これを知っておけばOKなこと

「足る」を知ると良いらしい。

 知足という言葉は老子にもあるし、仏典にもあるらしい。ただ、老子は「今の分限で満足していなさい」という道徳訓なのに対し、仏者の言う「知足」は全く意味が違う。仏教の「知足」は「足りていると知れ」だ。今までも、これからも、ずっと満ち足りている。

 今以外の時間にはどう頑張っても行けない。ここ以外の場所にはどう頑張っても行けない。この「絶対性」って何に例えたらいいのかなあと考えたけれど「刑罰」とかかもしれない。「今」とか「ここ」から脱走しようとしてみて欲しい。どんだけ跳ねても過去にも未来にも行けないし、全力疾走しても「ここ以外の場所」には行けない。

 完全に現在という十字架に磔にされている。人間は現在という刑に処されている。今のここ以外に行くのは「不可能」なのだから、何かを求めるのも不可能だ。不可能なことをしようとすると苦しむ。だから不可能なことをやめる。不可能をやめれば「現実」だけになる。不可能なことをしようともがいていたのをやめると、満ち足りていたことに気づく。一枚の事実だけがあり、欠けているものが一つもない。

 「ジタバタ」が不幸の原因っぽい。瞑想をしてジタバタ暴れる子供をあやすと、湖は静かに満ち足りていたことに気づく

 

勉強したいのでお願いします