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デラウェア、噛むか飲むか


雪印メグミルクから販売されている「ビフィズス菌SP株ヨーグルト」が安くなっていたので食べてみたのだけど、私には難易度が高かった。


というのも粒々のカプセルが入っており、容器には「カプセルはかまずにお召し上がりください」と書いてあるのだ。



多くの人は小さい頃から「食べ物はよく噛んで食べましょう」と教えられて育っていく。


さらに私は中学時代からダイエットを始め、満腹中枢を刺激するためにも30回噛むことを己に課してきた。

最近はむしろいっぱい食べるために緩めているが、以上2つの事象は固形物=噛む(※薬は除く)という図式を揺るがないものにしたのである。


さらに「かまずに」と念を押された結果変に意識してしまい、あれ、普段ヨーグルトってどうやって食べてるっけ……と軽い混乱状態に。こんな丸呑みみたいな感じだったかしらと、ごうんごうんと喉に送り込むような形で食べ終えたのだった。


もしかしたら、固形が入っていなくてもギリシャヨーグルトのような固いテクスチャーのものは普段から無意識のうちに噛んできていたかもしれない。

そう不安になるくらい、カプセル入りヨーグルトは難敵だった。でもカプセルのおかげで腸にまで乳酸菌がバシバシ届くから今日の私は健康そのものに違いない。


***


噛む話で思い出したのだけど、みなさんはデラウェアをどうやって食べるだろうか。


デラウェアとは、昔からお馴染みの小粒種なしブドウ。指で押し出すだけで身だけがぴゅっと出てくるありがたい仕様とつまみやすいサイズ感により、手が止まらなくなる魅惑の品種である。


もちろん味の良さも魅力のひとつだが、巨峰やシャインマスカットと違って甘みだけでなく酸味も同居している。その小さな体に2つの要素が入っているため、つまむたびに「すっぱい」もまた繰り返されていくのだ。



しかし、これは私が律儀に一粒ひと粒噛んでいるから。世の中にはデラウェアを噛まずにそのまま飲む人もいるのだ。


その1人は、我が母である。超身近。



最初聞いたときは、『小さいとはいえ錠剤よりも大きなものを丸呑み!? なぜ!? 』と信じられなかった。しかし彼女の言い分は至極シンプルで「噛むとすっぱいから」。表面の甘い部分だけを味わい、そのまま食道へ送りこめば酸味と遭遇することは一生ない。



母がそうしているため、デラウェアは噛まなくてもいいんだなあと子どもながらに思ったものだが、それはそれとして私はどうしても噛んでしまう。できれば甘いだけがいいけど、すっぱい! も通らざるを得ない。固形物が入った時点で「ピピー! 咀嚼開始!」と自動的に顎が動き出してしまうから。



母は件のカプセルヨーグルトも難なく食べられるんだろうな。今度コツとか聞いてみようかしら(?)。





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