里帆が凄く良かった。
努力して努力してやっとたどり着いたアニメ監督の座。
自分の実力を発揮して覇権を獲る為に監督業を何とかこなして行こうとするけど自分よりずっと長くこの業界に居るスタッフ達となかなか馴染めず自分の中で折り合いが付けられない。
彼等の遣り方を汲みながら自分を主張するのは至難の技だ。
行き詰まりも挫折も言い争いも味わう。

でも次第に自分の視野の狭さや経験が乏しい事に気付かされ、遣らされている(と思っていた)事がいつの間にか物事の好転を運んで来た事にも気付く。

中村倫也演じる人気アニメ作家との対照的なキャラや二人の比較演出が凄く楽しくて何かに打ち込む事への苦悩と感動がドバーっと押し寄せるから堪らん。
で、瞳も憧れるそのライバル的存在の天才・王子千晴がちょっと魅力的なキャラなんだよなぁ…。
2人がこれから覇権を巡って世に送り出すアニメのトークイベントのシーンはなかなか見応えあったよな。前半のそれも結構初めの方でいきなり持ってかれてその後は目が離せなくなった。

てか、あのトークショウの司会の女!!サイテー٩(๑`^´๑)۶
それをコトゴトク王子がバッサリやってくれるのかなり爽快だったんですけど~~。

アニメ業界の仕組みとか観られるし、劇中2つのアニメが紹介されるが齊藤瞳の『サウンドバック』は普通に見てみたいなぁって思った。
画も綺麗(好み)だし声優さんも豪華だったしなぁ…。

とにかく、アニメ制作を通じての葛藤と成長と悦びが満載!!

イイ映画だった。

2022/05/27

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