【渡米】コロナ禍でのWGIオーディション体験談ー渡米前準備編ー【マーチング】

皆様、ご覧いただきありがとうございます!中嶋航佑と申します。コロナ禍でのWGIオーディションで、主に海外渡航での注意点などを私の体験を元に、二回に分けてお伝えしていきます!これからWGIやDCIのオーディションを受けに行きたい人の参考になれば幸いです😊
前編は渡米前の準備についてです!
※情報は全て2021年9月27日時点のものです。

【渡米前準備】

DCI/WGIのオーディションは事前の準備がとても重要です。オーディションの内容に集中するために、トラブルの原因や不安要素をできるだけ無くしておいた方が良いと思います。
準備することは多いですが、もし何か準備不足で入国できなかったりオーディションに参加できないとなると大変なので、私も入念に準備をしました。
特に今は社会情勢の変化がめちゃくちゃ激しいので、アメリカ挑戦を考えている人は、渡米を決めた日から帰国して帰宅するまで情報収集はこまめに行うことをお勧めします!

さて、それでは私が行った主な準備を6つピックアップしてお話ししていきます!

STEP1〈チーム決め・オーディション情報集め〉

まずは受けるチームを決め、オーディションについての情報を集めました。行きたいチームによってオーディション形態やコロナ対策も様々で、それによって旅行の日程が決まるからです。

例えば、Broken City Percussionのオーディションはアメリカ在住の人以外はビデオ審査のみでした。
Dark sky percussionは9/24締め切りのビデオ審査を一次審査として、二次審査に進むと10月の対面オーディションへの参加が必須でした。

またPulse/POWのオーディション情報は最初は9/18.19と発表されていたものの、あとから9/26にも二次オーディションをすることが発表されました。
私は発表されたときに既に20日に帰国する便のチケットを取ってしまっていたので困りました…。結局ビデオ審査にしてもらいましたが、事前に二次、三次のオーディションがあるかどうかはディレクターに確認した方が良いです。

オーディション情報はチームのHPや各種SNSで発表されます。またFacebookではチームによってAudition interest groupというグループが作成されている場合もあるので参加しておくと便利です!
例)Vessel Indoor Percussionのグループ↓


STEP2〈チーム・州ごとのコロナ情報の調査〉

チームを決めたらそのチームの参加の条件や州ごとの検疫対策を調べましょう。州や市の行政機関によって必要な手続きや行動制限も様々です。

僕は今回カリフォルニア州で行われたRCCとPulse/POW Percussionのオーディションに参加しました。
カリフォルニア州では、私が行った時点では特に制限等はありませんでしたがCenters for Disease Control and Prevention(略してCDC、厚労省のアメリカ版みたいな機関)が発表しているガイドラインに従うように推奨していました。以下はその主な内容です。

<ワクチン接種完了者>
o 旅行後 3~5 日以内に検査を受ける(陽性結果が出た場合、自主隔離)
o COVID-19 の症状を自己観察する(症状が出た場合、自主隔離および検査)
o 州および地域(州政府、地方政府)の推奨事項または要件に従う
<ワクチン接種未完了者>
o 旅行後 3~5 日以内に検査を受けるとともに、旅行後丸 7 日間は自主隔離する。(検査結果が陰性であったとしても、丸 7 日間は自主隔離)
o 検査を受けない場合は、旅行後 10 日間は自主隔離する。
o 検査を受けるかどうかに関係なく、14 日間は重症になるリスクが高い人に近づかない。
o 州および地域(州政府、地方政府)の推奨事項または要件に従う

渡航に関する情報は以下のサイトが参考になりました。
カリフォルニア州への旅行について
在ロサンゼルス日本領事館コロナウイルス関連情報
CDCのトラベルガイドライン

私は当時ワクチンを一回しか打っておらず、自主隔離の対象だったので、その期間を含めたオーディションの七日前に現地入りすることに決めました。
また、RCCのオーディションは渡米前の8月6日時点ではワクチン接種は必須ではありませんでしたが、オーディション一週間前にワクチンの接種、もしくは陰性証明書の提出が必須に変更されました。またスマホを使った健康状態の報告や質問への回答も求められました。そういったこともあるので、メールやHPはこまめに確認した方が良いです。
またワクチンが必要かどうかなどは、HPなどに記載されていないこともあるので、私はHPに載っているチームやチームのディレクターのメールアドレスに直接連絡して情報を集めました。

STEP3〈航空券の確保〉

チームを調べてオーディションの日程が決まったら航空券を取りました。
ここで気を付けたことは、乗り換え便の有無です。
基本的に、日本↔アメリカの直行便が安全です。安いからという理由でアジアやヨーロッパの別国を経由する共同便を利用すると、乗り換え先でその国専用のコロナ関係の書類が求められたり、直前に入国した国によってアメリカへの入国が制限される可能性があるからです。
なので多少高くてもアメリカへの直行便をお勧めします。

また、日本に帰国した際、現時点ではコロナ対策により、チケットを取っていても国内便の乗り継ぎには乗れないので注意が必要です。
例えば行きは、関空→成田→LA国際空港、で行けるのですが、
帰りが、LA国際空港→成田→関空、の場合、成田で強制的に降ろされて、新幹線やバスなども使えなくなります!この辺りは次回詳しくお話します。

航空券はエアトリやスカイスキャナーなど、複数の検索サイトがありますが、同じ券でもサイトによって値段が違うので、安いものを見つけるために複数のサイトで比較して探しました。

STEP4〈宿泊先決め〉

航空券が取れたら、アメリカでの滞在先を探しました。私は今回二つのチームのオーディションを受けるということで、一週間の自己隔離を含めて9/3~9/20の間アメリカに滞在していました。その間ずっとホテルは流石に無理なので、ホームステイ先を探しました。

探す手段は恐らく三つほどあり、それぞれ
・FacebookのInterestグループで泊めてくれる人が居ないか聞く
・チームのスタッフに連絡して探してもらう
・DCI/WGIを経験した先輩の友達を紹介してもらう
です。
私はこの中の、三つ目を選びました。DCI/WGIに行っていた先輩が実際にホームステイしていた所や、元チームメイトの家に泊めて頂ける可能性があると思ったからです。
先輩に探していただき、ホームステイさせてもらえる家庭を紹介していただきました。本当に有難かったです。
またホームステイ先のご家族に、アメリカでのPCR検査の予約方法などを教えていただいたり、英語の発音に耳が慣れたり、何より数日間コミュニケーションを楽しめたので、3日や4日の短期間だったとしてもホームステイした価値はめちゃくちゃあったなと思いました。

STEP5〈必要書類・手続きの準備〉

いよいよコロナ禍ならではの一番面倒くさいポイント、書類・検査の準備です。笑

基本の装備であるパスポート、ビザ(ESTA)に加えて、必要な書類が
〇出国前72時間前に受けたコロナウイルス検査の陰性証明書(英語表記)
〇アメリカ入国についての誓約書(実際のフォーマット
〇日本入国についての誓約書(実際のフォーマット
の三つです。これに加えて、地域によって多少手続きが変わります。
例えば、ロサンゼルス市は、米国外やカリフォルニア州外からロサンゼルス市に到着した際にオンラインフォームの提出を義務づけることを発表しています。

また私はハワイを経由してアメリカ本土へ入国しましたが、ハワイでは、ハワイ政府指定の病院で受けた検査の陰性証明書しか認めらず、それ以外の病院だと例え陰性でも強制隔離になる場合があります。以下は指定の病院が記されたサイトです。

https://hawaiicovid19.com/travel-partners/


またハワイ入国の際にもオンラインフォームの送信と陰性証明書のアップロード、また入国専用のQRコードの取得が要求されたりしました。
こちらがその専用サイトです。

またコロナウイルスの検査方法、検体(鼻水か唾液かなど)、も指定されている場合があり、その細かい違いまで調べることに苦労しました。
他にも陰性結果は「Not」ではなく「Negative」と記載されていないとダメだったり、日本語の陰性証明書ではダメだったりと特に注意を払って調べました。

日本でも病院によって海外渡航用のPCR検査やLAMP検査などを取り扱っているところがあったので電話で問い合わせたり、必要事項が記載されているかどうか何回も確認しました。

STEP6〈荷造りをする〉

あとは荷造りです!必要書類、クレジットカード、米ドル紙幣、スティックとパッドさえあれば、あとは何とかなると思います。笑
この辺りは普通の旅行グッズに衛生グッズを加えただけでした!
次回に詳しく書きますが、日本帰国のためにアメリカで検査を受けたときに、200ドル程度の現金支払いをしなければいけなかったので、現金を多めに持っておいて安心でした。

最後に

事前準備をしていくうえで、本当に助けられたのが「人との繋がり」でした。先輩に何度も連絡して、必要な書類や気を付けることを聴いたり、ステイ先の相談など…本当にたくさん助けて頂きました。
そしてそのDCI/WGI経験者の先輩と知り合うキッカケになったのがマーチングオンラインサロン〈unIverse〉でした。
「自分もアメリカに行きたいけど相談できる人が居ない」、「情報が欲しいけれど誰ともつながっていないから聞けない」と思っている人には本当に助けになる環境だと思います。ここでプロの講師の方に知ってもらえたり、アメリカを目指す同世代と出会えて情報共有したりすることが出来たからこそ、私は不安を解消してアメリカを目指すことが出来ました。
レッスンではオーディションを受ける上でのメンタルコントロールや技術的な対策なども聴くことができたので、本当にサロンの存在は大きかったです。

サロンでは毎週トーク形式のレッスンが行われています。
オーディションで実際にやった具体的な内容や学んだことなどは先にサロンでシェアしていきたいと思うので、良ければ覗きに来てください!

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それではまた次回、もしくはサロンで、お会いしましょう!!!


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