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地方帝大の衰退と東京一極集中の歪み


公立中基準論と14歳の自分説を基礎に纏められた、悪目納豆氏の『魂の格理論』。そして、それを咀嚼したおせち氏の『魂の格、早慶が旧帝に勝利する日』は全ての🤡たちにとって聖典・バイブルと呼ぶべきものである。(このnoteの読者の多くは、すでに目を通していると思う。)

この記事では主に地方帝大と早慶にまつわる魂の格と金について、前述した両記事をベースに話していきたい。



コスパの早慶

まず、キャリア厨たちにとっては周知の事実であると思うが早慶は学歴を『コスパ』で見た時、間違いなく最強である。


出身大学別の
三十歳時年収ランキング

無論、入試制度に差が多く単純な比較が難しいのは承知の上だが早慶の難易度と言えば、文系上位学部は旧帝の東名や阪大、下位学部は金岡広熊レベルだろう。また、科目数が少なく、対策がしやすいと言うのも良い。推薦入試も含めれば、全体の難易度は更に一段落ちる。それでいてこの卒後の待遇はあまりにもコスパが良いと言える。

魂の格、旧帝

各旧帝大もコストはともかくとしてパフォーマンスとしては十分な待遇を得られている。特筆すべきなのは早慶には無いものがある事だろう。それが周囲からの羨望、魂の格である。旧帝大は我々の三代・四代前からエリートの証であり、卒業生は常にこの国を背負う人材として期待されていた。現代でも旧帝大卒業生は主にそれぞれの地元で活躍しており、各地方における知名度、影響力は絶大。地元ではその地方の旧帝大が魂の格に置いて最強"だった"。地方の高校生にとって学歴の知識を得る機会は教師や親族からが主であり、地方の教師や親族に取って最もレベルの高い層たる旧帝は常に意識の最前線にあるものであった。

歪み、早慶の『魂の格』上昇

・地方の衰退とSNSの発達に伴う"東京"の影響力増大

旧帝大のその権威も、地方の衰退と東京一極集中の流れに逆らえず日々衰えている。

人口増減の図
首都圏を始めとした一部都市圏を除き
多くの土地が青に染まっている
2010年の段階でこれである。現在は更に加速している。

また、SNSの発達により地方に東京の価値観が浸透し、早慶の知名度・評判は急激に上昇しているというのは、おせち氏のnoteに書いてある通りである。どうやら、私の周囲の大人(ほぼ高卒)は高学歴の代名詞に『東大早稲田慶應』を使っているらしい。つい数ヶ月前まで在籍していた九州のチホーコウリッチューでも、九大より早慶の方が明らかに通りが良かった。クイズ番組や、SNSの影響だろうか?全人口のうち、大学に進学する半分、そこから熱心に受験勉強をして早慶を冷笑する層は僅かであり、一般的な大衆からの評価を早慶は大きく伸ばしている。

魂の格と金の関係に生じる捩れ

さて、このnoteの主題はここである。旧帝大の知名度や影響力から来る魂の格の劣化、そして早慶の魂の格上昇。これにより、早慶は本来相反するはずの金と魂の格の両立が出来てしまうのである。

日大卒年収5000万中小企業経営者と
東大卒年収1000万弁護士。

私立医卒年収3000万美容整形外科医と
東大卒年収500万JTC


いずれも後者の方が魂の格が高い…美容整形でバリバリ稼いでます!と東大を出てあの有名企業に就職しました!ではどちらの方が大衆の羨望を攫うことができるだろうか、と言う話である。上で挙げたように、基本的には魂の格と金は相反するものであり、どちらかの選択を迫られる。しかし九大卒インフラ勤務より、早慶卒の方が金も、大衆からの評価である魂の格も得ることができるのだ。もはや今の早慶は、かつての旧帝の魂の格と従来の、かねてより日本のビジネス界に君臨する早慶の給与を併せ持つ情報化の進んだ学閥社会の"捩れ"そのものとなっている。

あとがき

もはや一部都市圏以外は衰退の一途を辿る中、早慶の存在感は全国で大きくなっている。受験に興味がない層はテレビの高学歴芸人(大体慶應)や正月に集まってみる駅伝をもってして、有名私大を評価しているのだ。5教科7科目をこなしているから偉い!などと意味のわからない定規を振り回す学歴厨や大学は学問のための場所であって就職予備校では無いなどと宣うクソ忌々しい学問厨の発するノイズに惑わされず、自分に取って何が最適かを考えて進路を選択するべきであると思う。

初投稿な上、短時間で書いたので内容が薄く、短いものとなってしまっていることをここに謝罪する。
次回は質の向上に努めたい。それでは、アマンレジデンスで会おう!


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