13(ボツ)ひとりでやってみた

テーマ「ひとりでやってみた」

2019年02月21日(木) 

【ひとりでやりたいがために暴言を吐く最低な私】


本日ゲストの石川さんは10代で海外に行かれたそうですね。
私も18歳の時に、中国の旅を、ひとりでやってみました~~~!!
きっかけは、「拳児(けんじ)」という漫画です。
拳法を学ぶ主人公の拳児という少年が、中国を一人で旅して拳法の極意を学ぶといった内容です。
漫画としての面白さはもちろん、深く考えさせられる思想書的な側面もあり、若き日の私のバイブルでもありました。

大学一年の夏、私は拳児を真似て、上海行きのフェリーに乗りました。
夏休みということもあり、乗客の半分以上は大学生でした。
2泊3日の船旅なので、当然何人かと仲良くなります。
んで、もうすぐ中国に着くという頃には、「一緒に行動しよう」というグループがいくつも出来ていました。
私も何人かに誘われましたが、断りました。
若かりし頃の私の考えは次の通りです。
・せっかく中国にいるのに、日本人同士でつるんでいたら中国の人と知り合う機会が減ってしまう。
・ひとりで行動した方が、現地の人も声をかけやすい。
簡単に言えば、自分が主役でいたいということです。
自分で言うのもなんですが、なかなか立派な若者ですよね(笑)。

でもね、その後が最悪なんです。
何度も何度も「一緒に行こう」って誘ってくれた人がいたんですが、あまりにもしつこいので、こんな暴言を吐いてしまったのです。
「この旅をくだらないものにしたくないから、絶対にひとりで旅をする」
と。
誘ってくれた人は、黙って消えてしまいました。
ね? 最悪でしょ? 思い出すと申し訳ない気持ちでいっぱいになります。ひとりでやるのは大切なことだと今でも思いますが、人に対する思いやりはもっと大切だと思う、47歳の春です。

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