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メル・ギブソン監督『ブレイブ・ハート』闘い続ける!アツい物語



<作品情報>

メル・ギブソンが監督・製作・主演を務め、スコットランド独立のために戦った実在の英雄ウィリアム・ウォレスの生涯を描いた歴史スペクタクル。13世紀末のスコットランド。残虐非道なイングランド王エドワード1世の侵略により家族を殺された少年ウィリアム・ウォレスは、故郷から遠く離れた叔父のもとで暮らすことに。やがて成人し故郷に戻ったウォレスは、幼なじみのミューロンと恋に落ち結婚するが、彼女はウォレスの目の前でイングランド兵に殺されてしまう。復讐を誓ったウォレスは、圧政に苦しむ人々とともに自由と解放を求めて立ち上がる。共演は「ラ・ブーム」のソフィー・マルソー、「アルカトラズからの脱出」のパトリック・マクグーハン。1996年・第68回アカデミー賞で作品賞・監督賞など5部門を受賞した。

1995年製作/178分/アメリカ
原題:Braveheart
配給:20世紀フォックス映画
劇場公開日:1995年10月14日

https://eiga.com/movie/48999/

<作品評価>

75点(100点満点)
オススメ度 ★★★☆☆

<短評>

おいしい水
メル・ギブソン監督主演の作品賞らしい壮大な大作です。それと同時に史実とはかなり異なることから論争を呼んだ作品でもあります。
Wikipediaにもかなり史実との違いが詳しく書いてあります。まあそれは置いておくとしても、古きよき英雄譚だなぁ、という感じです。素直に面白かったし感動しました。
メル・ギブソンは政治劇を細かく描写するよりも戦争シーン、拷問シーンがやりたかったんだな、とよく分かります。実際三時間近くあるこの作品、戦争と拷問、殺人シーンにかなりの時間が割かれており、恋愛や政治的駆け引きはかなり淡白に、なんなら記号的に描かれています。
また、保守派として知られるメル・ギブソンだけあり、処刑シーンなどはキリストに重ねられているのは明らかで、なんというか宗教的ないやらしさを感じてしまいました。こういう生き方がいいんだ、という押し付けに思えたり。
ただやはり2000人のエキストラをつかったという戦闘シーンは圧巻ですし、三時間という長尺にも関わらずあっという間でした。あとソフィー・マルソーが美しいですね。

吉原
スコットランドの英雄ウィリアム・ウォレスの半生を描く歴史スペクタクル。とにかくかっこいい!壮大で美しい映像美と戦闘シーンに圧倒されます。メル・ギブソンの知的かつ男らしい勇敢な戦士の演技も見所の一つで、3時間は少し長いですが、自由を求めて戦う男たちの物語に魅了され、気づいた時にはあっという間に時間が過ぎてしまっていると思います。「ロード・オブ・ザ・リング」の様な壮大な作品が好きな方に是非お勧めしたい作品です。本作の後日談として「アウトロー・キング 〜スコットランドの英雄〜」という作品がNetflixオリジナルで制作されているのでそちらも併せて是非。

<おわりに>

 メル・ギブソンらしい力強い作品ですね。アカデミー作品賞に納得できるかは置いておいて、誰でも楽しめる作品になっているのではないでしょうか。

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