カプセル旅行【詩】
カプセルに入って旅に出よう
飲めないなら忍び込めばいい
簡単に開けられることもなく
こっそり抜け出すにも最適だ
長い長いトンネルに飛び込み
側面の地層をひたすら眺める
急にポンと吐き出されたのは
星たちがつどうパノラマ世界
こんにちは、と挨拶しながら
星たちの間をぬって滑ってく
みんなの内から輝く微笑みで
お腹がぼうっと温まってきた
いつしか目の前に大きな月
「1番いいときに来たね」
文句なしの三日月姿で笑う
「君はこれからどこへ?」
ぼくにもわからないんだ
「それで、いいと思うよ」
月と別れて再び進み始める
さっきよりも角度をつけて
サラサラとかけぬけていく
と、誰かの願いを受信した
そうか、ぼくも星になったんだ
くすぐったいような気持ちで
サラサラとかけぬけていく
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