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歯車と鶴 【詩】


2つの歯車
隣り合って回ってる

どちらも微かに歪らしく
時々ギギギと擦る音

何かが磨り減って


雨の置き土産=錆
赤茶に染まる歯車2つ

それでも無理やり回ろうと
四方に飛び散る小さな火花

何かが磨り減って


そこに降り立つ一羽の鶴
純白の羽はすべてを包みこみ……



赤く染まった鶴が飛び去っていく
燃えるような夕焼けを残して


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