螺子巻ぐるり

創作地球人の変身態。小説とか感想記事とか書く。 カクヨム→ https://kaku…

螺子巻ぐるり

創作地球人の変身態。小説とか感想記事とか書く。 カクヨム→ https://kakuyomu.jp/users/nezimaki-zenmai

マガジン

  • 逆噴射小説賞応募作

    物語の『書き出し』だけの小説賞。 逆噴射小説賞に応募した作品をまとめたマガジンです。 ※第一回賞は400文字、第二回賞は800文字の冒頭のみです ※ごく一部の作品を除き、続きはありません

  • コンテンツ感想

    様々な面白いものに触れた感想を並べたマガジンです。 ジャンルに限りはありませんが、映画・特撮・アニメ・ゲームなどが主な対象となります。全部好きなやつ。

  • 短編小説マガジン

    まず読むならここ! 螺子巻ぐるりの短編小説をまとめたマガジンです。 基本的に単記事で完結しているもののみ掲載しています。

  • 便利屋玩具のディアロイド

    俺は誰のモノにもなる気はない、と玩具のロボットは言い切った。 全長15センチほどの玩具ロボット『ディアロイド』が普及した世界。 灰色のディアロイド・ボイドは、持ち主を持たず、子ども相手の便利屋稼業で稼働を続けていた。 誰のモノにもなりはしない。俺は自由に生きる。 そう決めた彼がある時引き受けたのは、一人の少年の護衛依頼。 だがその依頼の裏には、彼の父の死、そしてボイドを生み出した会社の陰謀が関わっており……!?

  • ブルーム・フェザー

    小鳥型のロボット玩具『ブルームフェザー』。身の回りで流行り出したそれが、蒼崎ツバサはどうしても好きになれなかった。けれどそんな彼女の元に、一体のブルームフェザーがやってくる。既に亡くなった、母の字が書かれたカードを持って。

最近の記事

  • 固定された記事

【自己紹介】螺子巻ぐるりは新たな姿を得た

憧れた姿に変わりたい、って誰もが思うことでしょう。 こんにちは、もしくは初めまして。 私は螺子巻ぐるりと申します。 普段は小説を書いたり、好きなものについて語ったりしています。 あと半分別名義でライターとかも。 他には玩具やゲームで遊んだ様を動画にして投稿したりも…… ……あまり頻度は高くないだろうけど、していきます。 それはそれとして、 私はつい先日『変身』しました。 その姿がこちらです。 どうして変身したの? 少し前から私を知っている方なら、そんな疑問を抱くか

    • 【逆噴射プラクティス】妖刀の鞘師

       ものには、帰るべき場所というのがあるだろう。  人なら家に。獣なら巣に。  鮭でさえ、時が来れば生まれ出でた川に戻ってくる。  物品でもこれは変わらない。着物は箪笥に、包丁は台所に。  在るべき場所が定められており、帰らないのならやがて失われる。 「……だからよ、アンタの刀にも帰る場所があんだろ」 「言っている意味が分からん」 「鞘が要るんだよ。そんな有り合わせじゃなくてよ」  しんと静まり返った酒場。  オレは血の海を尻目に酒を飲む男の、腰に提げた刀を指さした。  刀

      • 「それ」で滅んでもいいのなら

         まだ暑さの残る季節の、夕方。  オレは日に焼けた中華料理屋の看板を見て、足を止める。 「例えばさ~、中華とかってどう?」 「どうだろうね。文化を象徴する要素ではあるけど、味覚が全然ちがうし」 「だよな~。麻婆豆腐でいけりゃいいのに」 「そんなに好きなの? ここの料理」 「いや、入ったことない」  古い個人経営の店って、なんか入り辛いし。  オレが答えると、隣に立つ青年は「そうなんだ」と苦笑した。 「なら余計ダメでしょ。適当なの選んだら後悔するよ」 「分かってるよ。別に、

        • 【逆噴射プラクティス】マナイアレストの手記

           魔王アルヴァルルの崩御は、魔族に驚きと混乱を招いた。  意味が分からなかったからだ。なにしろ予兆らしい予兆がない。  アルヴァルルは壮健であり、彼が率いる六魔将の軍勢は、魔力に劣る人族の軍に終始苦戦を強いていた。魔気の濃い北方から出たがらない魔族が多いとはいえ、アルヴァルルが大陸を支配するのは最早、時間の問題と思われていたのだ。  唯一気にかかる点といえば……人族の伝承に残る、勇者と呼ばれる英傑のことか。  百余年の周期で生まれるそれは、人族にしては異質な程に高い魔力への

        • 固定された記事

        【自己紹介】螺子巻ぐるりは新たな姿を得た

        マガジン

        • 逆噴射小説賞応募作
          31本
        • コンテンツ感想
          90本
        • 短編小説マガジン
          8本
        • 便利屋玩具のディアロイド
          26本
        • ブルーム・フェザー
          7本
        • 刀鬼、両断仕る
          19本

        記事

          【ウルサマ2024】後期レポ!今年も楽しかったウルトラの夏!

          先日、ウルサマの後期にも行ってきました!! というわけで、前期に引き続いての記録です。 【前期の記録】 会場展示 例年通り、前期の展示をちょこちょこ入れ替えた内容になっています。 前期・後期のどちらに来ても楽しめるけど、両方に行っていると変更点を間違い探し的に見ていく楽しみがある。 前期だとピグモン単体だった展示に、ベビーザンドリアスが加わっていたり……ペロリンガ星人単体だった路地裏に、フック星人が潜んでいたり…… 前期だとスルーしてしまっていた部分に着目できるのも

          【ウルサマ2024】後期レポ!今年も楽しかったウルトラの夏!

          【ウルサマ2024】前期レポ!ステージから伝わるアークのテーマ

          もはや先週のことですが、今年も『ウルトラヒーローズEXPOサマーフェスティバル』、通称ウルサマに行ってきました!! 毎年夏に池袋で行われるビッグイベント。 今年は開催地に大阪・梅田も加え、更に大きなイベントとなりました。 構成は例年通りの展示&ライブステージ。 今年のステージも、とてもよいものでした! というわけで、本記事では池袋ウルサマ2024前期の展示とライブステージの感想を軽く書き残しておきます。前期開催日はあと数日ですが、ネタバレ込みなのでご注意を! 会場展示

          【ウルサマ2024】前期レポ!ステージから伝わるアークのテーマ

          【ウルトラマンアーク1~3話感想】想像することは楽しいこと

          ウルトラマンアーク、めっちゃくちゃ楽しんでます!! まだ序盤も序盤ですが、ここ数年のウルトラマンの中でも特に自分好みの作品な気がしていて、今後のお話にもかなり期待を寄せているところ。 というわけで、今回は初回~アーク誕生の瞬間が描かれた第3話までの感想をカンタンに書き残しておこうと思います! ウルトラマンアーク #1 / 未来へ駆ける円弧(アーク) 記念すべき第1話。 初っ端から『ウルトラマンが現れ始めて3か月後』の時系列が描かれる、ちょっと特殊な構成。これがけっこう良

          【ウルトラマンアーク1~3話感想】想像することは楽しいこと

          【Ultraman Rising】感想/その違いはカラータイマーに

          公開から少し経ちましたが、ようやくNetflix映画『Ultraman Rising』を観ました! アメリカ主導によるアニメーション作品のウルトラマン。果たしてどんな作品になってるのか興味津々でしたが、いやはや面白かった。 物語の骨子はアメリカ映画らしい作りで、根柢の価値観もやはり日本の作品とはどこか違う。けれど画面上の日本の解像度は高く、日本人特撮ファンには馴染み深い小ネタも多々含まれている……不思議な味わいでしたが、主人公・ケンと赤子怪獣のエミを始めとした『父親たち』

          【Ultraman Rising】感想/その違いはカラータイマーに

          【FF14二次創作】ある工房のリテイナー

          *  白昼のイシュガルド居住区、エンピレアム。  粉雪の降る静かな街中を、一人の女性が歩いていた。  種族はアウラ・ゼラ。薄緑の髪から、乳白色の細い角が二本伸びている。  かつてのイシュガルドであれば、その容姿は竜を思わせ白眼視されただろうが……竜詩戦争が終結した今、冒険者の集まるこのエンピレアムで、アウラ族に負の感情を向ける者はいないだろう。  そもそも、人の姿がないのだが。 (本当、誰にも会わない街よね)  区画の中央を抜け、斧槍通りへと進みながら彼女は思う。  

          【FF14二次創作】ある工房のリテイナー

          【FF14二次創作】アジムステップの風に

           ざく、ざく、ざく。  草むらから目当ての素材を刈り取って、黒鱗の冒険者は小さく息を吐いた。  頼まれた素材は全部で六束。品質も、これだけのモノを揃えれば十分だろう。 (……帰るか)  カバンの中身を確認してから、冒険者は己の意識を集中させる。  脳裏に浮かべるは、遠い皇都イシュガルド。いや、エンピレアムの自宅に寄るのが良いだろうか。  移動魔法の行き先を考える彼は、しかし次の瞬間に魔法の構えを解いた。深い理由はない。ただ一陣――心地の良い風が、草原を吹き抜けたからだ。

          【FF14二次創作】アジムステップの風に

          【劇場版ウルトラマンブレーザー大怪獣首都激突!】感想/終わらない物語

          数日前、劇場版ウルトラマンブレーザーを観てきました! TV本編よりスケールアップしたブレーザーとアースガロンの激闘! めっちゃ強い怪獣! 派手に壊れる名所建造物!! タイトル通りのウルトラ大怪獣映画といった趣で、とても楽しかったです。この記事では、そんな劇場版ブレーザーの感想をさっくりと書いていきます。ネタバレも含みますから、まだ観てない方は観てからね!! 大迫力の怪獣戦まず全編通して、怪獣特撮としての満足度が高かったですね! 序盤のズグガン/タガヌラー戦からして、ガンガ

          【劇場版ウルトラマンブレーザー大怪獣首都激突!】感想/終わらない物語

          #ツブコン2023 行ってきたよ!後編

          行ってきてから何か月経ってるんだよォ! って感じですけど、初日を前編と銘打って感想書いたからには後編を書くのです。いや、もうツブイマでのレンタル期間も終わるが……? 2日目のプログラムからは、 『ULTRAMAN MUSIC LIVE〜ウルトラマン魂2023〜』と 『DARKNESS HEELS Evening Sabbat』の2つを観覧してきました。 様々なウルトラマン作品に参加したアーティストたちが、多くのウルトラソングを披露するウルトラマン魂。そしてジャグラスジャグ

          #ツブコン2023 行ってきたよ!後編

          ウルトラマンTHELIVEブレーザー編STAGE3/STAGE4感想

          時が立つのは早いものです。 もうウルトラマンブレーザーの劇場版が公開されてるんだから。 私も当然観に行くけれど、それはもうちょっと先の話。 劇場版の楽しみの前に、今回は書き損ねていた冬EXPOでのTHELIVESTAGE3『もうひとりの勇者』と、先日横浜で公演されたSTAGE4『未来へ…』の感想を合わせて書いていきます。ようやく!! STAGE3『もうひとりの勇者』 冬EXPOのお話の舞台は、まだ本編ただ中のブレーザー世界。 そこへ現れたのは(もう何代目だよの)バロッサ星

          ウルトラマンTHELIVEブレーザー編STAGE3/STAGE4感想

          【ウルトラマンブレーザー】最終回まで感想/その手に宿った力

          ウルトラマンブレーザーの最終回を……観ました!! うぉぉ良い最終回だったし、良いテレビシリーズだったなぁウルトラマンブレーザー!! まだ劇場版やTHELIVEも残っているけれど、ここで一度己の感想を書きまとめておきたい!! ……ツブコン感想記事の後編がまだですが……冬のEXPOとかもあるんですが……それはまぁ、追々で!! 積み上げた単発ウルトラマンブレーザーの最大の特徴、これでしたね。 他のウルトラマンとの干渉が無く、ニュージェネウルトラマンの中では縦軸の描写もギリギリま

          【ウルトラマンブレーザー】最終回まで感想/その手に宿った力

          #ツブコン2023 行ってきたよ!前編

          先週、『TSUBURAYA CONVENTION2023』に行ってきました! 通称はツブコン2023。円谷プロが2年ごとに開催する、2日間の大型イベントです。とはいえ、2年前は感染症対策の為にリアル開催は断念。今年は初回以来4年ぶり、念願のリアル開催でした! いくつものプログラムがある中、今回私が参加したのは以下の4つ。 1日目 『NEW GENERATION THE LIVE スターズ編 TSUBURAYA CONVENTION 2023 SPECIAL STAGE』

          #ツブコン2023 行ってきたよ!前編

          【THELIVEウルトラマンガイア編】ガイアに会えた!!

          もう二週間ほど経ってしまったんですが。 今月頭の11月3日、銀座博品館にて『TDG THE LIVEウルトラマンガイア編』を観て来ました~! TDG THELIVEは、ウルトラシリーズの中でもティガ・ダイナ・ガイア世代を主役に据えた作品群の名称です。その大きな特徴は、TVシリーズ等々の展開を踏まえた「当時のファン向け」に制作されていること。 今回の『ガイア編』でも、TV本編から25年後の今を舞台にガイアとアグルの活躍が描かれました。 更に今回、ガイア編の大きな目玉として、

          【THELIVEウルトラマンガイア編】ガイアに会えた!!