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本質・哲学

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記事一覧

虚無主義を徹底化する

一番端的に虚無主義を表している言葉はこれだと思う。  シオランという作家は冷めたところが…

げんにび
7日前
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最近フォロワーが増えてきた まなざし

 僕は人より自意識過剰なので人より余計に気にしてしまうが、フォロワーが増えると書きたいこ…

げんにび
12日前
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仏教徒の考える一神教

 フォイエルバッハは、神を人間の本質の対象化とした。そして人間の本質とは愛であるから、神…

げんにび
13日前
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誰のせいで社会が腐っているのか?

 日本が暗い。格差社会らしい。僕の子どもの頃は「日本の未来はwowowow世界がうらやむyeahyea…

げんにび
7か月前
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MBTI診断を批判する なぜ流行るのか

 河合隼雄の本に書いてあったが、内向とか外向というのは診断の時に使うものであって、素人が…

げんにび
6か月前
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松本人志 ザコシショウ バーバパパ Franz K Endo 油粘土マン 変人

 Twitterから引用した。  この辺のコンテンツに思うところがあったので、この機会に言語化…

げんにび
4か月前
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愛のキリトリ

 「哲学探究」に面白い比喩があった。例えば緑の絵具でキッチリ境界を画定すると、キッチリとした定義ができる。例えば「愛は与えることだ」。けれど、言語の実態はそういったものではなく、善とか愛とか使い古された言葉は、いろんな色と形でぐちゃぐちゃになった色の塊で、そこからは〇や♡など、好きな形を取り出すことができる。ぐちゃぐちゃの色形から、恣意的に定義を切り取ることができるので、議論が成り立たない。  ブログに昔、「愛とは看病だ」と書いたことがある。多分それは比喩とかではなく、僕が

儀式とASD 役割 なりたい

 ゴフマンという社会学者の本を読んでいて、あるエピソードを思い出した。この本では「自分の…

げんにび
2か月前
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何が正しくてどう生きるべきなのか 精神医学とか

 仏教科を卒業して、仏教を趣味にしながら福祉をしている人と話した。法華経が好きだと言って…

げんにび
1か月前
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なぜ現代日本の小説はつまらなくて、哲学をやってる奴は頭がおかしいのか

 現代の日本の小説がつまらないのと西洋哲学をしている人の頭がおかしいのは、パッと現代小説…

げんにび
1か月前
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否定神学的言語観 東洋 芸術 ASD

 芸術家のASDの友人が「幼い頃に"言葉というものがあるから母親とは絶対に分かり合えない"と…

げんにび
1か月前
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実証主義 気功 眼に見えない物

 気功の本を買って試してみた。以下のような現象が起きた。 ・肩こりが治った ・腰痛が改善し…

げんにび
1か月前
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日本におけるキリスト教 深い河 遠藤周作

 遠藤周作の「深い河」を読んだ。遠藤周作は好きな作家で、沈黙は映画まで見たし、エッセイも…

げんにび
1か月前
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美しい地獄 差異について

 「反逆の神話ー反体制はカネになる」という本を読んでいる。要約すると、こんな感じ「カウンターカルチャーの人間は、"社会に順応して歯車になること"を悪だと考えているから、文化・社会そのものを覆すために無意識に存在する(とフロイトが主張した)性的衝動や攻撃衝動を解放することを目指す。それがギャング文化だったりフリーセックスだったりするが、実は文化に抑圧された「無意識」など存在しない。「他人と違うアイデンティティが欲しい」という消費主義的な競争しか存在せず、カウンターカルチャーとい