見出し画像

だって10円パンがなかったから


何にしたって、流行りものには即座に乗れない”たち”なのだ。


アニメや漫画はそもそも見る習慣がないので百歩譲るとして、フード&ドリンクはどうなのか。食べ物のことを日々書いているのなら、積極的に参加していったほうがいいはずなのに。


しかしそうは問屋が卸さない。元来の天邪鬼体質、予算との兼ね合い、カロリーとの壮絶な闘いなど、ハードルはいくらでもある。

ハードルと言っても”飛び越える”というよりは”説得する”に近い。

「天邪鬼な私」、「大蔵省の私」、そして「太りたくないマンの私」を相手取るのは、「ちょっと食べてみたいと思っている私」ただ一人。かなりの重労働である。

そのため、粘り強い交渉によってすべてのハードルが取り払われたとしても時すでに遅し。最高潮に達した食欲はしゅるしゅるとしぼませるしかなく、あるいはこうして文章にしたためて昇華させるのだった。



***

今回フラれてしまった相手は「10円パン」である。

韓国の「10ウォンパン」がルーツのスイーツで、ベビーカステラ生地にチーズが入っており、割るとびよーんと伸びるらしい。チーズハットグしかりレインボートーストしかり、みんな伸びるチーズ好きだな。

そんな私もチーズ好き。それに、ベビーカステラの甘さにもよく合いそうではないか。




しかし、またしても乗るのが遅すぎた。

取り扱っていると聞いていた店へ赴いたところ、すでに別の商品に乗り換えていた。こういうときに限って最新情報を調べずに行ってしまって、店先のメニュー看板を見てとぼとぼと買える羽目になるのである。


あーあ、せっかくお昼ご飯スープだけにしてきたのにな……。



!???!?!?!


転んでもただじゃ起きないのが私である(※食べ物に限る)。


食べたいものリストは増える一方で、常にキャンセル待ち状態。さらに今回はお腹に余裕があるため、ボリュームがあるものも気にせず選べる。じゃあクレープっしょ。


以前、「推しぬい(ぬいぐるみ)を収めるクレープ型マスコットをゲットしてから食べる」と申し上げたことがあった。その件、諦めました。近隣のガチャガチャエリアのどこにもなかったんだもの。


初めましてのクレープ屋さんだったが、生地もクリームも非常にちょうど良かった。もちもち・カリカリを売りにせず、クリームも大量に入れず(クリーム増量はオプションで注文可能)。「こういうのでいいんだよ」を地でいくようなクレープだった。オアシスはここだったか。



***

10円パン?なんだっけそれ?というくらいには回復させてもらった。


困ったときにはクレープ。これが最適解なのかもしれない。






この記事が参加している募集

至福のスイーツ

今月の振り返り

最後まで読んでくださり、ありがとうございます(*‘ω‘ *) よかったらスキ・コメント・フォローをお願いします! もしもサポートをいただけるのなら、私が気になっていた食事やおやつを食べる金額に充てさせていただき、記事にしようと思っています✏