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ProTour Los Angeles【対戦編】

対戦前の話はコチラ

前回はPT前日の話で、今回はPT本編です。
1日目はCC4戦+ドラフト3戦
トータル4勝3敗以上で2日へ進出です。

デッキ解説

デッキはコチラ

PQの時とは採用できるカードプールこそ変わりありませんが、HVYの追加によりBruteやVictorの躍進もあり、それらを厚めに見ています。
LeviaやKayoとやり合うために《Scar for Scar》を入れたり、対Guardianはファティーグを咎めるために《Ghostly Touch》を入れたタイプです。
Katsuは切り気味で、本来は《Miraging Metamorph》を入れたいのですが、Guardianのサイドに枠を裂いていたことや、Brute相手にはあまり刺さらないこともあり採用を見送りました。

いずれもポッパーの枚数が多く、Dromai視点では打点を通しにくく厄介
(勿論相手側視点では横並びのドラゴン処理が面倒だと思ってそうですが…)

《Flamecall Awakening》を入れているのは、ポッパーの多い構築に対しGo again持ちのAAを増やしたかったのと、《Tome of Imperial Flame》から《Enlightened Strike》を引いたとしても《Phoenix Flame》をコストに充てられて組み合わせが悪くなかったので採用しています。
Lexiの頃に比べてHit時効果を防ぐことを強要される場面が減ったこともあり、多少防御値を下げても許容できると判断しました。

《Flamescale Furnace》と組み合わせてCnCを打つ組み合わせは最高のカード

HVYの新カードからは《Balance of Justice》を採用。Leviaの《Bloodrush Bellow》に少しでも抗える手段として入れています。Katsuの《Art of War》に対しても有効なのがgood。
《Crown of Dominion》ではなくなるため、赤本や金トークンによるAsh生成が出来なくなるため、Ashの取り回しが悪くなりますが、そもそもドラゴンに頼れるマッチでは無いのでそれ程影響はないかと思います。
一応そのケアとして《Sweeping Blow》を入れています。これもポッパーでないAAになりますし、防御値もしっかり3あるので守りにも回せます。

ProTour1日目 CC

1戦目 Katsu 後手 〇

本PTではほぼ捨てるぐらいの気でいたKatsuと初戦からマッチング。装備品はDromaiに対しても《Mask of the Pouncing Lynx》+《Heartened Cross Strap》で、バーストを狙う型だと直ぐに判明しました。《Mask of Momentum》と比べてDragonを並べた時のリスクが低いのは助かります。
選択権を得られたので、CoP ではないので先手で金トークン作ることもないですし、後手を選択。先手で小太刀を2回振ってきたので、Silken FormのQuell2回でAshに変換。返しにナリシングを打って、Ashを確保しつつ、序盤はドラゴンを並べずに殴り合う体制を整えていきます。
Silken Formはピッチで防御出来るので、後手でもナリシングが打てるのが良い所です。

後攻ならSilkenのQuell、先攻ならWave of Realityの2回1点軽減で小太刀を避けます

その後《Rake the Embers》+《Belowing Mirage》でAshwingを4体展開。Rakeだけでは小太刀2回+コンボ始動の的になるだけなので、4体以上並べるのは理想的な動きです。
《Mask of Momentum》ではないためか、返しのターンにAshwingを無視して、胴体を絡めた《Bonds of Ancestry》を2回絡めたコンボターンを作られますが、AoWが乗らなかったので致命打にならず。
その後お互い残りライフ5vs5ぐらいになり、ドラゴン処理で手札を使い切ってくれた時に限ってAsh無しで《Scar for Scar》、DR2枚、《Invoke Azvolai》の絶望ハンド。やむを得ずGo againの無い《Scar for Scar》を打ちますがこれに対し相手ノーブロック。AB装備は無いため、《Azvolai》を通せば勝てるので、胴体起動でAshを生成して生き残れば勝ちの状況を作ります。
返しのターンに《Ancestral Harmony》。Combo持ちが捲れるかどうかで手数が変わりますが、捲れたのは《Surging Strike》。爆発力もなく守り切って、《Azvolai》を出して勝ち。

2戦目 Kayo 後手 〇

先手を取って金トークンによるAsh生成とドラゴン展開をしたいマッチですが、先手を取られてしまいます。
中盤に《Bloodrush Bellow》を絡めた攻撃が来ますが、《Miragai》+《Passing Mirage》が見えていたため、ここは受けてドラゴン展開で返します。19vs33とライフ差を大きく付けられますが、盤面さえ整えてしまえばあとはコチラが優位になります。
《Scabskin Leathers》を起動するも、2や3とAPの増えずに済みます。相手も1が出ない限り《Gambler's Gloves》も切らず諦めてフェイスを詰めてきます。防御を貫通に回しつつ、負けじとCromaiやKyaloriaを並び返し、ブロックせざるを得ない状況を作り、逆転勝利。
ライフで受けてDragonを並び返して勝つ。Lexiが生存していた時代に何度もやった勝ちパターンですね。

Dromai視点だと腕装備が無い分OnHitが通しやすくなる印象です
Prismの無限センチネル突破には必須

3戦目 Azalea 先手 ×

《New Horizon》型のAzalea
一般的にはOpt能力のある《Skullbone Crosswrap》を装備している事が多く、今までに相手にしたことが無い型でした。同じく日本勢のまるおさんが2戦目に当たって負けた相手という事で、事前に《New Horizon》を装備していると聞いていたが、どういう違いが出るかもわからず特にプランは変更せず挑みました。

序盤はDRを引けたので、Dominateを付けた《Red in the Ledger》を難なく防御していきます。しかし、防御に使った分こちらも返しが弱くなることや、一番有効になる《Rake the Embers》が引けずに経過していきます。
途中Dragonを展開するもポッパーを適宜当てられてしまい、《Yendrai》単騎で攻めていく中、《Red in the Ledger》が当たってしまい中々打点を伸ばせず。
中期戦の様相となりTunicの1マナを《Death Dealer》の起動に当てることで、実質的に無料1ドローでアドバンテージで負けていき、最終的にDominateで打ち抜かれました。
ドラゴンの対処が苦手なヒーローではあったので、一度マウントを取れればというマッチでしたが、落としてしまいました。

手数で押すHEROにとってRed in the Ledgerは致命傷
3ターンに1度無料ドローできるDeath Dealer+Tunicの組み合わせは強力ですね

4戦目 Kassai 先手 〇

PTの2週間前ぐらいから現れ始めたハチェット型でした。
ポッパーの採用も少なく手数もほとんど2手であるため、一度ドラゴンの横展開さえしてしまえばほぼほぼ負けないマッチです。
先手2ターン目で《Tome of Imperial Flame》×2から《Rake the Embers》×2で怒涛の6体展開して、そのまま押し切って勝ち。
一応装備していたWave of Realityのスぺシが割れずに残っているぐらい大差のゲームになりました。

CC4戦を終え3-1。
ドラフトで1勝でもすれば2日目進出となります。

ProTour1日目 ドラフト

世界王者Michael氏らとの同卓
メンツを見て震えました

3-1ということで、かなり強いプレイヤーとのプールになりました。
1巡目の3ピックまでは中立カードやデュアルクラスの赤いカードを中心に取り、雰囲気的にBruteが人気そうと判断しました。
4巡目で《Miller's Grindstone》を見かけたので、ピックしてGuardianで行くことに決定。
トークンと合わせてパフォーマンスの良くなる《Primed to Fight》や、発動条件を満たしやすく最後の押し込みにもなる《Down But Not Out》が取れたことや、全体的に防御値3多めで取れたので満足めなピックにはなった印象です。

完成したデッキはコチラ

ピックが終了した後確認した結果、Kayo 3人、Warrior 2人、Giardian 3人となりました。
少しClashを重めに見ているため、Warrior辺りを狩りたいのですが、2人だとデッキパワーが高そう…。というかGuardianの潰しあいになる予感。

1戦目 Kayo 先手 ×

《Vigorous Windup》と《Primed to Fight》が初手に来たので、ハンマーを振りつつVigorを作ります。さらにハンマーに対し《Clash of Agility》で防御され、Clashに勝利してAgilityまでゲットします。
返しに6点を1枚防御で受けつつ、《Primed to Fight》(Agility)+《Wage Gold》赤で16点で返します。
序盤かなり優勢に立つも、相手の猛攻を受けつつ《Miller's Grindstone》で返していきたいところでしたが、初っ端のClashで負けてしまい打点-1。3コストAAで返したいのに4,5コストばかり来て表現価値も上手いこと出せず。
1-1までもつれ込むも、デッキ切れとなり負け。
序盤こそ恵まれたものの、《Miller's Grindstone》のClash負けが響いた試合になりました。

2戦目 Betsy 先手 ×

試合途中でWageの有無の確認が甘く、ゴールドの数を誤って実質ターンスキップとなってしまう。(Wageの宣言をしなければ、基本的にはしなかった扱い。こちらはしたと思いトークンのカウント変えてしまった)
1ターンの差が響き負け。

3戦目 Betsy 後手 ×

相手はSP頭装備を持っており、《Money Where Ya Mouth Is》+AAもしくはハンマーで攻めるデッキでした。コチラは2枚防御2枚攻撃で攻めるしかできない構造になっていて、overpowerの前に思い通りの防御も攻撃もできません。
《Money Where Ya Mouth Is》とBetsyの能力でoverpwerを付与し、得られたGoldで《Good Time Chapeau》を起動して以降もoverpwerというループで攻められ続けて負け。
《Good Time Chapeau》がある前提とはいえ、《Money Where Ya Mouth Is》を沢山取られていて完成度の高いデッキで完敗でした。
デッキは悪くはなかったと思いますが、Clashの運やルールミス、デッキの質等まだまだだったと思い知らされました。

まとめ

1日目を終え、3勝4敗となり1日目敗退となりました。
CCは自分の実力が通用する事を実感できたし、ドラフトの壁も痛感する良いゲームでした。CC専だったこともあり至極当然の結果と言えなくはないですが、ドラフトはしっかり練習していきたいと思います。

2日目以降は買い物やらサインやら、後はサイドイベントで《Energy Potion》CFプロモの回収してました。

そしてこの3週間後にPQが控えているわけです...
PTはDromaiが優勝して、LLPointが996。つまりCallingで優勝しなかったとしてもPQ1週目しか使えないわけです。
しかし、大須のPQは第1週目でDromaiのラストチャンス!
(この記事書いてる時点でPQ半ばでとっくにLL行ってますが…)

ということで次の記事は大須PQです。

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