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イスラエルがムスリム同胞団のハマスを使い、ガザの人々をイスラム原理主義者にした

7750文字

はじめに

櫻井ジャーナルにある英文のスクショを読みたくて探したのだ。櫻井ジャーナルの説明はぶっきらぼうすぎ。ワシは英文を読めないので、これ証拠のソースと言われても不安。。それで画像翻訳や原文を探し出して翻訳したのだが、とても大事な事が書いてあるのに抜けている。
より大事なのはハマスの資金源がイスラエルを超えて、ガザの人々をイスラム漬けにしたのは回り回ってイスラエルだ。

周りの状況からそうではないかと思っていたが、ハッキリした文は見つけていなかったのだ。ガザの人々にジハード戦士になるイスラム教を与えたのはイスラエル。世俗派VSイスラム教徒の対立があると睨んでたが。イスラエルがエジプトに戦争を仕掛ける前はガザはエジプトの統治で、当時はムスリム同胞団に所属するイスラム主義者の活動は禁止されていたのに、解禁させ、サイード・クトゥブ思想(イスラム原理主義)をばら撒き洗脳したかったのはイスラエル!


1.ロイターの記事だ

REUTERS
WORLD NEWS SEPTEMBER 27, 2007 / 10:41 PM / UPDATED 16 YEARS AGO
Money trail to Hamas begins with Israeli banks
By Adam Entous - Exclusive

これは魚拓だが、現在も消されず残っているよ。

REUTERS
WORLD NEWS 2007年9月27日 / 22時41分 / 16年前更新

ハマスへの資金の流れはイスラエルの銀行から始まる

Byアダム・エンタス

テルアビブ(ロイター通信) - イスラエル当局は先月、ハマスの資金を追跡していたが、予想外の発見をしたと発表した。
関係者は今週、匿名を条件にロイターの取材に応じ、この事件は法務省のマネーロンダリング防止当局による調査に飛び火し、ガザ地区のパレスチナ系銀行との金融関係を断ち切るかどうかをめぐってイスラエル政府や銀行界で議論を巻き起こしたと語った。

2.イスラエル トウディの記事だ

同じ記事の続きかと思い混乱した。これは残念ながら原版が見つからなかった。

Israel funding Hamas, Olmert admits

Israel Today 30 Giugno 2008


イスラエルがハマスに資金提供しているとオルメルト氏が認める


今日のイスラエル 2008 年 6 月 30 日


エフド・オルメルト首相は水曜日、ガザ地区のハマス政府への毎月数億シェケルの送金を許可していることを認めた。

資金のほとんどは、イランやその他の支援的な中東政権への資金調達旅行の後、ハマスがこの地域に密輸するドルとユーロを両替してガザに入る

今週初めに首相官邸に宛てた書簡で、シュラト・ハディン(Shurat Hadin)イスラエル法律センターは、政府が自ら表明した政策にもかかわらず、ガザにおけるハマス支配の永続化を積極的に支援していると警告した。シュラト・ハディンのディレクターであるニツァナ・ダルシャン・ライトナー(Nitsana Darshan-Leitner)氏は、ガザ地区での通貨であるイスラエル・シェケルの流入がなければ、ハマスの支配は財政的に不可能になると説明した。ガザへのシェケルの入国を許すことで、イスラエルは、イスラエル自身が主張する西側諸国によるガザの経済封鎖を破り、テロ組織による資金洗浄を手助けしており、これは2005年のテロ資金供与法の直接的な違反であると指摘した。

さらに悪いことに、「イスラエル政府のシェケル送金政策が、ハマスのテロリストのネゲブコミュニティへのミサイル攻撃を支援している」という事実だと、ダルシャン=ライトナーは述べた。

これに対して。オルメルトの事務所は、「資金の移転が継続されることにイスラエルの関心があるという結論に達したため、ガザ地区への一定額の送金を継続する決定が下された」と書いている。

シュラト・ハディンは、資金の移動が止まらなければ、国内裁判所と国際裁判所の両方で政府を訴えると脅している。


3.ワシントン・ポストの記事
(The Washington Post)

How Israel helped create Hamas

By Ishaan Tharoor
July 30, 2014 at 12:31 p.m. EDT

イスラエルとガザ地区の国境沿いで撮影された、パレスチナ自治区に沈む夕日。
( ジャック・ゲズ / Jack Guez フランス通信)

イスラエルはいかにハマスの誕生を助けたか

By イシャン・タルール

2014 年 7 月 30 日午後 12 時 31 分 EDT

すべての兆候は、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相の政府が、イスラム過激派組織ハマスの能力を粉砕しようとしているため、荒廃したガザ地区で長期戦を行う準備ができていることを示しています。 現在進行中の紛争はすでに流血の犠牲者を出しており、パレスチナ人の死亡者数は、三週間で少なくとも1,383人のパレスチナ人の死亡につながったイスラエルの2008年から2009年のガザでの爆撃と地上攻撃の合計に近づいている。

ネタニヤフ首相は、ハマスの戦闘員がイスラエル領内に潜入するためのトンネル網を手始めに、パレスチナの飛び地を完全に非武装化したいと考えている。しかし、戦時下を得意とするハマスが踵を返している。火曜日、ハマスのスポークスマンは、ネタニヤフ首相の「脅しはハマスやパレスチナ人民を怯えさせるものではない」と述べた。

エジプト政府ガマル・アブデル・ナセル大統領

一方、ガザ地区では、エジプトで禁止されているムスリム同胞団に所属するイスラム主義者の活動が公然と許可されており、世俗国家主義のエジプト政府『ガマル・アブデル・ナセル政権』がガザ地区を統治していた頃とは大きく異なっている。 1967年のアラブ・イスラエル戦争後、エジプトはガザの支配権をイスラエルに失い、イスラエルもヨルダン川西岸を占領した。 1966年、ナセルは同胞団の主要知識人の一人であるサイード・クトゥブを処刑した。 イスラエル人は、車椅子のシェイク・アフメド・ヤシンを含むパレスチナ領土のクトゥブ支持者を、アラファト大統領のPLOに対する有用な対抗勢力とみていた。

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